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菊池省三先生の講演会

2015年07月01日 | Weblog
昨日から今日の朝にかけて大雨。川は、濁流となって流れていました・・・と思ったら、濁流と透明な水。



この雨で?ダムから流れてくる山移川の水でした。



そんな中、生徒たちの登校も心配され、情報を交換したり、情報を集めていましたが、予定通りに登校。何事もなくて安心しました。緊急時には、いろんな準備をしていても、「なあんだ。」と思うこともあります。



危機管理体制の時はそんなことも多いのですが、生徒の命が守れて、何事もなかったかの如く・・・が危機管理なのでしょう。ただ、今日は、油断ができない状態でした。よかった。


昨日の夜は、中津教師塾が開催され、参加しました。今日の講師は北九州市の「菊池省三先生」でした。「ほめ言葉のシャワー」など言語活動をたっぷり活用しての教育実践を展開されています。


それぞれの子どもたちの個性を大切にし、個性が生きる授業づくりをたくさん紹介していただきました。
 


自分の学校と照らし合わせながら、子どもたちに今、何が必要かをしっかり考えながら話を聞くことができました。子どもたちの発達には差異があります。



ひとりの子どもにとって、「得意なもの」「そうでないもの」があります。子どもたち集団からすると、個性があり、十人十色です。子どもたちはみんなそれぞれ学ぶスピードは違っています。


さらに、発達障害があり興味のかたよりや発達にかたよりが、以前よりも多く現れる傾向にあります。早いにしろ遅いにしろ、学習スピードは周りとかなり違ってくること、つまりでこぼこが出てくるのは昨今ではあたりまえです。
 


大切なことは、まず、朝、生徒と元気に出会うことだと伝えました。そこで、生徒が元気になる言葉がけをするということです。



そこをスタートに、生徒一人ひとりを理解した「学校経営」「学年経営」をしていくことの大切を伝えてくれました。そのためには、生徒の「でこぼこ」が生きる授業をしていかなければなりません。



言語活動を取り入れた実践例等から学ぶことができました。
 


生徒指導などにも話を広げていきました。6月になるとどうしても指示や注意が多くなります。



生徒指導の原則として、生徒の安定しない行動(荒れ)には、「教師、生徒」対「安定しない生徒」になるような指導法が必要です。



生徒の中から解決できる取り組みが大切で、頭ごなしになると、「教師+生徒」対「安定しない生徒」が最終的には、「教師」対「安定しない生徒+他の生徒」につながり、学級崩壊や学校全体の荒れへと発展することを話しました。
 



他にも価値語を使う、非日常の生活(生徒会行事など)も活用し、生活の幅、生き方の幅を広げていく実践も動画も見せていただきました。





クラスやチームでは、一般的に、物事に取り組むときには、2:6:2(できる:ふつう:できない)となる傾向にあります。2:6:2が8:2にさせ、8の中に、スーパーサブという切り札を成長させることによって、8:2の2のレベルアップも図るという理論を考えることができました。



指導者、指導される子どもたち、周りの子どもたちみんな、つまり三者が「WIN×3」(ウィンウィンウィン)になれる「成長しあえる集団づくり」を学ぶいい機会となりました。
 



さあ、リセット~日々新しい気持ちで頑張りましょうっと~