我が家の勝手口にタヌキが来ました。23年くらい前。
玄関横のスイレン鉢に、夜中過ぎ水飲みに来ていた。
初めはネコかと思ったけど、逃げる途中で止まって振り返るその顔が紛れもなくタヌキ。
タヌキ?タヌキ!!
大学の夏休みだった長男次男を呼んで、三人で見た。三男は学習塾に行っていてとうとう一度も見なかった。
毎夜、0時過ぎに現れ、次第に慣れて勝手口から家の中に入らんばかりの勢い。
飼おうかなと一瞬思ったけど、野生動物、飼育しないのがお互いのため。
ちぎったパンを投げるも匂い嗅ぐだけで食べず。
私がポン太と名前つけたら、見たこともない三男がポン吉がいいと言うので、それ以後はポン吉に。
ポン吉、今日は来ないねぇと言っていると、水飲みに来る。
嬉しかった。
でもポン吉君は10日間我が家に来ただけで、あとはフツリと来なくなりました。。。。
いつかまた、いつかまた来てくれると信じて待ちながら、もう長い年月が経ちました。ポン吉もおじいちゃんになって(勝手にオスと決めている)、もう孫の代かもしれません。私たちもこうしておじいちゃん、おばあちゃんになったんだから。
我が家ですか・・・一応、政令指定都市、人口130万の市街地のど真ん中。あえて言えば市内に小高い丘、山が点在して自然環境も一部で保たれていると言うことでしょうか。
元は広島湾に浮かぶ島いくつか。長い間の堆積と近世以後の新田開発で、元の島は市街地に取り囲まれてしまったけど、その残った自然伝いにやってきたのかもしれません。
この時は嬉しくてあちこちで自慢していたら、ある時話が変わっていて、我が家にイノシシが出る噂になっていました。
いくら何でもイノシシは・・・
こちらは数年前、宮島のさる民宿の庭に来たタヌキ。この時は友達と泊まりました。
見えるでしょうか。あの白いのが・・・
白タヌキです。見るとご利益があるそうです。
こちら茶色、沓脱石の上にちょこんと座っています。
うちに来たのよりだいぶ太っています。みんなにかわいがられているんでしょうか。
野生動物見ると嬉しくなるのはなぜ?
きっとそれは、同じ生き物でも、いろいろなしがらみなくて生きているのがうらやましいのかも。
エサ採るのは大変だけど、愛嬌で乗り切って行く。