かったかくんのホームページ

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30年ぶりの再会

2015年07月29日 | Weblog
初めて教員になって受け持ったのは、小学校の4年生のクラスでした。40人を超える子どもたちで、教室は賑やかでした。全校でも1500人くらいいる大規模校でした。


 

しかし、人数は多くても一人ひとりの子どもたちと出逢う中で、今でも忘れることができないたくさんの素敵な思い出をもらうことができました。
 

先日、その時のクラスののりちゃんから、
「かんちゃんが中津に帰ってきているので、時間があれば。」
という嬉しい連絡が入りました。
 

かんちゃん。懐かしい。年賀状を出しても戻ってくることもあって、連絡が取りにくくなっていました。会うことができたら、30数年ぶりの再会です。
 

昨日の夜、一緒に食事をすることになりました。
 

食事の場所に行くと、のりちゃんと30数年ぶりのかんちゃんの顔がありました。大人としての雰囲気をもっていますが、すぐにかんちゃんであることがわかり、30年前にタイムスリップして時間がさかのぼったような錯覚におちいりました。



ぐっとくるものがありました。
 

成長してママになって頼もしい顔をしたかんちゃんです。結婚して沖縄にいるということですが、今は、子育て奮闘中といったところで、かわいいお子さんも連れてきていました。
 

受け持った頃の様子、のりちゃんやかんちゃんから今の様子、子どもの頃では感じなかった、大人になってからの悩みなどを話したりしながら、会話が弾みました。あの頃が10歳。


たくさんのドラマがあったでしょう。しかし、のりちゃんもかんちゃんから「あたたか」な「やさしい」笑顔をたくさん見ることができて、それがとてもこちらも幸せな気分にさせてもらいました。



また残された教師生活で頑張っていこうと思うエネルギーをもらいました。
 
 
当時、音楽の時間にピアノが弾けない自分の代わりにばんばんと伴奏してくれたかんちゃんにのりちゃんたち。

あの「小さな先生」たちが、成長をして、自分をしっかり追い越して、心の中に「大きな先生」「大きな存在」となっています。
 


教員という道の選択をしてよかったと改めて思えた昨日の夜でした。