カラーテレビカメラはズームレンズを
通った光はプリズムで三原色に分解されます
プリズムで赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に
分けられてそれぞれ3本の撮像管(プランビコン管)に
到達します
カラー印刷では三原色(減色),マゼンタ(M)
イエロー(Y),シアン(C)を重ねてカラー印刷が
完成しますが、その三色の印刷がずれると、
カラー印刷は具合が悪くなります
カラーテレビカメラもカラー印刷と同じくR撮像管、
G撮像管、B撮像管の三原色(加色)の映像を重ねて
カラーテレビ画面が完成するのですが、カラー印刷のように
三色の画像がずれると 、テレビ画像も具合が悪いのです
カラーテレビもカラー印刷でも色ズレを防ぐのに
レジストレーションを調節する必要があります
テレビカメラの色ズレ調整のことを「レジ合わせ」と
云って,カメラで写しているレジストレーション・パターンを
映像エンジニアが細かく調整します
このカラーカメラの色ズレ(レジズレ)は,地磁気の
影響を受けて,テレビ番組の本番中でも起こるらしく
カメラが上を向いているとき、クレーンに乗せたカメラが上の方から
俯瞰で下向きに撮像するときに僅かですが色ズレを起こしているようです
本番中のレジズレは、映像エンジニアの勘と技術で,つまみで調整
しているようでした…。