かったかくんのホームページ

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先生はマラソンランナー?!

2010年12月21日 | Weblog
今日は、偶然にも学校に教員に採用された年で担任をした子どものお家の方が学校に来らました。教員を何年も続けていると、歴史を感じさせられることがあります


今日、職員室にいると、新採用の年に担任だったかずなおくんのお父さんが来校していました。久しぶりに懐かしく話をさせてもらいました。


「かずなおくん、どうしている?」


と聞くと、お父さんもにこにこしながら、


「仕事に頑張っています。以前は、中津に勤務していましたが、今は、転勤をして、福岡にいます。」
と近況を教えてくれました。


 
 元気で頑張っていることがうれしく感じました。


 
 今思えば、至らぬことが多かったけれど、若さという武器で突っ走っていた時期です。



教員をしていて感じることがあります。それは、年齢です。





 新採用の時に職員室にいると、まさに親と同級生の先生もいて、座っていると、日々、PTA参観日の生徒のような気持ちがしていました。「日々是恐縮」っていう感じです。職員室に先生だけで、50人近くいました。保護者の方もかなり年が上で、自分が小さく感じました。




 しかし、次第に、「あなたのお姉さんと同級生です。」という方が出てきました。



 続いて、入学式の職員紹介の時に前に立っていると、同級生の保護者が出てきました。


次には、中学や高校の後輩が保護者の方になり・・・。



マラソンランナーにたとえると、距離の離れた前のランナーを追いかけ、追い越しているというような表現かなあ。



 そして、ついにマラソンランナーが追い越しから引き離しにかかります?!

 
 なんと、教えた生徒が保護者というケースが出てきました。ぎょっ。



「先生、○年○組の・・・・は、うちの子や。」と見覚えのある教えた生徒が声をかけてくれることもありました。ついにでたあ。自分がお年寄りに感じます。2世代かあ。


 今の学校でもいます。


 

 今年の秋の体育大会の時には、新採用の時の6年生が保護者になっていることを知りました。


 「先生、おぼえちょる?ぼくは、先生が担当している学年とは違ったけれど、先生が豊田小学校にいたときの6年生だったんです。」と声をかけられました。

「えっ!まさか。」


 あの頃、児童数1500人の小学校でした。でも子どもは、印象が強かったので、知っていました。あれから、30年ぶりの再会。子どもの頃の印象しかなく、顔を見ても分かるはずがありません。でもその再会がうれしく感じました。


 いろんな巡り合いをこれからも大切にしていきたいですね。



 教員は時代(とき)を走るマラソンランナーなのかもしれません。