映画に出演する男優さん、女優さんは
撮影所内の化粧室(メーク室)で
化粧(メーキャップ)をしてカメラ前に
立ちます
映画が白黒時代の化粧は
ドーラン(胴乱=当て字)でメークしていました
撮影に使用する銀塩フィルムが主に
スーバーパンクロだったので、映画写りがいいように
少し赤っぽい色合いでした
やがて日本映画もカラー映画に進む際
アメリカからイーストマンカラーが入ってくると
同時に、ハリウッドのテクニカラーで使われていた
パンケーキと称するマックスファクター製品が
入ってきました。
… … …
以後、カラー映画に使用される化粧品はすべて
マックスファクターのパンケーキになったようです
このパンケーキは映画のみならず、一般にも
出回って、たしかコレクティブ・メーキャップと
云われて流行ったことがありました。
カラー映画の次はカラーテレビの時代がやってきました
テレビがカラー化されると、やっぱり、マックスファクターの
パンケーキが導入されました。
… … …
カラー映画やカラーテレビの画面で一番関心が集まるのは
出演されている女優さんの顔色です。
健康的な小麦色の肌色の再現に,
メーク室の美容師さんは苦心されたようです