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感謝の気持ちを込めて

2010年08月21日 | Weblog
新聞。子どもへのメッセージです。ブログでもいつか書いたのですが、祖父を想う子どもへの感謝の気持ちです



先日の新聞に投稿をした記事が出ました。言葉では言わないけれど、わが子へのメッセージです。


 もうまもなく、子どもも結婚をします。父が、病気と闘っている中でも、子どもの結婚の話になると、最後まで、
「孫の結婚式に出るまで死なれんね。」
と気持ちを取り直していました。病気と闘う父の強さは、全部で、6人いる孫たちの存在だったのかも知れません。共働きをしている中、父も母も本当に孫を愛情持って育ててくれました。感謝をしています。そして、そのことは、孫たちも心の中に大切にしていると思います。かわいがった下の孫の高校入試の合格もわがことのように、喜んで聞いて、何日かして旅立ちました。


葬儀の時の子どもの弔辞で、


「僕は、おじいちゃんのことが赤ちゃんのころから大好きで、僕が小さい頃の日課は、昼間はおじいちゃんとドライブや散歩、夜はおじいちゃんの布団に入って一緒に寝ることでした。


毎晩眠れない自分に昔話などいろいろおしゃべりをして寝ていたのを今でも覚えています。そして、小さい頃の僕は、おじいちゃんと一緒に大学へ行くんだとも言っていました。


あの頃はまだ大学生はまだまだ遠い先のことだったけど、そんな僕も無事リハビリの専門学生になりました。早いものですね。去年の春くらいからあまり体を動かせなくなってしまったとき、僕が帰ったら、いつもお風呂に入るのを楽しみにしていました。


そして、いつも
「気持ちよかった、ありがとう。」
と何度も言ってくれていたね。まだまだ理学療法を習いたてで介助も思うようにできないけれど、「うまいね。いい理学療法士になれるよ。」そういう言葉を聞くたびに、今度帰ったときには、もっと楽に介助ができるようにしようと思い、勉強に励んでいました。


僕は、これからおじいちゃんによく言われた優しく誰もが心を開いてくれるような理学療法士になれるようにがんばります。僕たち孫を優しく大事に育ててくれたおかげで、無事に成長できています。
 本当にありがとうございました。


 この弔辞の中で、語りつくせないほどの思い出をくれたおじいちゃん、これからは、今まで病気と闘ってきた分、ゆっくりと体を休めて、おじいちゃんが大事にかわいがってくれた僕たち孫のこれからの成長を見守ってください。」





 生きていたら、誰よりも喜んでいる父でしょう。そんな思いも感じながら、君が選んだ素敵な人と、しあわせな家庭を築いてもらいたいと想います。

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