かったかくんのホームページ

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クラス全員の学力をつける~かったかくん流学級経営論・学力論⑬~

2010年07月10日 | Weblog
 このシリーズ、「クラス全員の学力をつける~かったかくん流学級経営論・学力論」~掲載ができるところまで、冊子にまとめています。もし、希望する方がいましたら、送りますね。

 今日は、家庭学習の先生の評価の仕方についてです。



 自主学習ノート(家庭学習ノート)は職員室でチェックしては効果が少なくなります。教室ですることで子どもたちが、どう学習したらよいのか学習できるのです。する限りには、今後の学習につながるものにしていかなければなりません。効率よく評価をしなければなりません。


 わたしは、「なるほどコーナー」や時間がないときは、「給食の待ち時間」を兼用しながら、自主学習のチェックをしていました。



 チェックするわたしのところにグループ全員がノートを持ってこさせるのです。わたしが○をつけているのが見えるところでなければなりません。ノートを見ているときは、マイナス面はあまり言いません。グループ全員のチェックが終わるまで、グループの仲間は、席に戻ってはいけません。


グループ全員のチェックが終わると、次のグループにノートを持ってこさせます。


自主学習の評価(チェック)では、このやり方は、効果が高いです。
「こんな勉強をしてきたんだね。」
「こんな内容をしてきたんだね。」
「すばらしい。字がとてもていねいだね。」


 子どもの学習の内容がいいところを徹底的に褒めながら、○を赤ペンで入れていきます。グループの子どもたちは、それを聞いています。また字がていねいであれば、それも賞賛をします。


 すると、子どもたちは、
「こんな勉強をすればいいのか。」
「字はていねいに書かなければならないのか。」
などを実況中継で見ることができます。見て学ばせるのです。学習の仕方を広げることができます。


 職員室でつけたものを返すだけでは、自主学習は、個人の範囲だけとなります。勉強の仕方の広がりは少なくなります。グループの人の学習法を学ばせることが大切です。またみんなが聞いているので、一人にアドバイスすることがグループの人にアドバイスすることになります。


 30人のクラスだと慣れれば、10分ちょっとで見ることができます。時間短縮の工夫をしなければなりません。自分の番がくるまでに見せるところをすぐに出せるようにさせておきます。



 先生は、「だれが提出していないのか。」など調べなくてすみます。朝、提出をさせる必要もなく、余分な仕事をしなくてもすみます。「してくるのを忘れた。」子どももいなくなります。



 余談な話ですが、今では、社会人として、頑張っている生徒がいます。わたしの家の改築などをしてくれる教えた生徒の、今では、親友とも言えるべき人です。小学校時代、自主学習をしていなく、前チェックをしていない(○をつけていない)ページを出して、見せるときに、そのページをめくりました。


「先生、ノートがあいていたので、ここにしてきました。」
と言いました。でも、それは、内容もずっと前のものです。すぐに、チェックをしていないページだとわかりました。今でも冷やかします。
「先生、よお、そんなことおぼえちょるね。」
まだまだ、頭は健在です。



 ノートを見るときは、赤ペンでノートに○を入れながら、「がんばったね。」と励ましながらもチェックを忘れないようにしておくといいです。


 生徒が学習をしてきた以上は、しっかりとその日に評価をしてあげることが、先生の責任でしょう。またその評価が、生徒の意欲と今後の学習に生かされるものでなければ意味がありません。また、少なくても確実に毎日全員の生徒と会話をすることにもなります。コミュニケーションです。


 そこが、生徒の力がつく、ターニングポイントとなります。

学校が変わっていきます

2010年07月10日 | Weblog
 この間の月曜日に、日田で「道徳教育実践講習会」が開催されました。

 中学校が以前文部科学省の指定を受けたときのものを中心として、講習会の中で発表をしてもらいたいということでした。


 当時の資料、それからこれからの学習指導要領からの資料を整理していきました。このところ、なにかと発表や提案をすることが多かったので、この講習会に関してあまり多くの時間を費やすことができなかったのですが、準備をしていきました。



 日田の総合庁舎に行きました。80人近くの先生方が来ていました。小学校では、来年度から、中学校では再来年度から学習指導要領が大きく改定をされます。教える内容や授業の時間数が大きく変わります。そのために、いろんな教科ごとにこのように講習会や研修会が開催されています。


 早速、来年度から、小学校の学習指導要領が変わります。例えば、算数小学校5年生では、今まで、平行四辺形、三角形の面積を求めるものが、さらに、台形、ひし形まで及んでいます。円の面積が6年生にまわり、そのかわり、体積などが6年生からおりてきます。どのように変化するか関心のある方は、ぜひ、このホームページを見てください。


http://www.shinko-keirin.co.jp/new_shidou/kokuji_shou.html



 道徳の講習会で、かつて日田の中学校で一緒に勤務した懐かしい先生方も来ていました。

 40分くらいの時間だったので、あわただしく説明してしまったので、ちょっと後悔。でも次の実践につなげていってもらえたらと思い、提起しました。一つ終わってホッとしました。


 次は、竹田市で生徒指導のあり方についての研究発表で今年は、いろいろと当たり年になっています。あわただしいけど、でもやっぱり何かをしていると、自分自身が勉強になると感じます。