1957年4月に日本初のシネマスコープ
時代劇「鳳城の花嫁」が
東映によって製作公開されました
同じ頃、新東宝でも
「明治天皇と日露大戦争」が
公開されています
… … …
大映京都撮影所製作のビスタビジョン
時代劇「地獄花」が公開されました
これで日本映画はワイドスクリーン時代になりました
シネマスコープ洋画作品を私はかなり観ています
「戦場にかける橋」「略奪された七人の花嫁」
「エデンの東」「紅の翼」など
シネマスコープ第一回作品の
「聖衣」も見ています
ストーリーは宗教物でした
アメリカで企画に困ったら宗教物を
制作すればヒットすると云われて
この作品は見事大ヒットしました
日本映画で企画に困ると
忠臣蔵を制作すると必ず
当たると云われているのに似ています
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大映はシネマスコープに走らず
ビスタビジョンでスタートしましたが
大量のフィルムを使用する上に
カメラはライカ判の大きなネガサイズで
映画館の映写機にかかるように
特殊プリンターで縮小プリント処理をしなくてはならず
数本制作した後、ビスタビジョンを
止めてしまいました