◇法治主義の下、総理の人柄・志向性で結果が変わった
小泉総理の統治に入って、中韓と日本の仲がぎくしゃくしています。日本の民主制度がこの間に変わったわけではありません。小泉総理の人柄・識見に依るところでしょう。総理大臣の志向性によって、結果はこのように大きく変わりました。
◇知識教養より人柄・人間性
このことから二つの意義を見てとれます。一つは、人柄が大切だというあたりまえのことです。ハンサムであるかどうか、スマートであるかどうか、知識教養に富んでいるかどうか。そういうことの底にある人柄、人間性を見分けることが大切です。
◇人柄を見分けるワンポイント
それなら見分けるべき人柄、人間性とは何や? ということになるとこれまた話が長く長ぁくなりますので、見分けるポイントを一つにしぼります。その人がこれまで何をしてきたかを見ます。そしていま何をしているか、その立ち居振る舞いを見ます。その人の言説に目をつむります。
◇法治主義でも政治権力・行政権力の裁量幅は大きい
小泉総理が引き起こしたぎくしゃく日中日韓が示すもう一つの意義は、政治権力の裁量の幅が大きいということでしょう。同一の法律・政治制度のもとでも、総理大臣の志向性によってこんなに結果が変わります。政治権力の裁量の幅がそれほど大きいということですね。そして、市町村・都道府県・政府各省庁、警察・自衛隊など各種各級行政権力の裁量幅も大きいということにまで、想像が及びます。