◇朝日新聞、今日の「年金」記事
7月17日朝日新聞特集「シリーズ社会保障」、今日のテーマは「年金」でした。記事は1ページ、タイトルは字の大きさの順で次の6本です。
〇お役所勤めの年金はおトク?
〇年収同じでも月2万円以上の差
〇会社員と公務員の年金、どう違う?(図解のタイトル)
〇権利制約の代償 給付分に上乗せ
〇一元化にはさまざまなハードル
〇公務員の年金は、会社員より手厚いと言われます。実際、どう違うのでしょう。
タイトルの5本までが、「公務員の年金が会社員の年金よりかなり優遇されている」ということの説明です。
国民年金については、「一元化にはさまざまなハードル」というタイトル記事で、おざなりに触れているだけです。そこの部分を次に転載します。
◇朝日新聞の記事転載-「国民年金」に言及した部分
会社員や公務員、自営業者など職業で分かれている年金制度を統合しようという議論は、以前から出ている。制度を同じにすれば、職域加算のような制度間の不公平はなくなり、国民にわかりやすい制度になる。小さな集団だけでやりくりするより、大きな集団で運営するほうが財政面でも安定し、低所得の人に手厚く給付する助け合いの制度にふさわしい、というのが理由だ。
国会でも議論が始まっている。民主党は、自営業者らの国民年金と厚生年金、共済年金の一元化を主張している。だが、サラリーマンに比べて自営業者らの所得が把握しにくいこともあり、自民、公明両党はまず、厚生年金と共済年金を一緒にするよう主張している。
◇「自営業者」の本当の姿
自営業者の所得が把握しにくいというのは、既成概念のワナです。私は儲からない自営業者ですからよくわかります。生活していくのに手いっぱいで、税務署が把握しても税金が取れるほどの所得がありません。一人前の大工や左官職人が、時によれば日当1万円で働かねばならない時代です。その中から交通費等の経費を出さねばなりません、仕事のない日は所得ゼロです。
ニートと呼ぶのか、アルバイターと呼ぶのか、フリーターと呼ぶのか、呼び名はいろいろありますけれど、この青年たちも国民年金の対象です。今では学生でさえ、国民年金の数に入れられました。
◇「自営業者」と一括りにして朝日新聞が無視する低所得者
国民年金の対象者の多数派は低所得者です。朝日新聞の記者は高給社員ですから、こういったところに切り込む気持ちもないのでしょうか。新聞記者が会社員だから、自分が身につまされる公務員との比較に走るのでしょうか。
◇国家による老後棄民
国民年金対象者は、今の制度では「国家による老後棄民」といえます。
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