◇殺人犯と心神耗弱・心神喪失
このごろは殺人事件が多くなりました。殺人事件にからんで、犯人への精神鑑定をするということも多いようです。覚醒剤の使用や精神病の罹病などを調べているのでしょうか。精神鑑定の結果、心神耗弱や心神喪失という鑑定が出ると、量刑が軽くなったり無罪になったりすることがあります。
◇「理性」一辺倒は西洋式思考様式の虚構です
これは刑法が西洋思想の思考方法でできあがっているからでしょう。「人間の基盤は理性である」と考えているようです。だから、理性を失っている状態なら量刑が軽くなるのでしょう。しかし、人間を理性の側面だけで評価する西洋式思考様式は虚構です。
◇強いものへの恐れは備えている
しかし、男性の殺人者は、だいたい自分より弱い人間を襲っています。殺人の相手は子供であったり女性であったりします。屈強な男性を襲ったというのは、ふつうの殺人者については聞いたことがありません。たとえ理性の判断力に瑕疵があったところで、自分より強いものを恐れるという気持ちは十分に備えています。
「西洋式」の限界
私たちの生活文明は西洋文明に染まっています。ものの思考様式も西洋文明の思考様式に染まっています。私たちの、自分のものの考え方そのものが、なにからなにまで「西洋式」で成り立っています。
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