和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

あけぼの山農業公園のコスモス 

2021-10-06 11:43:31 | 日記

展望台より

色々交じって

キバナコスモス

メタセコイアの並木

メタセコイアの雄花の蕾

タイワンモクゲンジ

ストロベリーツリー

本堂横のコブシの木にはもう蕾が大きく膨らんでいました

布施弁天の正面に上がる階段

境内の三重塔

昨日はコロナ禍の中で中止していた巨木散策のお仲間と一年ぶりに再会してあけぼの山公園の周辺を歩きました。
春にはチューリップ、夏には向日葵、そして秋にはコスモスが満開に咲く所です。今年は全てのコスモスが矮性で背丈が低いです。キバナコスモスは満開を迎えていましたが普通のコスモスはまだ3分咲きになっていました。見ごろはこれからですがそれでも私たちの様に待ちかねた大勢の人たちがコスモス畑の周りを散策して楽しんでいました。円錐形の樹形のメタセコイアの並木では雄花の蕾が沢山ついていることを見つけました。光の当たる所だけについていて中の方の葉にはありません。。巨木に興味のある仲間でもこの時期の葉にびっしりついている雄花の蕾の存在は初めての発見です。
雌雄同株で花期は2,3月 果期は11,12月 雌雄同株の雌雄異花。夥しい数の冬芽(雄花序の花芽)が枝から下垂し秋からよく目立つ。雌花(花芽)は高い梢の葉芽と同じ枝につくので観察するのは容易ではないこと。この時期、雌花(花芽)は葉芽に先立ち展開するので、双眼鏡で枝先を観察すれば見ることができると家に帰って調べて解りました。
夏に咲くキツネノカミソリの場所を確認しながら布施弁天へもお参りしました。途中で珍しいタイワンモクゲンジを見つけました。中国や台湾を旅行した時に街路樹に多くの大木があり何ですかと訪ねても不明のまま今まで来てしまいました。
タイワンモクゲンジは1980年代に台湾から緑化植物として日本に入り各地で街路樹や公園に植えられているとか。秋に黄色い花が咲き花が咲き終わるとピンク色のホオズキ状の実を付け、秋の風景として街に彩りを添えると書いてありましたが。
次に見つけたのはストロベリーツリーです。馬酔木のような花が咲いていてその木の奥の方にはイチゴのような赤い実がぶら下がっていました。
味はヤマボウシみたいらしく見た目が結構かわいいので観賞用とか。イチゴの木が実るのは10~11月。そして開花期は11~12月なのでイチゴは昨年咲いた花の実だったと解りました。
今はその場でスマホのレンズ機能ですぐ名前が出てくるので調べられてありがたいです。解る迄しつこくしつこく調べ納得して今日の散策会は皆満足し今月末の再会を約束して帰路につきました。

森かげの路に二度咲き金木犀

鵜原理想郷の散策

2021-10-02 09:32:37 | 日記

駅前の案内板

八坂神社の鳥居

毛戸寒し大海の風降る雨をおほむね払う岬なれども 与謝野晶子

勝浦海中公園が見えます

手弱女平の丘 幸福の鐘

ラセイタソウ  葉の感触がラセイタというラシャに似た毛織物に似ていることから。 特徴, 葉はぶ厚くちりめん状のシワがあり..

ママコノシリヌグイ 刺が鋭く実の子だったら絶対にこの植物で尻を拭うことはしないが、継母なら可愛くない継子の尻を拭う ?...

オオカナダモの白い花 大きな水槽にはメダカがいました

ナンテンハギ  葉が南天の葉に似ている

ハイメドハギ メドハギに似ていて茎が地をはうのでこの名が

センニンソウ 果実に白い毛のようなものがあるので仙人草の名前が。つるで他の植物にからみつき大繁殖..。野生クレマチス

ツリガネニンジン 花が釣鐘状で、根っ子が朝鮮人参に似ていることから、この名前が付けられて

カンゾウ  対岸の崖には密集して咲いていましたがここでは一輪のみ

鵜原理想郷とは千葉県の外房にあり静かな入り江の彼方に青い海が広がり、散策するには格好の景勝地でした。大正時代には別荘地の計画があって理想郷と命名したそうです。駅は昭和2年に出来ましたが現在は無人駅になっていました。初めに駅から歩いて10分のところにある八坂神社を参拝しました。ここは7月の第4土曜日には江戸時代初期から始まったという「鵜原大名行列」の祭りが行われるところです。今年も2年続けて中止になったそうですが400年も続いているというお祭りは八坂神社を出発し、鵜原の街中・日本の渚百選に選ばれている鵜原海岸を何時間もかけて練り歩き浜の白い鳥居の前に繰り出すらしいです。
神社から数分歩くと浜に出ました。海では多くの若者がサーフィンを楽しんでいました.砂浜を少し歩いてから鵜原ハイキングコースになっている黄昏の丘に向かいました。珍しい海岸特有の植物などの説明を受けては写真を撮ったりメモしたりしたので遅れ気味になりながらも黄昏の丘ではのんびり海を見ながら昼食をとることが出来ました。眼下には、煌めく海に浮かぶ漁船もみえ、周辺はとてもよい漁場となっているとのことです。
その後はすぐ近くの高台にある小さな大杉神社にもまいりました。約六百年前(推定)に建立されたという大杉神社は、海上安全、大漁祈願、水難除け、家内安全等に霊験があるそうで安政年代に奉納された鯨の頭骨が奉納されているとかです。少し戻って今度は藪椿の群生林がある毛戸岬では太平洋の荒波を眺めたりしました。さらに進んで自然の風化によって形成された白い砂岩のでこぼこした滑る地形を歩き、少しばかりスリリングを味わいながらたどり着いた手弱女平の丘では幸せの鐘を鳴らして小休止をしました。帰路は素掘りの暗いトンネルを抜けあっという間の3時間の散策を終えて出発地の鵜原駅に戻ってきました。散策と言っても階段を上ったり下りたりのハードな場所もありましたが林友会の今日の参加者は21人でした。
多くの文人や画家に愛された鵜原理想郷ですが与謝野晶子はここで76首を詠い,三島由紀夫は「岬にての物語」という短編小説を書き上げたそうです。泊まっていたという「鵜原館」も帰り路の高台に見えました。毛戸岬の近くには青の洞門へ降りる道があるそうです。色々と調べなおして今度は快晴の日にまた訪ねたいと思わせてくれた一日でした。出かけた9月28日は台風が近づいてきていたので天候は曇り時々晴れ。

毛戸岬の眼下に漁船藪枯らし