戦時中、日本で、さくら天然色フィルムが
さくら(現・コニカミノルタ)から発売されました
当時、私は満州の新京で小学生でした
父親の机の引き出しでマウントされた
カラースライドを見ています。
戦後、アメリカのコダックから
外式カラーのコダクローム、
内式のエクタクローム
のカラーフィルム(リバーサル)が入ってきます。
日本にカラー現像所がなかったので
航空便でハワイやロチェスターの現像所に
撮影済みのフィルムを送っていました
現像したカラーフィルムは紙枠でマウントして
船便で送り返してきます
撮影後すぐアメリカへ航空便で送っても
帰りは船便ですから、手許に届くのが1カ月ほど
かかりました。
やがて冨士フィルムもカラーリバーサルを発売します
いすれもカラーリバーサルはスライドビュアーで
見るか、スライドプロジェクターでスクリーンに
投射して見るだけです
写真とは印画紙にプリントして手にとって
見るものだと思っています
色のついたカラー映像も印画紙にプリントして
手にとって眺めたいものだと思っていました。