人間の眼についてもう少し
カラーフィルム(リバーサル)の出現で
色温度という言葉が出てきました
晴天,曇天,電灯光で
色温度が違うのです
人間の眼は色温度について完全に
自動化されているので
朝でもカクテル光線になる夕方でも、
白いものは白く見えます(感じます)
それがカラーフィルムでは
色温度という厄介な問題が現れて
色温度変換フィルターが必要になりました
デジタルカメラになって
ホワイトバランスという
言葉に変わり、
人間の眼に少し近づいて
AWB(オートホワイトバランス)となりましたが
人間の眼は、明るいところから暗いところまで
自動露出です
写真を撮ろうとして被写体を見つめますと
眼は自動露出でまぶしくなくなり
オートホワイトバランスで
色の傾きも修整されてしまいます
被写体の色の傾きは色温度計で、
露出は露出計で測らないとわかりません
ある写真作家が、
「人間の眼はいい加減だから
、
露出計で露出を計り
色温度計で色の傾きを測らなくてはならない」
と申されていました。
私はむしろ人間の眼が完全自動化されていて
それに比べてフィルムの方が
いい加減なのだと思っています
… … …
ロボットがどんどん発達していって
人間に近づくにはロボットの眼は大変でしょう