テレビスタジオで番組制作には
まず、セットを照らす照明が必要です。
スタジオ天井からワイヤに吊された
照明バトンがズラリと並んでいます
それぞれの照明バトンには照明器具が
6~8つぶら下がっています
テレビスタジオの床には、照明器具は
置かれません。テレビが始まった頃の
照明バトンは,手動で上下していましたが
カラーテレビになって,照明バトンは
モーターで上下する電動バトンになりました
カラー映画スタジオでは照明電球の色温度を
厳密にカラーメーターで計測していましたが
カラーテレビスタジオでは、いちいち電球の
色温度を計測しないで、カメラリハーサル時に
カラー・マスターモニターをチェックして
あやしい電球のみ交換して本番にそなえていました
次にスタジオ・セットを照らす照明で
強く光るキーライトや柔らかく照らすフィルイン・ライトの
調節には、それぞれ電球に直列につながった
摺動抵抗で,加減します…。
… … …
照明電球の明暗を電圧の上下で調節するのは白黒テレビでは
問題がなかったのですが、カラーテレビになって
WB(ホワイト・バランス)が崩れるので使えなくなりました