katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

今日もあれこれ下地・・・

2023-10-31 23:54:00 | 下地彫り
今日も朝から引き続きあれこれ下地。高洲のサークルで、キウイとキョンキョンと、デイサービスの来月サンプルの絵馬で、3個。今月のデイ・サービスのサンタが10個、蕨でサンタのリースが20個と、サークルで6個、そしてコープみらいのさいたまの5箇所で、一応30個とサークルの4つ。

そうなると73個、今の所それを何とか前倒しで作らないと・・・中々空いている日が少なくなってて、今後の余裕も作りたいのと、彫ってあれば、音が立たないから安心出来るのね。

何しろしながわ水族館の650枚なんて下地からすれば、大した数字じゃ無いものの、凝り方が半端無くて・・・1枚あたりの作業工程が長いのね。そうね、彫るだけで、1時間に5枚程度掛かっていたのね。

これが良くある事で、サンプルは1枚だから、あーだこーだと悩んだ末に、これって事になる。これはね、建築で言うと、設計士とそれを作る職人の関係なのね。例えば、設計士って作る職人の

事を一切気にしていないと思うのね。こーうやったら手間が掛かるだろうな・・・なんてね。それよりも自分の思う最高のデザインを設計するだろうね。それは一切自分がその後、作る側では無い

し、実際作れないから。そんな時に良くある話が、モデルルームを作る時に、実際作って見ると、あれこれと不備が出たりして、揉め事のような事が起こるのね。そうね、図面では良さそうでも、

それはデザインとしてであって、実際作って見ると、これおかしくない?なんて事は、その都度あったりしたのね。まぁ考え方として、モデルルームは実験みたいな感じで、本工事前に色々と、

見て置く・・・なんて感じだろうが、俺がタイル屋の頃、つまり20年以上前では、本工事に
携わってもいたが、元請けじゃ無い限り、相当厳しい値段になっていたのね。

まぁそりゃ考えなくても判る事だが、方や設計士は他とは違う・・・って考えている人で、あって、職人はそれを遂行する人。単純にこれだけなら、まだ何とか成立するんだろうが、

設計士に上司もいれば末端もいるように、元請けは受けて儲けの分を取って、下請けに流せば、当然儲けの率は下がる。それでもまた儲けを出すんで、実際の職人は辞めるかやるかのいずれか。

話はそれたが、こんな仕組みで考えると、設計のkatsuは、何か可愛いの・・・ってデザインを考えるのね。このくらいの大きさの中で、このタイルを使って・・・この木で・・・って。

でもそのサンプルの絵は、デッサン力の無い所を、サンプル提出日に合わせてギリギリに何とか終わって、今度は職人katsuみたいに木を彫るんだけれど、1個の時のサンプルと違って結構果てしない。

しかも、お教室が詰まって来れば、やる時間も限られる。ってその前に・・・の前倒しで、12月分の下地も作っているのね。ただそれは決定している人数で無いのに、前倒しだから、足りない場合

なら追加で彫れば良いが、人数が集まらなかった・・・なんて場合は、余ってしまうなんて事も考えられるのね。つまりそれを何枚作って置くか?って話で、それはどんな業種でも同じで、何個

発注する?って話なんだけれど、ただ大きく違うのは、発注する話は、お金で解決なんだけれど、発注するんじゃ無くて、そこも俺の判断だし、俺が制作なのね。そんな工程を経て、当日、

教えるって時は、一番得意なモザイクなんだから、忘れ物さえ無ければ、当日は何とかなる。要するにそこまでの工程に大きな不備さえ無ければ、何とかなる・・・ほぼ建築と同じ仕組み。

職人が最後は何とかする・・・ただ俺の場合、下絵に困って、更に彫ってもっと厳しくて、教える日が一番楽・・・って感じなのね。何しろ入り組んだ絵は、ペーパー掛けも大変だし、ペンキ塗り

にしても、何色か変えたり、フック付けや台座なんてものも、数が多くなれば、当然手間が増える・・・毎回の事だけど、下地を作る時は、何でこんな絵にしたんだよっ・・・俺かぁ・・・

なんて事になる。まぁそれでも色々工夫して、能率効率アップしているとは思うけど、流石にこれ以上は難しいだろうし・・・。ただ思うのは、何しろ昔を振り返った時に、こんなに凝った下地の

教室だった・・・って思うようであれば良いだけ。お金に見合った・・・ってやり方では、普通になってしまうのね。凄いなんてもんは、一般的では無いから、いわゆるマニアック側になる。

簡単に言えば、なにこれ?って表現なら、そこそこな感じで、ただ大抵のサンプルは使っているタイルが、ほぼ可愛いって素材のものだから、当然仕上がりも可愛くなる。それが可愛い値段なら、

完璧なんだろうが、そこがそこそこな値段になってしまうと、良いなって思われたとしても、躊躇されるだろうし・・・いずれにしても、下絵が決まれば何しろやるしか無いのね。

そうね、こんな時にまた昔、お袋が頼まれた内職で、ビーズ付けみたいなものがあって、例えば英語の文字だとすると、IとかLって簡単そうじゃ無い?でももし、RとかMとか、GやWだとして、

同じ値段だったらどっちやる?これが判れば、もし表札として、田中さんと、伊集院さんが一緒な訳が無いのに、同じ表札じゃん・・・って言われてもね。とか、1文字いくらってしても、今度は

画数が多かったり、少なかったりしても一緒?なんて事も起こるし、寿司屋なら時価でも良いのに、中々ご理解されないし、もっと言えば、仮に倍くらい違ったとしてもね、能率効率って言う

のは、WやRのような文字を例えば、IやLの2倍や3倍だったとしても、Iの数をこなす方が楽で、沢山稼げる・・・ってものだったりする。所がお金の事を一切無視して、作るって側に立つと、難易度にチャレンジしたくなるものなのね。

やっぱりお花の模様とかさーってね。でも模様は大変だから・・・って10倍だったとしても、お金だけなら、Iを作っていた方が良いのね。でも、それは母の内職な話で、俺はその時にタイル屋で、

稼ぎがあったからの余裕でそんな事が言えただけで、それをなりわいとしていたら、必死にやらなきゃならない訳で・・・まっ簡単に言えば、もしかしたらしながわ水族館に匹敵する大変さかも、

・・・って思っているから前倒ししているのかもね。それともし人数が化けた時・・・きちんと準備をしとかないと・・・って気持ちからだろうね。人数なんて誰にも判らないのだから・・・。









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