午後からはまずオペラ座裏の豪華デパート、ギャラリーラファイエットへ。
パリで一番大きなデパートらしい。
地階の、日本人向け免税手続きコーナーでツアーは解散。いさざとなったら日本人スタッフがいるので安心。
天井のドームから光が降り注ぎ、豪華なデパート店内。
見下ろす。キラキラと宝石をちりばめたみたいな店内。うわあ~豪華。
三人で本売場まで行くが、私は欲しい本がなく、同行者もお孫さんのお土産の探していたものがない。私はさらに本を探したい。同行者は歩かずにこの付近で時間をつぶすというので、私は午前中に見かけた日本の書店「ジュンク堂」へ行くことにし、のちの再会を約束して別れる。
外へ出ます。オペラ座の正面へまわります。ロータリーになってます。
ちなみに息子のお嫁さんは一人でパリへ行ったことがあったそうな。昨日息子の家へ行ってその話になり、「パリではお寺さんの近くのホテルだったんです」と言うので、ん?お寺???パリにお寺・・・と不思議に思い「マドレーヌ寺院のこと?」と聞き返すと、「いえ、オペラ座です」とのこと。
お寺さんとオペラ座、ちょっと似てるが全然違う。私も老人特有の症状が現れ始めたと言うべきか。ずっと先で、いえいえ近い将来、「そう言えばあの頃から少しずつおかしかった」と言われるかも。
オペラ大通りを南下します。
ずんずん歩いて行きます。
フランス旅行前、パリには浮浪者みたいな人が多く、昼間から集団で取り囲まれて強盗に遭うなんて話を聞いていたので、見るからに旅行者らしい女一人、歩いて大丈夫かなと恐々だったけど、だーーーれも私に関心払わない。わき目もふらず、一人一人黙って、さっさと歩いています。
それなら話は簡単。この私だって歩くのは60年以上のキャリアあり。一人で黙って、さっさと歩いて行きます。
10分くらい歩いて、ピラミッド通りを右へ。最初の角にジュンク堂はあります。
「フランスの簡単な植物図鑑を探してるんですけど」と日本人スタッフに聞くが、扱っているのは日本の書籍、雑誌のみ。ガックリ。ここでサン・ラザール駅近くのFnacへ行けばあるかもと教えてもらう。場所は・・・今来た道を逆に行く。やれやれ。
右隣がmy bus社。日本語ガイド付き各種ツアー専門会社。JCBプラザパリも同居していて、とりあえず地下のお手洗いをお借りする。
歩いているとものすごく暑いです。フランスは暖かいです。日本で見た天気予報、最高気温が9度だったけど。
オペラ座通りのパン、マカロンなどの店。
どんどん歩いていく。本日は半袖Tシャツ一枚に薄手のコート。それでも暑い。寝るときも暑くて着るものがないので、この後、オペラ座近くのパリユニクロで9.99€で半袖Tシャツ買う。
ラファイエットまで戻り、隣のプランタンの前を通り・・・初めからこっちへ行くべきでしたね。約40分のロス。
フランスの国鉄、サン・ラザール駅前まで来ました。ここからはフランス北西部への列車が出るらしい(未確認)。
パリでは他のヨーロッパの都市と同じく、市中心部に鉄道は乗り入れせず、行先によって周辺の駅を使い分けます。
駅はこの他に時計回りに、北駅、東駅、リヨン駅(一時間バスを待った駅。フランスの南方面からの乗り入れ駅)、モンパルナス駅がある。鉄道をパリで乗り継ぐ場合には地下鉄などで移動するのだろうか。
日本の国鉄は早い時期に都市を貫く形に変えたので、東京でも大阪でもJRの乗り継ぎは同駅内で済む。ありがたいことである。
Fnacは駅前の複合ビルの中にありました。やれやれ、レジでフランス語と英語を交えて悪戦苦闘した結果、この本を買いました。
一冊9.99€です。ユニクロのTシャツと同じ値段。
複合ビルの広場で一休み。ガラス屋根から光が入る。ガラスの照明器具?がユニーク。
本を買ってさとて、今から美術館行くのも時間が中途半端。とりあえずセーヌ川岸まで行きますか。
途中のインテリアショップ。
セール中。日本家屋、エッフェル塔などの柄もあり。
マドレーヌ寺院の裏まで来ました。
FOSHON本店前。カフェもあります。
その前を通って
こちらインテリアの店。ガラスか合成樹脂か分からないけれど、置物各種。
食器
シックな森の柄。
トラファルガー広場まで来ました。向こうにエッフェル塔が見えています。
広場に面してチュイルリー公園。この中にオランジェリー美術館もあるようです。この時にはオペラ座周辺にいるはずの同行者が行っていたとはつゆ知らず。
門横に飲み物など売る小さな店あり。有料トイレ併設。
セーヌ川、渡ります。
セーヌ川横の縦列列駐車。川には縦列係留
向こうはブルボン宮(国民議会)
再び広場に戻り、周辺は緑がいっぱい。
マロニエらしい。もう咲いてる。日本のトチノキの仲間。花はフリルが多い。
パリの四月、一人でマロニエの下を歩く幸せ。
シャンゼリゼ通り。向こうの凱旋門は修復中。
街路樹はプラタナスとマロニエ。これ全部が歩道、両側の歩道はとても広い。
マドレーヌ寺院の前を通ってTonchet通りへ出ます。Maxim前。
確か、高級レストランのはず。
昭和40年代、日本に出店したころは雑誌で特集が組まれるほどの話題になった記憶が。
食器の店や・・・
こちらは何でしょう。金と白のドアの取っ手周りがお洒落。
もう三時間くらいずっと歩いています。さすがに疲れました。
この後、オペラ座へ向かうカプシーヌ通りのコンビニ、モノップでチョコチップ入りパンとジュースを買って腹ごしらえ。
オペラ座至近、Inter-continental Le Ground Hôtel Paris。とっても高級そう。私のようなものが前を通っていいのかしら。
いえいえ、ホテル前は公道なので誰が通ってもいいはず。誰か有名人が出てこないかと思いつつ、誰も見かけませんでした。見かけても分からないけど。
ショップのガラスに映るパリの街。頑張れ、ニッポン人。フランスともそろそろお別れ。
やれやれ、戻ってきました。あちらは紳士、食品館。
午後五時、ギャラリーラファイエットの集合場所には、添乗員さんと一緒にホテルへ帰る希望者の五人が集まっていました。
今から地下鉄で帰ります。
ホテルは三号線終点のこちらの駅から至近。この後三人で食事に出かけ、楽しかったフランス旅行をあれこれ話し、大いに盛り上がったのでした。
その様子はこちら
http://blog.goo.ne.jp/kawashima134/e/7e64ffb319bf565c05993d2714b76b96
半日、一人でパリを歩き、とても疲れたけど、とても楽しい経験でした。京都のように見どころが公共交通機関で行けるところにコンパクトにまとまっているので、女一人ででも楽しく街歩きができそうです。
いつの日か、また行けたらいいなあ。汲めども尽きぬ魅力がいっぱい詰まった都会の中の都会、それがフランスのパリでした。
フランス人は冷たい、英語で聞くと知らんふりするとよく言われますが、私の出会ったパリの人たちはみなさんフレンドリーで、こちらの言いたいことを根気よく聞いてくれました。
危ない町と事前に旅行会社からさんざん言われたのは、修学旅行前の注意とおんなじで、最悪の場合を想定してのことと思われます。
パスポートとお金、カードには気を付けて、パリの人の動きに馴染んでいたら、そう危ない目には遇わないと思います。
クレジットカードは持たない主義と言う人もいましたが、海外旅行にはカード必須。JCBは小さな店では扱わないので、VISAとかも必要です。カードは紛失して使われても、60日前にさかのぼって保障があるけど、現金はそれっきり。大金、持ち歩かないように。それに高額紙幣だと偽札かと警戒されます。
いつかまた私はパリへ戻りたい。
Someday, I want to go back to Paris I also.
いえいえそうではなくて
Un jour, je veux revenir à Paris moi aussi.
フランス旅行記もあとは帰国だけになりました。終わるのが寂しいけど、最後までいろいろあって大変でした。それはいずれまた。