かったかくんのホームページ

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「喪章」

2022年05月09日 | 大分県
『青空が広がる朝の陽だまりに
   優しさ溢れる 時が嬉しく』


朝、起きて、外のベンチに座ると、ちょっと冷たい風が体にあたります。
でもなんとなくさわやかな空気です。
山には、霧がかかっています。
深呼吸しながら、一日の支度に入ります。

 

昨日までの激戦が嘘のように、新しい週の学校生活が始まります。
今日から、家庭訪問に代わっての「個人面談」です。
初めて会うお家の方がほとんどです。
ちょっと緊張です。
またクラスに転校してくる子どももいます。
 
新しい週に新しい出来事です。
 
 
昨日も少し書いたように、昨日の大会では、監督さんたちが許可を得て、左足の大腿部のユニフォームの上側にリボンの「喪章」をつけての戦いでした。
 
先月チームの黒川会長さんがお亡くなりました。
そのため、いつも応援して下さっていた会長のために、喪章をつけました。
チームのエースの方が、作ってくれていました。
感動の心づかいです。
 

最初、つけるという時には、なんとなく胸が詰まる思いがしました。
去年のこの大会では、試合に帯同してくれていました。
 
 
教員になった時、同じチームでプレーができた思い出、今のチームに誘ってくれたこと、仙台や熊本などいろんな大会に一緒に行くことができたこと、もう一つ入っている野球のチームの試合にも応援に来てくれたことなど、かけがえのない思い出が蘇ってきます。
 
昨日は、時折「喪章」に手を当てながらの試合でした。
野球を通して、つながりが持てていたことが心の宝になっています。
昨年末まで、試合に行く時は集合場所まで見送ってくれていたり、出迎えてくれたりしてくれていました。
 

もう一度、黒川会長とまた試合に行きたい、応援してもらいたいと思いがある中で、他界していきました。
悲しみは、心に残っていますが、先生が創ってくれたチームの温かさを大切にしていきたいと思います。

それが黒の喪章でもあるし、心の中にも「紡いだ」思いを「刻んだ」喪章をつけたいと思います。