初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ズームレンズ・メンテナンス

2011年10月05日 21時27分40秒 | Weblog


キヤノンとフジノン(冨士写真光機)が

ズーム比の倍率競争が激化します



モノクロテレビ時代に単レンズで活躍していた

ニッコール(日本光学)が

カラーカメラのズームレンズに

参入してこないのです

… … …

キヤノンとフジノンが

カラーテレビのズームレンズを

分け合っていました



ズームレンズは便利なレンズです

しかし、ズームレンズの弱点ではないのですが

定期的にレンズのメンテナンスが必要でした



ズームレンズは,カムやワイヤーで

レンズを複雑に動かします

カムのオイル切れ(グリース)で毎年、

それとワイヤーが伸びてくるので

ワイヤー交換は2年~3年

メーカーのサービスマンが

レンズの調整も兼ねてやってきます



メンテナンス費用がなかなか高価なのです



テレビ局の経営陣は

どうしてレンズにメンテナンスが

必要なのかと渋い顔でした



エーテル液の刺激的な臭いの中でレンズを

分解クリーニングしているのを横で眺めるのは

興味深いものでした



サービスマンが

「出てきました…」

と蠅の死骸を見せてくれたことがありました



ズームレンズの中では可動レンズが

前後に激しく動きます

ズームレンズの下に空気抜きの穴が開いています

ズームシャフトを前後に動かすと

「シューッ」と音が聞こえます



たまたま、近くを飛んでいた蠅が,

この風に吸い込まれたのでしょう