里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ピーマンの最後の支柱上げと「ふところ枝」の整理

2020年09月20日 | 畑:果菜類

 ピーマンは6月末から収穫が始まり、収穫最盛の状態が2ヵ月くらい続いています。近年今頃に目立っていたモザイク症状は、今年は全く見られません。品種は「京みどり」。


 ピーマンの誘引はナスとほぼ同じで、中央の1本の支柱と、畝の両側にフックバンドで止めた横の直管パイプを徐々に上げていく簡易な方法で行っています


 また、枝が下がってきたので、横の直管パイプを20センチほど上げます。


 直管パイプはフックバンドを完全に止めていないので、今回も下から上に軽く叩くだけで簡単に上がります。


直管パイプを上げるのは4度目かと思いますが、これで枝は垂れ下がらず、あまり動きません。過去に色んな方法を試しましたが、この方法が一番簡単なようです。
 フックバンドも最後まで完全に止めたことがありません。それで問題なく持っています。


 全て支柱が上がりました。高さ90センチくらいになっています。まだ若干の余裕がありますが、多分これが最後の支柱上げになると思います。


 枝が支柱をすり抜けるものや多少の枝折れは出ますが、分枝が多すぎるくらいになっているので気にしません。


「ふところ枝」も混んできました。「ふところ枝」とは株の内側の方に向かって伸びている枝のことです。


「ふところ枝」を整理しました。一つ一つの実の肥大をよくするには「ふところ枝」の整理をこまめに行えば良いのですが、混んでいるところを間引く程度にしました。この先、台風などで傷められることが多いので枝葉を多めに残しておきます。


穫り遅れて赤くなっている実も散見されるようになってきました。赤いのは完熟の証しですからカラーピーマンとして食するのに何ら問題はありません。


 穫れすぎていささか持て余し気味のようですが、私自身はピーマン好きなのでいくらでも食べられます。


紆余曲折も今年の稲刈りは終了

2020年09月19日 | 田んぼ


昨日、今年の稲刈りが終わりました。昔はすべて自前でやっていましたが、大分前から刈り取りと調製は馴染みの法人にお願いしています。
9月は天候の悪い日が多く、もっと遅れるかと覚悟していました。何はともあれ一息つきました。
この法人の現在の代表は若い後継の方ですが、前代表のお父上は私と同世代で、ご家族皆懇意の間柄です。当地方では最も大規模な経営を行っている法人の一つです。


ライスセンターの装備も充実しており、安心してお任せできます。


コンバインのオペレーターは専ら前代表。機械操作のテクニックは抜群です。


コンバインは高性能の高速6条刈りでキャビン付き。スピードがすごい。


私も毎年、法人の軽トラックで運搬の手伝いをします。
急遽連絡があり、午後1時頃スタートしましたが、たちまち終了しました。
今朝の田んぼ。少々寂しい感じがしないでもありません。


刈り取った跡の田んぼはコンバインのキャタピラーの跡の深いところが沢山できています。9月に入ってからの悪天候で田んぼの乾きが悪かったのでしょうがありません。


今年の米作りも紆余曲折ありました。残念ながら我が家のイネは不稔籾があり、イノシシの侵入で傷められ、よい作柄はあまり期待できません。それでもこれで一区切りつきます。
「腐っても鯛」ではないですが、やはりこの辺りでは今でもコメは特別な存在です。

トマト連続摘芯栽培'20~第8花房収穫と下葉の整理

2020年09月18日 | トマト連続摘芯栽培

 トマト連続摘芯栽培は第4基本枝の第8花房を収穫しています。
 最後の4回目の捻枝をしてから約1ヵ月、芯止めしてから約半月です。第4基本枝の最初の花房が第8花房です。気温が高いため以外に早く赤くなりました。
 そして、下葉の整理も行いました。
 下葉の整理はもっと早くにしなければならなかったのですが、今年はハクビシン対策にネットを回したため仕事がやりづらく、しばらく放置していました。


 さすがに最後までこのままというわけにもいかないので実行しました。第1基本枝はすべて枯れ葉になったので根元から切断しました。第2基本枝は少し青い葉が残っていたので根元からの切断はせず枯れ葉だけを搔きました。
 完璧ではありませんが大分スッキリしたと思います。

 第1基本枝(第1、第2花房)と第2基本枝(第3、4花房)の収穫は8月に全て終わっています。
 3回目に捻枝した第3基本枝には、第5花房から第7花房まで着けています。加えて今年はおまけの花房を1花房、まれに2花房着けています。一番下の花房がおまけの花房。カウント外です。


 第6花房までは全て収穫が終わりました。第7花房は収穫が始まったものはわずかで、ほとんどはこれからです。
 今年の特徴はおまけに着けたカウント外+α花房の着果が非常によいことです。最後まで穫ってみないと分りませんがこれほどうまく着くことはあまりありません。


 これが最後に捻枝した第4基本枝。


第4基本枝は第8花房から第10花房まで着けています。おまけの+αの花房を着けている株もあります。第8花房の収穫が盛りになってきました。


 第3基本枝の第7花房と収穫の順番が逆のようですが、連続摘芯栽培では基本枝に3花房着けるとよく起こる現象です。2花房ならこういうことは起こりません。
 下の方に垂れているのが第3基本枝、上から垂れているのが第4基本枝。


 10月下旬の収穫終了を目途に逆算して芯止めしましたが、思ったより進んでいるかもしれません。
 さすがに実には少しバラツキが出てきました。夜温が下がってきたので旨味は増しています。今年は例年より花房数は少ないものの歩留まりが良いようです。


草花の水墨・墨彩画集

2020年09月17日 | 水墨画:草花


 草花の水墨・墨彩画集



 草花を中心とした水墨画、墨彩画をフォトチャンネルにまとめました。
 これまで、草花や花木などを水墨画、墨彩画で描き記録したものが100枚になりました。フォトチャンネルの制限枚数は100枚と言うことで、拙い画ながら、これを機会に画集の形にしてみました。
 ほとんど題名だけで、詳しい説明はしていません(左側の最新フォトチャンネル参照)。
 季節ごとに、ごく身近にあるものを描いてきましたが、見返してみると同じ題材を繰り返し描いているものが結構あります。それはそれでいいのですが、身近にある草花だけだとどうしても範囲が限定されてしまうので、これからは少し範囲を広げてみようかと思います。これは、菜果についても同様です。
 次は、新たに101枚目からのスタートになります。

白菜に追肥と土寄せ

2020年09月16日 | 畑:葉菜類

 中晩生のハクサイに追肥と土寄せをしました。
 連日雨が降り土の水分が多いのですが、いつまでも土寄せをしないでおくわけにもいきません。
 中晩生ハクサイは8月24日に直播きしました。品種はトーホク種苗の郷秋85日。


 始めは干天でしたが、その後雨が降り、割とうまく発芽しました。
 1本立てにしたばかりで、まずまずの揃いです。
 畝の両側に速効性の肥料を施します。


 例年なら管理機の逆転ローターで土をはね上げながら土寄せし、その後鍬で手直しをしていますが、今年は水分が多すぎるので機械作業は諦めました。


 大した数ではありませんが、すべて鍬での手作業となりました。


 しかし、以外にも土が軟らかく容易に土寄せできました。乾燥していてはこうはいきません。ただ、がっちりとは寄せられないので、結球前にもう一度追肥土寄せの作業をすることになりそうです。


 こちらはすでに追肥と土寄せを終わっている早生ハクサイ。
 早生ハクサイは8月15日に直播きしました。品種はトーホク種苗の郷秋60日。


 干天続きで何度か灌水せざるを得ませんでした。それでも一部播き直したところがあります。これほど差が付いています。


日数から言うと来月半ばからの収穫予定ですが、どうなるでしょうか。