和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

市川にある房総最古の芭蕉塚を訪ねて

2017-02-15 08:31:38 | 日記

市川の泉養寺

芭蕉塚 わずかに読める桃青居士とは芭蕉のこと

深川稲荷尊天

泉養寺紋は「いも洗い紋」で開基である深川市の家紋 

深川猿江の泉養寺境内にあった蓮池

先日、芭蕉の孫弟子に当たる田中千梅が芭蕉の50回忌(1743年 寛保3年)に造立したという芭蕉塚を訪ねました。松戸駅から京成バスで15分栗山バス停近くに芭蕉塚がある泉養寺はありました。泉養寺は深川を開拓した深川八郎右衛門を開基とする天台宗の寺院で、元々深川の地にありました。この寺は猿江の蓮寺と言われて文人墨客が珍しい蓮の花を見に多数訪れたそうで江戸名所図会にも掲載されています。
その後お寺は何度も火災や洪水にあい大正12年の関東大震災の後、昭和2年に丁度松戸市と市川市の境界地点となっている市川市の高台に移転して来ました。お寺の移転と共に芭蕉塚も移されていましたが残念なことに災害の影響を受けて半分かけていました。
現在都営新宿線森下駅近くにある深川神明宮は明治維新まで泉養寺の別当であったそうで芭蕉記念館からも近いです。次回はその近くを訪ねてみます。

春浅き触れたる塚の重きかな