毎日の映画制作では
スタジオ内セットにカメラを
据え付ければすぐに,本番の
撮影ができました。
しかし、テレビスタジオで
テレビ番組の本番はすぐに
シュート出来ません。
白黒テレビカメラもカラーカメラも
電源スイッチを入れてすぐ本番と
いうわけにはいきません
白黒テレビカメラ、カラーカメラそれに
ビデオレコーダー、映像スイッチャー、
音声卓機器など,カメラリハーサルから
逆算して最低30分前に電源を投入して
ヒートランさせていろいろの機器が安定
するのを待つのでした
カラー映画フィルムはタングステン・タイプ
ですから、セットの照明器具の電球を
3200°Kに合わせなくてはなりません
それに対して、カラーテレビカメラはテレビスタジオの
照明電球の色温度が大体2850°Kなので
カラーカメラのWB(ホワイト/バランス=色温度)は
2850°Kに調整していました。