あおつづらふじ
上つ毛野阿蘇山つづら野を広み延ひにしものをあぜか絶えせむ 作者 東歌
藤袴
萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花 作者 山上憶良
さわひよどり
この里は 継ぎて霜や置く 夏の野に 我が見し草は もみちたりけり 作者 孝謙天皇
めはじき
我が屋戸に生ふるつちはり心よも思はぬ人の衣に摺らゆな 作者未詳
綿の花
しらぬひ筑紫の綿は身につけていまだは著ねど暖かに見ゆ 作者 沙弥満誓
いちし
道の辺のいちしの花のいちしろく人皆知りぬ我が恋妻は 作者 柿本人麻呂
先日自宅近くにある松戸21世紀の森と広場で「万葉集に詠われている草花」というテーマでの講座があり参加しました。
写真はいずれもここで撮影したものですが散歩コースになっている森と広場のあちらこちら案内して詳しく解説を頂きました。
何気なく見過ごしている草花が沢山詠まれていることの驚きと共に万葉集を勉強するきっかけを与えてくださり感謝でした。