総天然色映画の名作はテクニカラー方式で
制作されていました
戦前の最高傑作は「風と共に去りぬ」で
ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルでした
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主演のヴィヴィアン・リーはこの映画の後
ロバート・テイラーと「哀愁」に出演しています
テクニカラー方式による総天然色映画の名作は
数々ありましたが、イギリス映画の
バレエ映画「赤い靴」が素晴らしい色彩でした
出演は、モイラ・シアラーで
撮影はジャック・カーディフでした
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もう一本これもイギリス映画の
「天国への階段」で 戦死して天国へ向かうはずの
パイロットの愛と生の物語で、パイロット役は
デヴィッド・ニーヴンでした
地上を総天然色で、天国をモノクロ画面で
地上から天国に向かうと画面の色彩がモノクロに
変わっていく素晴らしい表現でした
この撮影もジャック・カーディフでした
この素晴らしい総天然色映画はテクニカラーで
モノクロフィルム三本にRGBに分解して撮影する
特殊なカメラが必要でそれに、莫大な制作費のかかる方式でした
イーストマンカラーは一本のカラーネガフィルムです
しかも普通(モノクロ)のカメラで総天然色映画が制作できるのです
大映第一回色彩映画「地獄門」は時代劇です
各撮影所の注目を集めました