今日は亀有カルチャー。それが3人欠席の1人退会って事で2人だったのね。そんな訳で先生の数と生徒の数が一緒なんて事になったのね。
ではお一人目。何しろ作りたい絵がゴッホのような点々の繰り返しのような感じなんで、まずはある程度のクラッシュを切って置いてから張る・・・。
そんな事の繰り返しなんだけれど、果てしなさにも慣れたようで、特に何も無く進んでいたのね。良くあるケースとして、ぺきぺきから1cmタイルに移行した時に硬さの違いに戸惑いめげてしまう事。更に1cmタイルを切るのだから数mm単位のタイルの繰り返しとなる。
こんな事から更なる果てしなさに参ってしまう・・・これが単純な説明なんだけれど、もっと掘り下げると実は切る事と張る事の違いなんて言うのもあるのね。例えば単なるクラッシュでしょ・・・砕けば良いんだし・・・とこんな気分で硬さが余り気にならないケースでは、問題は張る事になる。
今、気分良く切り続けて、さて張るよ・・・となったとする。この時に切り終わったぁ・・・って気分が後は張るだけじゃん・・・こんな気持ちになった場合、実は落とし穴があって、ここで気持ちが終わってしまっているので、ただ張ると思ってしまった場合、切る事が楽に終わってしまっている分、
張る事の果てしなさを感じてしまうのね・・・。ピンセットでつまもうとしたら飛んで行ってしまった・・・とか、今度はしっかり持って・・・とつまんだ所までは良いが、ボンドを付け過ぎてそのまま張ろうとするから、もはやボンドを張っているのか?タイルなのか?判らない状況になったりする。
じゃ本人がそれを見てどんな気分になる?そもそも美しいものを作ろうとしたのなら、正直テンションが下がる。では逆に切る事が辛い・・・硬い・・・と嘆きつつも何とか仕込んだパーツを張るとなった時、例えばビーズかなんかでピンセットを使った事がある人だったとする。
この時にさっきとは違ってタイルを汚さずにきちんと張れたとする。するとタイルの艶がどんどんと増え、キラキラしている状況がとてもきれいに見えたとする。つまり切っていた時の辛さから解放されるわ、進むわ、美しいわとなり、気分は良くなったりして、次へ・・・なんて事に繋がったりする。
明らかに気分の話なんだけれど、実はそもそもの意識なのね。何しろいずれにしても最初は何でも不慣れなものなんで、出来ない、出来ないと嘆くよりも、何が出来るようになったか?を意識する方が心の負担は軽い。その時にもし気分の良さが勝っているのならチャレンジするも良しだし、
もしへこんでいるのなら、自分はどっちが得意なんだろうか?って事さえ判れば、自分の調子に合わせてそっちを優先すれば更なるへこみを増やす事は無くなるのね。ただ自分を知るなんて言うのは、ある程度経験を重ねないと中々判らないものなんだけれど・・・・。
そこで問診となるのね。例えば切るの大変?とか、ピンセット苦手?とか、ビーズとかネイルとかやってる?とか、その時の雰囲気で質問の仕方は変えるけれど、要するにその人の得意、不得意探し。それによって今日はそっちが良いんじゃない?・・・・なんてアドバイスが出来たりもするのね。
そんな中、この方はオードリーが教えているので、2人先生が付くのも内容は同じでも戸惑っても困るし、とは言え何も言わないのも・・・と時々、口を挟む程度を意識してアドバイス・・・なんてやっているのだけれど、今日みたいに2人しかいないとマンツーマンみたいになるでしょ・・・。
正直非常に難しいのね。単純に考えれば、1人づつ付けば良いじゃん・・・なんだけれど、そんな簡単なものじゃないのね。そもそもオードリーの付いている方は自宅ではやらないので、オードリーが目の役目をすれば、質は下がらない。だから、ここは何も起こらない。
それを踏まえておかみさんとなると・・・
ここは自宅でもやっている。当然、自分で考えて・・・って部分も残さないと全部こうして、こうして・・・と言ってしまっては、自宅で悩んだ時に不安から進めなくなる・・・なんて事にならないようにと考えると、コツだけは教えてもどうする、こうする・・・と次々に教えるのでは無くて、
コツを理解してそれを踏まえてどうすれば・・・?と悩み、考える・・・って進まない事と向き合うなんて言うのも大事になる。例えばもし進みたいのなら、花の茎に入ろうか・・・・と提案するとする。おかみさんなら色が決まれば、単なる真っすぐ・・・こんなのは教える事は1つも無い。
今、髪をやっているのだけれど、ふんわりしたラインは緩やかに曲げたい・・・ここは中々上手く行ったのね。では毛先の方は?となると、かなり強めなパーマとかみたいにクリンって感じなのね・・ここは緩やかでは無く急激・・・って感じ。つまりさっきの緩やかなやり方では出来ないと言う事。
じゃクリンってどんな感じ?指で動作として相手に伝えて見て?・・・・何か丸くやらない?もしそうだとしたら・・・丸く切るってどうやった?そうね、経験者なら誰でも知っているピザってキーワード。つまりそんなパーツで作るとクリンなんて雰囲気が出るんじゃないのかな?
つまりさっきの方も一緒で切る事に慣れて来たのなら、今何を作っているの?と意識を持つと、林だの森だの・・・って部分。もし木がギザギザなんて表現が出来たとするのなら、ギザギザとはどんな形?って考えれば、三角なんてパーツは思い浮かぶでしょ?・・・・。
何しろ下絵があったとしても、タッチは自由。いかに自分なりの解釈が出来るか?になるのね。そこを見付けられるか?って話で、雰囲気としては一休さんがポクポク考える・・・あんな感じなのね。切る事が上手くなった人はね。そこでも答えが出なかった場合、一休さんにも新右衛門さんが・・・
だから、見栄えは悪いがアイデアの足しにはなるようなお手伝いの為の俺やオードリーになるのね。そんな中でのおかみさんへのアドバイスなのだから、単純に1人づつ付けば良い・・・って話じゃないのね。言っては離れて・・・離れては見て・・・みたいな・・・。
そんなこんなで終わってから、オードリーとアトリエの片付け。そんな中、キウイも来てくれて、いよいよ箱詰めはほぼ終わったのね。
そんな中、移転先のクロスもほぼ終わりになって来たんだけれど、かっちゃん床やっといて・・・って言うのね。えっ・・・あっ・・・判った。
と言ったものの、そんなのやった事が無いし・・・大丈夫だよ・・・ただ置くだけだから・・・って。とは言うものの、かなり心配なのですーさんに電話すると、明日、俺がやるよ・・・って言って貰ったんで雑用班で行けば良くなったのね。助かったぁ・・・なのね。
それとフィギュアが用事で来られなくなったんだけれど、すーさんがいれば棚も手伝って貰えそうだし・・・リフォームの件は落ち着きそうなのね。
そんな訳で、片付けを終えて移転先でとある企業のエンブレム制作・・・・慣れないせいもあるが、2階って言うのはかなり孤独感あるのね・・・。
ただじゃ陶芸家のように山にこもる?って程の孤独では無いし、ただ行き交う人やふいの来客、三河屋さんやほか弁みたいなご近所が無いってだけで、何かちょっとモザイクから離れるものを見付ければ・・・ってそんな程度の話。まだ自分の居場所って慣れが無いのね。
昔は良く来ていた場所なのに・・・。