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達谷毘沙門堂
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中は撮影禁止でも堂内に上がると清々しい空気が流れていました
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弁財天
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イチイの大木
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金堂
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左端に見えるのが摩崖仏
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お寺なのに神社の鳥居があるのは何故?
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厳美渓
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カッコウ団子を注文するのに待っている人
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カッコウ団子が上から籠に入れられて降りてきます
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温泉神社
世界遺産毛越寺を見学した後は地元のタクシー会社に電話して達谷毘沙門堂(たっこくびしゃもんどう)まで送ってもらいました。
「1200年前、この地に悪路王、赤頭、高丸と称する賊徒(蝦夷)がいて窟(いわや)に要塞を構 え、周囲の良民を苦しめ悪事・乱暴を極め、国府(中央政府の奥羽政庁・出先機関)では
彼 らを抑えることができなくなったとか。
そこで、桓武天皇(第50代天皇)は坂上田村麻呂に命じて、蝦夷征伐の勅(ちょく、天皇命 令)を下しました。
この報に接し、悪路王たちは達谷窟から3000の兵士(賊徒)を率いて駿河国清美関(するがのくに・きよみがせき、静岡県)に出張ったが、坂上田村麻呂が京を出発したと知ると、
恐れをなして窟に戻ってきました。延暦20年(801年)、坂上田村麻呂は、激戦の末に、窟に籠もって守りを固める蝦夷を打ち破り、悪路王、赤頭、高丸の首を刎ね、蝦夷平定を果た
したそうです。」この話しは乗ってきたタクシーの中でたっぷり聞かせてもらい(10分ぐらいかな)すっかり毘沙門堂のことを知りえての参拝はありがたかったです。
まるで語り部タクシーのようでした。
達谷毘沙門堂は岩手県西磐井郡平泉町にる天台宗の寺院で、坂上田村麻呂が創建した毘沙門天を祀っている懸崖造りの「達谷窟毘沙門堂」があり、国指定の史跡となっています。
また、寺院には珍しく鳥居があることでも有名なんですね。
-毘沙門堂を参拝して奥に進むと、岸壁に刻まれた摩崖仏「岩面大佛」があります。 前九年・後三年の役で亡くなった人々を供養するため、源義家が彫ったそうです。
不動堂は改築中ですが金堂は中に入って参拝出来ました。その後またタクシーに来てもらって(待つこと20分以上)厳美渓に向かいました。 バス路線は今では廃止になっていました。
厳美渓で有名なのはかっこう団子ですね。
創業明治40年。厳美渓名物「空飛ぶだんご」で知られております。名勝厳美渓の渓谷に腰を下ろしてゆったりと賞味できるのがだいご味です。
厳美渓の郭公屋(かっこうや)の反対側にある東屋の木片を木槌でこんこんと叩き、かごに人数分のお金をいれると、郭公屋にスルスルと登っていきます。
するとかごの中にお茶とお団子のセット(お釣り)が入って戻ってきます。
私達もやりたいねと話していましたが休日でもあり待ち人の長い行列があり今日は諦めました。
橋のたもとにあった美味しいお団子屋さんは8年前に行った時は営業していましたがご高齢でもありお店はすでにやめていました。厳美渓に来た時は必ず寄っていた店でもあったので残念でした。
住居はそのままで今でもご健在かな? 私たちはその家の前から出る一関行きバスに乗り帰宅しました。
夏旺かっこう団子に見入る人