里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

完熟の九重栗カボチャ3番果を穫る

2020年09月25日 | 畑:果菜類

 完熟した九重栗カボチャの3番果を収穫しました。台風12号が来襲する前にと一斉に収穫しました。
 4月末に省力の直播きをし、親蔓1本仕立てにしています。3番果まで穫るつもりで蔓を伸ばしました。
蔓は8メートル以上に伸び、後半は半放任にして邪魔になるところを摘芯した程度です。雑草も大分茂っていますがご愛敬。
 1番果はもちろん、2番果も8月中にまとめて収穫し終わっています。例年3番果まで穫ることは余りありませんが、今年は1本仕立てで伸ばしたため、穫ってみようと目論みました。



 3番果の位置は株元から5~6メートルのあたりといったところでしょうか。普通、蔓の先に着く実は末(うら)成りと言われてまずいとされます。それは葉が少ない上に若いうちに穫ってしまうのでまずいのは当然です。3番果であっても十分な葉があって完熟すれば必ず旨いカボチャが穫れるはずです。
 着果はあまりよくありませんでしたが、最終的には結構成っていました。もうすでに開花してから45~50日は経過し、完全に完熟日数に達しています。


 どの実も軸は褐色に変色し多数のひび割れが出ており完熟間違いありません。


 今年は1番果も2番果もすべて完熟で穫っています。追熟なしでも美味しいカボチャになっています。
 3番果はまだ一度も収穫していません。今回まとめて収穫します。


これは以前収穫した2番果。現在まだ食べている最中です。ほくほくの栗カボチャです。


 完熟と言っても3番果をこれ以上畑に置くと劣化する可能性があります。形も大きさも良いカボチャが穫れました。

 この2個は2番果に近い位置にあったので、前回収穫時の見つけ残しかもしれません。


 こちらは6月末に種を播いた遅穫り用のカボチャ。品種は昨年と同じ白爵で、長期貯蔵に適するカボチャです。


しかし、残念ながら全く着果しませんでした。初めての経験です。8月の猛暑から9月の秋雨に耐えられなかったようです。これは諦めるしかありません。
 九重栗カボチャの3番果の一部を冬至カボチャ用に貯蔵できるでしょうか。

夏秋きゅうりは最後の踏ん張り

2020年09月24日 | 畑:果菜類

 8月20日頃から収穫が始まった遅穫り用の直播き夏秋キュウリ。かなり傷んできました。


 9月の本格収穫を目途に例年より少し遅く7月1日に種播きしました。
株間は約70㎝で半放任の栽培です。親蔓は誘引していますが、子蔓は下位の4節ほど搔いたあとは子蔓をネットにほぼ自由に這わせました。地べたに垂れてしまったり特に混みすぎたようなところだけ摘芯しました。親蔓から穫れるのは僅かだけなので、元気な子蔓を維持していかないといけません。
 8月の好天続きで予定より早く8月20日頃から収穫が始まり、一気に成り込んでしまったのは想定外。収穫最盛期の成り疲れは大きかったと思います。それでも収穫は途絶えることなく続きました。しかし、9月は一転雨続きで、ここ1週間くらいで急速に弱り、枯れ葉が多くなって空間が目立ってきました。


 それでも、蔓先に勢いが残っている様子も見られます。


 まだ十分に勢いを保っている株もあります。


 あといくら踏ん張れるか。これから先は成り行き任せです。
 台風12号の直撃は免れましたが、大雨になりそうなので、引導を渡されるかもしれません。
 このキュウリはトーホク種苗の「おいしさ一番星」という品種。うどんこ病に強いという触れ込みです。確かうどんこ病は出ませんが、褐斑病はかなり出ます。評価をするのはまだ難しい。
 しぶとくこの程度の収穫はできています。もっとも最盛期には摘果するようなものも含めてですが。


 こちら側のネットの6月半ばから収穫しているキュウリは完全に終わりました。支柱の上部には反対側のキュウリの蔓を伸ばしています。


 半分ほどは立ち枯れ性疫病で8月中に枯れ、そのほかの株も徐々に弱って今月半ばにはほぼ駄目になりました。7月末の大雨のあと8月の猛暑で一挙に成り込み、結局耐えられなかったようです。今年は収穫日数100日の目標は達成できませんでした。
 こうなると、やはり補完的に作る遅穫りキュウリも必要なことが分ります。


 夏秋果菜の代表というとキュウリ、トマト、ナス、ピーマンですが、キュウリは一番繊細で弱い。
 後ろには大きくなったブロッコリーの姿が見えます。主役交代の時期が近づいているようです。

ダイコンの間引きと追肥、土寄せ

2020年09月23日 | 畑:根菜類

 ダイコンを間引きし、追肥と土寄せをしました。
 ダイコンは3回に播いており、これが最終の9月2日に播いたもの。一部は冬囲いに回ります。予定より少し早めの種播きとなりました。


 種播きの時は少しごろ土が目立ちましたが、発芽は良好で、順調に生育しています。1週間ほど前に2本立てに間引きをしています。
 今回、最終の間引きをして1本立てにします。


 追肥と土寄せをするタイミングとしては少し早いですが、機械が入りにくくなるため早めに済ませるようにしています。それでもあまり問題はないようです。
 畦の両側に速効性の肥料を施します。


 9月は雨続きだったため、数日雨が降らなくても水分が多い。


 逆転ローターで土をはね上げます。


 機械だけで土を根元まで寄せるのは難しい。


クワで手直しをし、土を根元まで寄せるように仕上げます。葉にかかった土は払います。


追肥と土寄せが完了しました。


 こちらは1回目に播いたダイコン。お盆のさなかに播いたもの。雨が降らず苦労しましたが、まずまずの生育となりました。来月半ば過ぎくらいから穫れるようになるでしょう。


 こちらは2回目の8月25日に播いたダイコン。


 10日前くらいに1本立てにしました。土の水分が多すぎ機械を入れるのは諦め、鍬で土寄せを済ませました。本来なら、このくらいで土寄せするのがちょうどいいタイミングかもしれませんが、機械作業は難しい。
 2回目と3回目に播いたダイコンの畝が並んでいます。生育の違いが分ります。品種は1回目から3回目まですべて「耐病総太り」。


今年も花ミョウガは沢山穫れる

2020年09月22日 | 畑:花菜類

 今年もミョウガはよく穫れました。


4カ所ほどに植えられていますが、1カ所は少し遠くにあるため普段収穫しているのは3カ所。畑のはずれの方に植わっています。自然に増えていくためむしろ余り殖えないように管理しています。邪魔になる所まで伸びてくれば刈り払います。
 これが一番多いところのミョウガ。


 いつ植えられたか不明なほど古くからあります。秋ミョウガで収穫のメインはここ。もっとも私はほとんど収穫したことがなく、専ら穫るのは助っ人です。ほぼ9月中の収穫です。


ピークになると穫り遅れて花が咲くものが多くなってきます。


 花ミョウガと言いながら食べるのは蕾の時で、花の咲く前です。花は純白の可愛い花ですが、葉に覆われて表からはよく見えないので、日の目を見ない花と言ったところでしょうか。
 花ミョウガもピークが過ぎてくると小ぶりなものが多くなってきます。


 これは夏ミョウガです。お盆頃がピークで8月で収穫は終わります。


この辺りでは秋ミョウガがほとんどで、夏ミョウガは少ないので結構重宝されます。ただやや小ぶりで秋ミョウガに比べると品質は劣ります。
 ミョウガも本当はこんなに混ませてはいけません。


間引きをしてある程度日が入るようにすればもっと大きな色づきのいい花ミョウガが穫れるのだろうと思います。しかし、自家用にはそんなに大量に食するわけでもないのでほとんど放任栽培になってしまいます。ピークが過ぎ枯れ葉が出てきました。


 これは助っ人が穫ったもの。沢山穫ったときは塩漬けにするようです


 私は香りの強い野菜が好物なので、花ミョウガを色んなものに薬味として入れるのが好きです。冷や奴やキュウリの浅漬けなどに刻んだミョウガが入っていれば晩酌が進みます。


ピーマン2種を水墨画で描く

2020年09月21日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙


 ピーマンを水墨画で描きました。
 ピーマンにも色々な品種があります。現在我が家で作っているのは「京みどり」という品種。「京みどり」は縦長のスマートな形で、特にはじめうちは縦じわが出やすく、果肉が薄く軟らかいピーマンです。昔のピーマンのイメージとはやや異なります。
 ピーマンの代表的な形と言えば、獅子型と言われる形。エースピーマンが最も代表的で、以前はもっぱらこちらを作っていました。肉厚で肩の張ったがっちりとした形です。ピーマンの姿としてはこちらをイメージすることが多いかもしれません。
 今回はこの2種を並べて描いてみました。
 もっとも、この時期になると「京みどり」も、肩が張り果肉の厚みも増すようです。