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追い越され離され

2009年08月02日 | Weblog
夜のこと。子どもとちょっとした出来事で口論になった・・・と言っても口論と感じているのは自分自身で自分の言い方が強かっただけ。子どもは、冷静に話をしている・・・ここからすでに自分が負けていた。


 今までにゆっくりと話す時間は、自分と子どもとの間になかなか創ることはできなかった。もちろん本音で話すなんて、一応大人の仲間入りをしている子どもと気恥ずかしくてしなかったといっても間違いでないかも。



 話していく(うん~感情で話している)と子どもは自分の気持ちを立てながら落ち着いて説得するように答えを返してくる。



 その一つひとつの言葉を受けていると、完全に子どもの考えが正しいことがわかる。言いながら言っている自分の方が間違っていることに気づく。


自分の子どもとしてではなく、一人の人として、誠実に生きていることがわかる。



 周りのひとをどのくらい大事にしているか、思いを寄せている人をどのくらい大切にしているか、家族をどのくらい思っているか・・・話をしていく中で、はるか自分より大きく超えているものがあると間違いなく感じるものがあった。優しさのスケールが違っていた。優しさってこういうものかと思わされた。



 今まで、いろんなことにおいて、子どもに負けた・・・と思ったことはない。常に自分が上だと思っていた。



 でもいつしか追い越され、さらに離されていた自分がそこにいることを、自分にはないものをもっていることを思い知らされた。うれしいようなそして寂しいような、くやしいようなそしてうらやましいような・・・。


一人になったときになぜか涙が出た。



 もうすぐ自分の誕生日がくるが、今まで以上に一年一年の幅が大きくなって年を重ねているような気がする。