6月29日聖教新聞記事「口語短歌の試み」から抜き書きです。小見出しは川本がつけました。
〇わたしたち全速力で遊ばなきゃ 微かに鳴ってゐる砂時計(石川美南)
〇この夜がこの世の中にあることをわたしに知らせるケトル(佐藤りえ)
〇真夏昼影は真下に落ちてゐてあとは残らず日なたであった(佐藤理江)
〇ふるさとは山のあなたの空遠く 今も生家に住んでいるのに(松木 秀)
〇俺がいつか俺でなくなる日を思う 竹林を抜く一群の風(田中拓也)
◇香川評
以上のように、これらの歌にはいずれも現代を生きる若者達の生存感覚が歌われている。「表現」しがたい思いが、話し言葉を取り入れた口語と韻律の力でここまで伝達可能になった。
自分の思いを顕わすということは、実は自分自身を了解することである。それはまた、他者への了解ともなる。短歌をつくることで、身分自身とも他者とも結びつくのだ。
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