かったかくんのホームページ

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クラス全員の学力をつける~かったかくん流学級経営論・学力論⑫~

2010年07月08日 | Weblog
「~以上」「覚えてくるまで」の言葉の大切さ



 漢字を覚えるために、「課題学習」の中で、大切なことは、漢字ドリルなどで、
「100字書いてきなさい。」の指導は、初心者だと思います。レベルが上がってくると、
「覚えるまで書いてきなさい。」
でいいのです。


 覚えていない生徒は、「100字では足りません。」すでに覚えている生徒は、50字でもいいのです。時間をかける必要はありません。他の教科や他の課題に時間をあてさせます。


 小テストなどして、結果が出ていな時は、取り組み方の方法を指導します。覚えている漢字は、ほとんど書く必要はありませんし、覚えにくい漢字は、何度も書かなくていけません。それが将来につなぐ学習なのです。


 「100字書いてきなさい。」の指導は、とりあえず、考えなくていいし、とりあえず書けばいいのです。学力をつくことができるかどうかは、ちょっとした言葉で違ってきます。

 だから、かったかくんは、漢字の課題をこのようなやり方をしています。「かったかくん式」です。
 漢字ドリルを用います。

 ドリルの中に、新出漢字が20個あったとします。同じ漢字を何度も書かせる方法はとりません。20個の漢字を続けてどんどん書かせます。そして、覚えたことに自信のある漢字は、「もう書かなくていい。」と言います。書くうちに覚えてきます。そして、書かなくていい字ができて、書く漢字が減っていきます。0になったら終わりです。0になったら、完全に覚えているというのです。

 
 効率的でしょう。


 まして、禁止語は、「掃除をしていないから罰字、漢字100字」
 漢字は罰で書くものではありません。漢字を書くことが嫌いになってしまいます。漢字を覚えるのは、忍耐ではありません。効率が勝負です。

みんな優しさを持っているんだ

2010年07月08日 | Weblog
学校で作文を書かせる時間を持ちました。「伝えよう いのちをつながり」というテーマです。生徒にビデオを見させてから作文を書かせました

道徳の授業の根本的なねらいのなかに、
「生徒によりよく生きる力をそなえさせる。」
があります。


 本当にこれからいろんな壁があると思うのですが、一つひとつを乗り越えながら、自分の人生をしっかりと切り開いてほしいと願いながら、ビデオを見せ、作文を書かせました。
一人ひとりの作文を読ませてもらいました。



ある生徒の作文に、
「わたしが小学校6年生のときに、学校の保健の先生が病気で亡くなりました。その保健の先生は、若く優しい先生でした。私たちの卒業式を先生は楽しみにしていました。突然のことで、私も信じられませんでした。先生が亡くなった後、授業時間を使って、先生へ手紙を書き、先生の家族に渡しました。先生の死を私たちもそして先生の家族の人も悲しんでいました。亡くなった先生には、もう二度と会えません・・・・(略)・・・・・・」
読みながら、生徒の優しさを感じました。


 他にも、
「ぼくのお父さんは、透析をしています。週3回です。帰ってきたらとても疲れています。透析をしながらも家族のことを考えてくれています。お父さんは、病気と闘っているけれど、いつまでも長生きして欲しいと思います。ぼくの大好きなお父さんだからです。・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・」
生徒たちの心は、澄んでいるんですよね。



「ぼくのおばあちゃんは、交通事故にあいました。ぼくは、驚きました。頭が真っ白になりました。しかし、みんなが手当をして、命は助かりました。ぼくは、自分の家族の大切さを改めて感じました。」



これからもいっぱいの優しさをもって、中学校生活をうんと満喫してほしいですね。