かったかくんのホームページ

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「下関になにしに?」

2025年02月25日 | 大分県
ある6年生に会った時に、
「下関に行きます。」
何しに?
 
唐戸市場?壇ノ浦?海響館?「波の下にもすばらしい都がございます。」と言われながら、身を投じた安徳天皇を祀った赤間神宮?いろいろ想像してみました。
 
違う。

 
なんだと思いますか。

答えは、日清戦争で下関条約が締結をした場所である「春帆楼」に行きたいということでした。

すごい。


伊藤博文や陸奥宗光たちが清国と下関で条約を結んだのは、「春帆楼」というふぐ料亭だったということです。
今も「春帆楼」は料亭として営業をしています。
 
今は、敷地内に「日清講和記念館」が開館していて、めざすはそこだそうです。


資料がたくさん置かれています。
そう遠くはない、そして何度も行った下関でも「日清講和記念館」には行ったこともありません。
今年も社会見学などでも下関に行きました。
 
なんで6年生が、そこに興味を持ったのか、聞くのを忘れました。

子どもたちは、親やきょうだいが関心をもっていること、ドラマや本で出合ったこと、現地に行って感じたことなど、どこから、興味を持ち始めていくのか、わかりません。

そしてそこから知識や技能の進化が始まります。
 
自分自身に置き換えても、野球が好きになったのは、小学校の時の先生が野球が好きだったこと。


写真が好きになったのは、中学校の時の理科の先生がカメラ好きでいろいろ教えてもらったこと。

教員になりたいと思ったのは、2人のきょうだいが教員で楽しそうに学校の話をしていたこと・・・など、今やっていることの底流にあるもの、きっかけは、どこかに必ず存在しているのだと感じます。


子どもたちにも、いろんな経験をさせたいです。
いろんな学びをして、知識の幅を広げ、大きく成長を遂げていって欲しいです。
 
唐戸市場で寿司を食べることだけでなく、6年生が「日清講和記念館」に行ったことで、下関条約にこちらも興味を持ちました。


近いうちに行ってみたいと思いました。
「6年生」であるけれども、これも人との出逢いの中からの学びかも知れません。