私が高校生の時、観た現代劇映画「最後に笑う男」で
凄い女優さんが誕生したと
感激した女優さんが京マチ子さんでした
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京マチ子さんはその後
黒澤明の時代劇「羅生門」に出演しました
その作品が国際映画祭に出品されて
見事、グランプリを受賞しました
そして京マチ子さんは、次々に大作に出演することに
なりました
現代劇「偽れる盛装」、時代劇「源氏物語」「大仏開眼」
「雨月物語」カラー作品「地獄門」と「楊貴妃」
「新・平家物語、義仲をめぐる三人の女」
ビスタビジョン・カラー作品「地獄花」など
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京マチ子さんは、後輩の若尾文子、山本富士子とともに
大映の看板女優として大活躍します
大映ビスタビジョン第一作「地獄花」主演
京マチ子さんと鶴田浩二の仕事に私は撮影助手として
付きました。監督は伊藤大輔(いとう・だいすけ)さんでした
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岡山の津山高原へロケーションに出かけましたが
天候不順で仕事が遅れて大変でした
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京マチ子さんの周りには付け人さんと
マネージャー女史がいました
女史は、I川さんという威勢のいい方で
会うと「君、元気で仕事しているか?…」と
よく可愛がって貰いました