かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

講演を聴きながら

2009年08月18日 | Weblog
 先生が亡くなられて、あれからもう何年経つのだろう。ふとある先生の優しい笑顔を思い出すことがある。


 大学の先輩、大学の科の先輩、大学の部の先輩でもありました。先生のご長男のを小学校時代3年間続けて担任をしました。ご次男を6年生の時に担任。先生が監督をしている県体の野球チームに所属をしていました・・・まだまだあります。いろんなところで不思議にご縁がありました。



 8月になって、ある研修会で元大分ゆふみ病院の院長先生で現在、大分市でクリニックを開業している山岡先生の講演を聴く機会を持ちました。2人に1人はガンにかかるということ。その可能性は大です。また3人に1人は、ガンで亡くなるということ。ほとんどの人が末期ガンを経験するのです。




 大分ゆふみ病院のホームページをみると、ホスピスケアについて次のように書いていました。またそのことを講演の中で話されました。先生自身が書いているようなケアをなされています。


ホスピスケア
 患者と家族のかけがえのない時間を大切に過ごすことができるようように、様々な専門家が協力して集まったチームによって行われるケアを意味します。そのケアは、患者と家族が可能な限り人間らしく快適な生活を送れるように提供されます。

①人が生きることを尊重し、誰にも例外なく訪れる「死への過程」に敬意をはらい ます。

②死を早めることも死を遅らせることもしません。

③痛みやその他の不快な身体症状を緩和します。

④心の不安を和らげ、一日一刻をあなたらしく有意義に送っていただくため、ボラ ンティアも含め、みんなでサポートします。

⑤家族の不安にも耳を傾けます。また困難を抱えて、それに対処しようとすると  き、患者の療養中から死別した後まで家族を支えます。


 ある先生は、教職現役中にガンを患った。退職後まもなくゆふみ病院で亡くなった。亡くなる直前に教えた生徒と病院でバースディパーティを開いた。その様子を長男から見せていただいた。先生の楽しそうな幸せそうな笑顔が印象的でした。その数日後亡くなりました。



 山岡先生の患者さんと接しての講演を聴きながら、今、生きている日々を大切にしたいと実感しました。大切にしなければならないものを大切にしていきたいと思いました。いつか人生の終末を迎えるときに、ああ幸せだったと思える生き方をしていきたいと感じました。