初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ベルリン放送交響楽団

2014年06月20日 20時55分21秒 | Weblog


ドイツにベルリンの壁が存在した時期に

東ベルリンからベルリン放送交響楽団が

ザ・シンフォニー・ホールにやってきました

… … …

ザ・シンフォニー・ホールができてから

しばらくしてベルリンの壁が

崩壊したのでした



リハーサルの打ち合わせで舞台に集まった

楽団員はなんとなく手持ちぶさたなのです



ザ・シンフォニー・ホール舞台裏の

楽屋までの通路に大きなラックが

置かれていました



そのラックにバイオリンがずらりと

並んでいたのでした

世界的に歴史のある交響楽団ですから

それぞれ楽器はいずれも名器のはずです



西側の楽団は楽器が個人の財産であるのに対して

東ベルリンの放送交響楽団が使用する楽器は

楽団か国が管理していたのでしょうか

… … …

ラックに並んだ名器バイオリンを誰か

どのように選ぶのでしょうか

… … …

この奇異な光景に私はショックを受けました








ベルリン・フィルのリハーサル

2014年06月19日 21時08分29秒 | Weblog


シンフォニー・ホールの舞台に

ベルリン・フィルの

楽団員は自前の楽器を手に

カジュアル(普段着)で集まりました



それぞれ奏者はリハーサル前の

打ち合わせでも、

世間話の間でも楽器を手にしたままで

横の椅子に置いたりしません



バイオリン、ヴィオラ、チェロ、

金管楽器、木管楽器、など

一寸した豪邸並み価格の

名器なのでしょう



それぞれ奏者は豪邸を

手にしているのですから

疎かに扱うことはできません



打楽器、コントラバス、ハープ

ピアニストなどは扱う楽器が

大きすぎて手に持てないので

手ぶらで現れましたが










Kさんのマイクセッティング

2014年06月18日 21時24分52秒 | Weblog


音声エンジニアのKさんに

クラシックのマイクロホンセッティングを

聞きました



メーンマイクロホンは

指揮台の真上にワイヤーで吊り下げられました

ステレオですから2本マイクロホンが付いています



バランスの良いオーケストラは

この2本のマイクでOKなのだそうです

それに木管や金管のソロ用に

補助的なマイクがセッティングされました



シンフォニーホールの舞台の下手(しもて)に

音声用ミキシングルームがあります

備え付けのミキシング卓に

補助のミキシング卓が増設されました



オーケストラの音は

中継車内VTRの音声トラックに録音されますが

同時にミキシングルーム内に

ソニーPCMデジタルレコーダーも

用意されました









ベルリン・フィルハーモニー

2014年06月17日 19時01分52秒 | Weblog


クラシック好きで音声エンジニアの

Kさんとクラシックコンサートの

中継録画で一緒に仕事に就きました



そのクラシックコンサートは

シンフォニー・ホールで

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の

ベルリンフィルハーモニーでした



モーツァルトの「ドンジョヴァンニ」

レスピーギの「ローマの松」

などがプログラムでした



ローマの松ではトランペットソロを

舞台裏から奏する珍しい曲でした



コンサートの楽団員は普通、舞台に

ずらりと並ぶのですが

このコンサートの舞台は指揮台を囲んで

すり鉢状に平台が組まれて

楽団の外側が少し高くなって

独特の画面になりました



カラヤンもベルリンフィルも

音楽の世界では頂点です

あとは画面の組み立てしか残っていません

それに指揮者カラヤンは映像にも興味があって

ユニークな画面を要求したのかも知れません








音声エンジニアー・Kさん

2014年06月16日 21時33分54秒 | Weblog


クラシック録画中継で

機器セッティングの合間に

親しくしてもらっている

音声エンジニアの

Kさんから思い出話を聞きました



電気科を卒業して就職は

外国航路の船舶会社に

船舶無線技師として就職したかったと

いうのです

… … …

わけを聞くと船の無線技師は

入港すると船での仕事が

暇になるのだそうです




欧州の港々て暇になった無線線技師の

Kさんは、下船して街の

クラシックホールに

駆けつけて 生の音楽を

たっぷり聴いて回りたかったと

いうのです



彼が卒業のころ

世の中不景気で

特に船舶関係は

景気が悪くて

とても就職できなかった

ようでした



そして心底、クラシック好きの

Kさんは放送局の音声エンジニアに

就職されたのでした





スマイリー・小原

2014年06月15日 18時36分41秒 | Weblog


マントヴァーニ・オーケストラの

フェスティバル・ホールでの

コンサートで生演奏なのに

エコーがかった音色に驚かされましたが

… … …

次にオーケストラ指揮者の

マントヴァーニの指揮ぶりにも驚きました




演奏が終わるたびに

観客の方へ向き直って

お辞儀をしながらエンディングのタクトを

振るのです



軽音楽オーケストラのリーダーには

半分観客の方へ向いて演奏して

指揮をする人が多いです

… … …

かってフジテレビの人気音楽番組

ザ・ヒットパレードがありました



そのオーケストラは

スマイリー・小原と

スカイライナーズでした

… … …

リーダーのスマイリー小原は

最初から観客の方を向いて微笑みを浮かべて

踊りながらバンドを指揮していました



マントヴァーニ・オーケストラは

生コンサートでありながら

さわやかなエコーがかった音色と

一曲一曲、エンディングで

観客の方に向いてお辞儀で曲目を終わる

スタイルは印象に残りました







続・マントヴァーニ・オーケストラ

2014年06月14日 20時57分23秒 | Weblog


お馴染みのシャルメーヌで

始まったマントヴァーニ・オーケストラの

生演奏コンサートは

「ムーラン・ルージュのテーマ」

「グリーン・スリーブス」と

ヒット曲が続きました



マントヴァーニの演奏は

どの曲目も弦楽器群に

エコーがかかったように

聞こえてきました



クラシック風の生コンサートを聴いているのに

LPレコードのような

エコーがかった効果が出るのか

私にはわかりませんでした




テレビ朝日のテレビ音楽番組に

「題名のない音楽会」があります

司会の黛敏郎(まゆずみとしろう)が

この番組で

マントヴァーニ・オーケストラ特集を

組んでいました



オーケストラのバイオリン群を

いくつかに分けて、それぞれ

メロディをずらして演奏する

「カスケード・ストリングス」という

手法で編曲されていると説明していました








マントヴァーニ・オーケストラ

2014年06月13日 19時32分58秒 | Weblog


電気音響再生のPAスピーカーから

流れるメロディと

軽音楽は切っても切れない関係です



LPレコードの普及とともに

新しくムード音楽というジャンルが生まれました

その第一人者として

マントヴァーニ・オーケストラがありました



マントヴァーニを LPレコードで

聴くとエコーがかかって美しい演奏でした



そのマントヴァーニ日本公演のチケットを

偶然入手しました

そして近場の大阪中之島,フェスティバルホール(旧)

が会場でした



幕があがるとオーケストラが整然と並んでいます

そこへ指揮者マントヴァーニの登場で

クラシックコンサートと同じ雰囲気です



おなじみのヒット曲、シャルメーヌが

始まりました。

マイクロホンもスピーカーも

電気再生装置を一切使わない

クラシック風のコンサートなのに

聞こえてくる音楽にエコーが

かかっていました





ウッドストック・フェスティバル

2014年06月12日 22時27分22秒 | Weblog


軽音楽のコンサートで

マイクロフォンとスピーカーは

必要な要素になりました

この電気拡声装置が最大に

生かされたのが

アメリカのウッドストック

フェスティバルだったのでしょう



この巨大なコンサートは

30組以上のフォーク歌手や

ロック・グループなどが出演

入場者は40万人以上と

いうから大変なものでした



出演者は

ジョーン・バエズ

ラヴィ・シャンカール

サンタナ

ジャニス・ジョプリン

ジェファーソン・エアプレイン

ジミ・ヘンドリックス

など



巨大なPAスピーカー群の

舞台写真を見ると

すごいパワーの装置が

用意されたのでしょう



日本のロックコンサート会場も

このウッドストックの影響か

巨大なPAスピーカーが並ぶようになりました










ビング・クロスビー

2014年06月11日 19時06分57秒 | Weblog


ラジオ放送が始まりました

ラジオはマイクロホンが

必要です

そのマイクロホンを巧みに使って

人気をつかんだのが

ビング・クロスビーでした



クラシックのオペラやソプラノ歌手のコンサートでは

声を張り上げてホールに響き渡る歌声ですが

マイクロホンを使うビング・クロスビーは

ソフトに発声する。クルーナー・スタイルを

完成させました



以後、軽音楽界に影響を及ぼし

ポピュラー歌手はマイクを使うように

なりました



テレビ歌謡番組で

デビューした山口百恵嬢は

歌声が小さかったようでした



彼女のヴォーカル・マイクに

周りの楽団や

送り返しモニタースピーカーの

音が回り込んでくるのでしょうか



番組の音声エンジニアーが

彼女の歌声が小さくて苦労すると

ぼやいていました