かったかくんのホームページ

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「偶然が偶然となっての再会」

2024年12月22日 | 大分県
今日は、気温が上がらなかったものの、天気のよい一日でした。

子どもたちにとっては、冬休み前の最後の週となります。
いよいよ冬休みとなります。

 
昨日のこと。
「友だちが家を買ったので、見に行こう。」
と誘われました。
すごい。
家を買う。
うらやましい話です。
 
その家に着いてみると、隣りの家は、なんと教員になったばかりの頃の教えた子どもの家でした。

すごい偶然です。
いつか行きたいと思っていましたが、その機会がありませんでした。


教えた生徒が2年前に他界しました。
喪中の葉書から知りました。

お参りをしたいものの、嫁いでいたので、どこにお参りしたらいいのか迷っていました。
 
知り合いの方の家に入る前に、生徒の家に行きました。
最初、お家の方は、「誰だろう。」というような顔をしていましたが、名前を言うと、
「せんせい。本当に久しぶりです。どこのおじさんかと思った。」
とご両親と再会を喜びました。


たぶん、30年ぶりくらいです。
亡くなられたことのあいさつをしたあと、
「写真を飾っているので、見てやってください。」
と言われたので、写真の前で手を合わせました。

写真を置いてある部屋で、闘病生活の様子などの話を聞きました。


こちらも退職をしたときの同級会にかけつけてくれたことやコンサートでキーボードを演奏していたこと、教えていた頃の思い出などを話しました。

その時、贈ってくれた色鉛筆を大切に使っています。

 
あっという間に旅立っていきました。
そして、隣りの家に来たことを伝えました。

「その家は、私たちがお世話をしていたのですよ。縁がありますね。」
なんと。
 
再会できたのも偶然。
友だちがその方がお世話をしていた家を買っていたのも偶然。
買った友だちが教えた生徒の家と遠縁であることにもびっくり。

子どものお家の方も一緒に買った家に行きました。
ぐるりと広い家を回った後で、居間でみんなで笑顔たっぷりに話をしました。
 
生徒のお家の方もいろんな思いがあると思いますが、8割、話を持っていかれました。
 
偶然の空気に包まれた時間を送りました。
寂しさが募りましたが、手を合わせることができました。