経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■ 【経営コンサルタントの選び方・使い方】 No.9 コンサルタントを使う目的をはっきりしよう 3

2014-08-11 16:22:42 | 知り得情報

■■ 【経営コンサルタントの選び方・使い方】 No. コンサルタントを使う目的をはっきりしよう 3<o:p></o:p>

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~ 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ ~<o:p></o:p>

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 経営環境のグローバル化や技術革新の収束な発展で、経営者は従来の延長線上での経営ではやって行けない時代になりました。<o:p></o:p>

 このような時には、スピーディな経営意思決定により、臨機応変な時代対応の経営ができなければなりません。<o:p></o:p>

 新興国の急速の発展には、社内だけのでの人材では追いつかなくなってきています。せかいじゅうの先進国は、社外取締役を活用するのが当たり前な時代です。<o:p></o:p>

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第1章 経営コンサルタントは何をしてくれるか<o:p></o:p>

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■ 1-2 コンサルタントを使う目的をはっきりしよう 3 通算9回<o:p></o:p>

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 社員研修なども、実務的な面での経営コンサルタントによる支援業務の良い例といえます。社員の能力を向上させたくても、それをどのように進めていったらよいのかということになると、大企業でも最適な講師がいないこともあります。<o:p></o:p>

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 経営コンサルタントとは、良い感度のアンテナを持って、社内の現況調査・分析を通して問題を発見したり、その原因を追及し、その問題の解決策を企画し、どのように進めていったらよいのかを勧告したりします。提案内容を依頼主に理解してもらい、それを実施させ、効果を上げてもらわなければなりません。しかも、それだけで終わってはなりません。<o:p></o:p>

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 経営コンサルタントがいなくても業績がのびていける企業体質を持てないと、いつまで経っても経営コンサルタントから独り立ちできない経営コンサルタント依存症にかかった企業のままでいることになってしまい、それでは経営コンサルタントが支援した意味がないのです。<o:p></o:p>

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 経営コンサルタントから学ぶだけではなく、経営コンサルタントのような外部のプロが行っていることをまねながら心と体で習得して行き、それをまた別な局面で活かすようにします。<o:p></o:p>

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 経営コンサルタントの仕事は、「経営コンサルタント不要な企業づくり」であり、経営コンサルタントとはそれを企業に実現してもらうことに協力する知的専門家といえます。<o:p></o:p>

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【 注 】<o:p></o:p>

 弊著、経営者・管理職のための「発展し続ける企業の“秘密”の道」(グロマコン出版、A5サイズ約60ページ)は1,000円(税/送料込み)でおわけしています。<o:p></o:p>

 申込ページ ←クリック <o:p></o:p>

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■■ 経営コンサルタントのサイト  ←クリック<o:p></o:p>

 


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■■【時代の読み方】 コンビニとコーヒー 2014/08/11

2014-08-11 14:37:21 | 知り得情報

■■【時代の読み方】 コンビニとコーヒー 2014/08/11

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。


独善解説

■ コンビニとコーヒー 2014/08/11

20年以上も前の話になりますが、コンビニエンスストアが、昨今ほど数が多くはない時代のことです。「新幹線で出張する折にコンビニで買って車内に持ち込もう」と思いましたものの、コンビニでは缶コーヒーしか売っていませんでした。しかたなく、車内販売の高いのに、おいしくないコーヒーを買わされることに不満を感じていました。

なぜ、コンビニで入れ立てのコーヒーを販売しないのか、某大手のコンビニに提案したことがあります。しかし、なしのつぶてでした。

時代がくだり、コーヒーチェーンの展開、ようやくコンビニでもコーヒーを買える様になりましたが、コンビニコーヒーは安いですが、おいしくありません。結局、大手コーヒーチェーンのデビットカードで買うことが多くなってしまいました。(カードのことは知らない人が多いようですが、その都度小銭で払わなくて済むので便利です。)

コンビニコーヒーを大手コンビニが展開する様になり、ようやく競争が激しくなったことにより差異化(差別化)の時代に入らざるをえないでしょう。

値段を売り物にしているSコンビニなどと一線を画そうとしているのが、Lコンビニです。街中でコーヒー色をした丸い看板が目立つ様になりました。入ってみますと、メニューも豊富です。値段は、Sコンビニの倍の値段ですが、手渡しで売ってくれます。

コンビニの常識は、人件費を抑えて、便利さを売ることでスーパーやデパートを凌いで成長してきています。そのコンセプトと逆行するかのごときLコンビニのコーヒー戦略ですが、これがあたるのでしょうか?

要は、コンビニ間の競争だけではなく、ファストフード店やコーヒーチェーン、自動販売機など、ライバルが多様化していることを前提に差異化(差別化)を図らないと成功しないと言うことです。

■ 女性管理職登用の現状 2014/08/08

2011年に国が全国約4000社を対象に、女性管理職登用の現状について調査を行いました。そのうちの、55.3%が「課長級以上の女性の管理職がいる」と回答しています。

この調査から見ますと、企業の半数以上が女性を管理職に登用していることがわかります。しかし、視点を変えて日本の全管理職に女性が占める割合をみますと、女性管理職はわずか6.8%に留まっています。

なぜ、このように管理職に占める女性の比率が低い比率が低いのでしょうか。(NHK調査、複数回答)

 必要な知識や経験などがある女性がいない  54.2%
 管理職になるための在職年数を満さない   22.2%
 管理職になる前に退職してしまう      19.6%
 その他                   4.0%

   グラフ

     http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm#topics


女性登用率が低いというその理由は、上記の様に、「知識や経験」という観点で、一定レベルに達していないという理由が半数以上の企業からの回答です。

まだまだ男尊女卑的な男社会の思考が定着している企業が多く、知識や経験をどの様に測定するかによっては、この比率が大きく異なる様に思えます。女性が重用されない雰囲気の中で、早期退職をしてしまう女性が多いことが、これだけでは正確のはんだんはできませんが、理由の2位、3位になっている結果からも想像できます。

■ 日韓関係はいつ改善するのか 2014/07/31

 舛添東京都知事が、韓国のパク・クネ大統領と会談したと大きく報道されました。冷え込んでいる日韓関係に改善の兆しはあるのか、NHKの出石直解説委員の話を聴き、人間の度量について考えさせられました。

 パク・クネ大統領は、外国訪問を重ねて積極的な外交を行っていますが、日本の悪口を言ったり、日本の政治家とは逢わないようにしていたりと、日本では批判の対象となっています。

 一方、国内事情もあり、相変わらず慰安婦問題など歴史認識の問題に固執し、国内での人気回復に躍起になっています。

 舛添知事との会談に踏み切ったの地方自治体の長ということでハードルを下げたのかもしれませんし、彼女のホンネの部分に「現状を変えたい」ということがあるように私は思えます。

 父親が親日的な大統領であったことから、そうあって欲しいという私の願望がそのように楽天的な見方をさせているのかもしれません。

 しかし相変わらず歴史認識を取り出し、硬い表情を崩さなかったのが、テレビニュースを見た限りのことですが印象的です。

 出石解説委員は、イ・ビョンギ氏をキーパーソンとして見ています。つい最近まで駐日大使を務め、精力的に日本の各界の要人と会って信頼関係を築いてきました。桝添都知事が大灯力に面会できたのも、彼の功績と見られます。

 そのイ・ビョンギ氏は、国家情報院の院長という要職に抜擢され、大統領とも頻繁に会う機会の多い人だけに注目されます。8月上旬のミャンマーにおけますASEAN外相会議で日韓外相会談ができれば、改善の兆しと見て良いでしょう。

 来年2015年は日韓国交正常化から50年の節目の年、2018年にはピョンチャンで冬期オリンピック、2020年には東京オリンピックがあります。大きな行事のある中で、日韓双方がいがみ合って良いわけがありません。

 大局的に見た韓国の姿勢改善と、誠意を持っての日本の対応が求められると私は考えます。

■ 女性社会進出をフランスに学ぶ  2014/07/19

 安倍政権では、三本目の矢であります成長戦略の柱の1つとして、2020年までに指導的な地位に占める女性の割合を30%程度にすることを目指しています。それを受けまして、経団連は女性の管理職登用を推進するため、すべての会員企業に自主行動計画を策定するよう要請しました。積極的に取り組んでいる企業の事例をホームページで公開しています。

 http://www.keidanren.or.jp/policy/woman/actionplan.html

 すでにトヨタ自動車は女性管理職の数を2020年に今の3倍にするという目標を掲げました。加盟企業約1300社がどのような行動計画を策定するでしょうか。このようなことを、政府が音頭をとらなくても、女性を積極的に登用する様でありたいと思います。

 NHKの広瀬公巳解説委員が、フランスに学ぶことを提案していますので、その記事をご紹介したいと思います。

1 なぜフランスがお手本なのか  2014/07/16

 専業主婦が多い日本とフランスでは事情も違いますが、氏はフランスが出生率の回復に成功した国であることに着目しています。

 フランスでは、子育て年代の女性を見ますと、6人のうち5人が働いています。しかも、その比率は子供が二人以上いる世帯でもほとんどかわらないと言うから驚きです。日本の出生率が1.43であるのに対して、フランスでは2を超えています。この数値は他のヨーロッパの国とくらべても高い数字になっています。

 換言しますと、フランスでは働くことと子供を持つことを両立できるということになります。

 氏は、女性には、主婦としての顔があり、母親としての役割もある中で、女性の社会進出が進んでいるフランスではどうなっているのかを3つのポイントから見ています。

(1)フランスの女性はどんな支援を受けているのか(どんな支援)
(2)なぜそれが可能なのか           (なぜ可能) 
(3)日本との違いや参考になることはあるのか  (何を学ぶ)

2 国の子育て支援策 2014/07/17

 フランスでは、子育てのための手当だけでも30種類以上あります。例えば「こども手当」については二人目よりも三人目の方が支給額が加算されていく仕組みです。金額にしますと、子どもが3人の場合、毎月少なくとも4万円以上が支給されています。

 フランスにおけます家族政策関連の支出は、GDPの4パーセントと、日本の二倍以上の比率になっています。

 日本におきましても出産後の育児休業を取得する人が増えてきていますが、フランスでは完全に休業するのか、パートタイム勤務へ移行するのかを選べる仕組みになっています。
なかには、勤務時間をそれまでの半分に短縮する人もあります。こどもの休みの日に合わせて休む人もあり、柔軟性ある選択が可能で、会社をとるか、子供をとるかの二者択一ではないということです。

 幼稚園は、午後4時半までやっていて、その後も付設されている有償の託児所が細切れの時間でも子どもを預ってくれます。資格を持った「保育ママ」の制度が、これを可能にしています。すなわち、子どもを預ける仕組みも違うと言えます。

 なぜフランスではこれができて、日本ではそれができないのか、廣瀬氏は「国の考え方の違い」と断言しています。

 フランスでは、「人口が多いことが国の発展を支える」という意識が強く、女性の政治参加も進んでいます。現在、フランスの内閣では、閣僚の半数が女性です。

 しかし、歴史的に見ますと、フランスは日本と同様に必ずしも女性の権利が強い国ではありませんでした。それを変えたのが「女性権利省」の存在で、大臣は当然のことながら女性です。

 近年ではパリで、はじめての女性の市長が誕生しました。

 日本の上場企業では、女性の役員は1パーセントしかいませんが、フランスでは3割近くを占めています。

 当然、このような手厚い支援があるというのは国の財政を圧迫することに繋がりますが、フランスでできて、日本でできないというのは、「何を優先させるか」という考え方の問題だと氏は言っています。

3 働き方についての考え方の違い 2014/07/18

 フランスでは法定労働時間は週35時間で、日本の40時間と比べると大きく異なります。

 失業者がいますのに、仕事を持っている人が働きすぎては、失業者に色が回らないのがあたり前、すなわちフランスでは「ワークシェアリング」の考え方が定着しているのです。夏には長期のバカンスがあります。就労時間が短ければ、男性も女性も、ともに家族と過ごす時間が増え、女性一人に家事や育児が集中するということが避けられます。ですから、男性は仕事だけではなく、家事や育児もすることが可能です。

 社会的風習の違いもあります。

 フランスでは正式な結婚をしないで、パートナーと同居して子供を育てて働くことが認められています。多様な家族のあり方を受け入れるという考え方や文化の違いもあるようです。

 フランスの女性は、「自立重視」の考え方を持っています。

 とはいえ、仕事で子どもと過ごす時間が減るという『罪悪感』があるのはフランス人も同じようです。フランス女性は、心の葛藤を抱えながら仕事と家庭の両方を決して手放さないのです。

 では、なぜフランスでは改善できて日本ではできないのでしょうか。

 フランスだけではなく、北欧諸国でも女性の社会進出が盛んになってきた国では、個々が抱える問題を社会全体で解決しようと、主張し、取り組んで来たことで勝ち得たと言えます。

 自己主張をしてきたからこそ変わってきたのに比べて、日本人は我慢しすぎなのではないでしょうか。

◆4 ワークライフバランスを様々な視点で考える 2014/07/19

 女性が働きやすい社会にしていくために、日本が学び、参考にできる点として、以下の3つが挙げられました。

1)声をあげる

 声をあげることで、社会の意識がかわっていくのです。働きやすい環境をつくっていくためにも、フランス流の積極的な自己主張の方法が参考になるでしょう。

2)経験を参考に

 限られた時間をやりくりしたり、男性の家庭におけます役割を見直したりすることで具体的にどのような課題があるかが明確になってきます。フランスの経験から学べることが多いと思います。

3)国の役割

 三つめは国の役割です。フランスでも景気の低迷で従来のような手厚い女性支援が難しくなってきている厳しい現実もありますが、限られた財源で効果をあげるためにはどうすればよいのかを真剣に考えるべきです。

 女性のワークライフ・バランスは、様々な角度から考えていかなければならない問題です。日本としては成功や失敗をしている世界各国の例を参考にし、日本独自の工夫を重ねることで、日本においても女性の社会進出は可能と考えます。 <完>

■ 福島第一原発の氷の壁が凍らない 2014/07/15

NHKの水野倫之解説委員の話を聞いていて、ゾッとされた方が多いのではないでしょうか。

はじめは、原子炉建屋の周りを、地下水の流入を防ぐ「凍土壁」作りの話方と誤解していましたが、そうではないことがわかりました。

この作業は、建屋内の地下トンネルにたまった汚染水を抜き取るため、氷の壁を作るための工事の問題です。2014年4月からこの作業を始めましたものの、いまだに凍らず、東京電力は対応を迫られているのです。

トンネルには建屋の貫通部から汚染水が流れてきて、11,000トンも溜まっていて、その一部が海へ流出していると見られています。この当面の最大の危機を乗り切るために、冷却液が通る管を通して氷の壁を蓋代わりにして、貫通部に蓋をして汚染水を抜き取る計画だったのです。

この方法ですと問題があることを、以前から規制委が指摘していたにも関わらず、東電は特段対策をとらずに強行していたのです。

                    東電の説明によりますと、汚染水の流れが原因だというのですが、1分間に2ミリ程度の流れであり、東電の説明は納得できるものではないというのが専門家の見解です。

この技術は、凍土壁にも利用されるわけで、このままでは凍土壁もうまくいくかどうか疑問を持たざるを得ません。

                    東電の「甘さ」体質は依然と変わっていないことが心配です。政府は、東電に任せず国が介入すると言っていましたが、このような基本的な改善案の課題に対してはどの様な見解を持っているのでしょうか。

■ 人手不足はトヨタにも 2014/07/03

直近では6月12日と19日の当ブログで、日本におけます労働問題について採り上げました。

建設現場などでは、東日本大震災復興需要でかねてより大きな問題となっていました。求人状況が好転しているとはいえ、事務職は0.3と深刻な状況です。

                    製造業の現場も厳しいことが報じられていましたが、NHKニュースで、トヨタでも生産現場の人手不足が深刻になるとながれていました。すでにその対策を取り始め、期間従業員に特別手当を支給しても必要としている人数の三分の一ほどしか集まらない状況のようです。

この問題を回避するために来年1月から3月の繁忙期に、大卒新入社員の工場実習を行いようです。

                    人手不足と就活と採用とのミスマッチの問題は深刻化しているようです。

「特別警報」への認識の甘さ 2014/07/01

気象庁の「特別警報」と、われわれの認識はマッチしていて、それに対して適切な対応をしているのでしょうか?NHKの社会部・災害担当の村松あずさ記者が警鐘を発していました。

                    大きな災害が予測されるときに、「大雨警報」や「記録的短時間大雨情報」といいます防災情報が繰り返し発表されたにも関わりませず、避難や被害防止に結びつかなかったということがここ数年目立ちます。2012年に紀伊半島を襲った台風12号による豪雨では、数日間の雨量が1000ミリから2000ミリという記録的な雨が降り、甚大な被害が起こりました。地元の自治体からは、「雨量の数値だけを聞いてもどのくらい危険な状態なのかが分からなかった」という指摘が相次ぎました。

それを受けまして気象庁では「特別警報」という災害情報を平成25年8月30日から運用開始しています。発表基準は、「50年に一度」の大雨、暴風、高潮等々ですが、それに対するわれわれの危機意識は、気象庁が考えているほど高いものでしょうか?

この基準に達する高齢を村松記者は、下記を例示しています。

◇ 昭和34年、5000人以上が犠牲となった「伊勢湾台風」
◇ 大雨による川の氾濫で住宅1万棟以上が浸水した平成16年7月の「福井豪雨」
◇ 2013年7月の「九州北部豪雨」
◇ 2014年7月28日に山口県と島根県を襲った記録的な大雨

いずれも私たちの記憶にまだ新しい惨事です。「これまでに経験したことのないような大雨」という呼びかけに、「特別警報」はすでに危険な状態で、対応が迫られているということに対して、私たちはのんびりと構えすぎているように思えます。

                    「特別警報」が発表された段階では、すでに危険な状態に陥っている可能性が高く、今置かれている環境の中で「できるかぎり安全を確保する」ことが必要となります。

このような「極限状況」に追い込まれないためには、事前に出される「警報」が出た段階で、「避難勧告」や「避難指示」が発表されているかもしれません。この段階で、早めに安全な場所に避難しておくことが身を守るうえで最も有効だと村松記者は警告しています。
                    地球温暖化が進み、異常気象が「通常気象」になりつつあります昨今、特に年寄りや障害がある人がいる家族は、早め早めに行動することが求められていると考えるべきです。

■ 日本における雇用問題 2014/06/19

NHKの番組で、労働政策研究・研修機構主席統括研究員をされています濱口桂一郎氏が、日本におけます労働問題について語っていました。氏のお話を要約してみました。

日本におきましては2000年代に入りますと、労働問題が若者の雇用問題にシフトしてきました。それまで、日本では若者の雇用問題など存在しなかのように見られてきました。ところがバブルがはじけますと「就職氷河期」という言葉が流行するほど、若者の雇用環境が厳しくなりました。

欧米では、それ以前から若者の失業率の高さが大きな問題となり、例えばスペインでは若者の50%もが失業状態である、等と報道されてきました。その背景には、若者のスキルの低さです。

即戦力が求められます欧米の労働市場では、スキルを持つ中高年がもてはやされていました。

日本では、人件費の高い中高年労働者よりも、将来のある若者を雇用し、仕事を通じてキャリアアップさせるやり方が伝統的にありましたので、雇用問題がクローズアップされずにいました。

1990年代以降の就職氷河期を迎えますと、「入社」できない若者が増えてきました。その若者たちがフリーターなど非正規労働者として滞留するようになってきたことは、広く知られていることです。

しかし、現況をよく見ますと、若者雇用問題といっても、正確には「若い中高年」問題というべきものであると濱口氏は論じています。

それに対し、日本の雇用問題の中心である中高年問題とは、人件費が高くつくがゆえに、現に働いている企業から排出されやすく、排出されてしまったらなかなか再就職しにくいという問題です。

その人達を救うがために、若者の就職の機会が減ってきてしまったと考えられます。

このことに対しては、異論も多く出ています。

若者が著しく不利益を被ってしまうような構造に、氏は着目しています。

欧米では、1970年代から1980年代にかけて若者のためと思って、中高年に対して早期引退促進政策という政策をとってきました。そのためにスキルレベルが落ちるという問題に遭遇してしまいました。その問題から、ヨーロッパ諸国では、各種の対応策を講じてきています。

一方で、そのような失敗経験がない日本では、これから本格的な解決に着しなければならない時代に遭遇しています。欧米など「他人の経験」をきちんと学び、対応すべきと、氏は結論づけています。

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■■【経営マガジン】 8月11日号 経営とコンサルティング

2014-08-11 10:15:59 | 知り得情報

■■【経営マガジン】 8月11日号 経営とコンサルティング


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 経営コンサルタント歴35年の経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を、毎日お届けしています。

必見経営情報

今 日 の 出 来 事 

【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p>
 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
                 今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また
、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

8月11日(月))

政府日銀:金融経済月報、マネーストック、消費動向調査(内閣府)、第3次産業活動指数(経産省)
                米・欧州:フィッシャーFR)副議長講演
その他:マレーシア鉱工業生産指数

ブログ:【経営コンサルタントの使い方

【 注 】
【ブログ】は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されることがあります。時間を変えてご覧下さるようお願いします。

【時事用語解説】
←クリック
マネーストック:基本的に、通貨保有主体(一般法人、個人、地方公共団体・地方公営企業)が保有する通貨量の残高(金融機関や中央政府が保有する預金などは対象外)(日銀サイトより作成)

今 日 の 独 善 解 説   
【経営コンサルタントの独り言】 
                 独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
■ 女性管理職登用の現状 2014/08/08

                2011年に国が全国約4000社を対象に、女性管理職登用の現状について調査を行いました。そのうちの、55.3%が「課長級以上の女性の管理職がいる」と回答しています。

この調査から見ますと、企業の半数以上が女性を管理職に登用していることがわかります。しかし、視点を変えて日本の全管理職に女性が占める割合をみますと、女性管理職はわずか6.8%に留まっています。

なぜ、このように管理職に占める女性の比率が低い比率が低いのでしょうか。(NHK調査、複数回答)

                 必要な知識や経験などがある女性がいない  54.2%
                 管理職になるための在職年数を満さない   22.2%
                 管理職になる前に退職してしまう      19.6%
                 その他                   4.0%

                   グラフ ←クリック

女性登用率が低いというその理由は、上記の様に、「知識や経験」という観点で、一定レベルに達していないという理由が半数以上の企業からの回答です。

まだまだ男尊女卑的な男社会の思考が定着している企業が多く、知識や経験をどの様に測定するかによっては、この比率が大きく異なる様に思えます。女性が重用されない雰囲気の中で、早期退職をしてしまう女性が多いことが、これだけでは正確のはんだんはできませんが、理由の2位、3位になっている結果からも想像できます。

【上記以前の最近の記事】 ←クリック

今 日 は 何 の 日
季節の移ろいを見せる毎日ですが、毎日が変化の日です。今日は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめてみました
今日は何の日インデックス 日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます
8 月 2014(平成26)年
11
前畑秀子金メダル 
 1936(昭和11)年8月11日、ベルリンオリンピックが開催されました。そう言えば、すぐにNHKのアナウンサーである河西三省氏の「前畑がんばれ」という連呼を思い出すでしょう。
 女子200m平泳ぎ決勝で、日本の前畑秀子氏が優勝した時の実況中継です。むろん、わたくしもその熱気に・・・ まだ、誕生していませんでした。でも、日本中を沸かせたことは母からも聞いています。・・・・・<続き ←クリック
8月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  先月   来月
経 営 情 報 ・ セ ミ ナ | 案 内
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2014年8月11日 改訂


◆「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(新陳代謝型設備投資促進事業)」の公募を行っています

老朽化設備を更新・増強したい中小企業・小規模事業者の方への補助金です。全国中小企業団体中央会では、中小企業・小規模事業者の方が保有する老朽化設備の新陳代謝を図るため、金融機関から借入を行い、老朽化に対処した大規模投資(総資産の15%を超える設備投資)を行う場合に、金融機関のモニタリング実績に応じ借入額の1%相当額を上限に設備投資費を補助する事業の公募を行っています。

[公募締切り]9月12日(金)
       
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chuokai.or.jp/shinchin.html

◆平成25年度補正予算「取引環境改善型需要開拓支援事業(中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業)」の公募を行っています

中小企業庁では、取引先事業所の閉鎖・縮小により売上減少が見込まれる中小企業・小規模事業者が実施する新たな取引先を開拓するために必要な市場調査や試作開発及び事業実施に必要な設備投資等に要する経費の一部を補助する事業の公募を行っています。

[公募期間]3月14日(金)~ 随時受付

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2014/140314torihiki.htm

                ◆エネルギー使用合理化等事業者支援事業(小規模事業者実証分)の募集を行っています

中小企業庁では、小規模事業者による省エネルギー性能の高い機器・設備の導入経費の一部を補助することで、小規模事業者における省エネルギー効果を検証・実証することを目的とした「エネルギー使用合理化等事業者支援事業(小規模事業者実証分)」の募集を行っています。

                [公募期間]5月7日(水)~9月19日(金)

                詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/2014/140507energy.htm



                ◆中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業
中小企業対策事業 地域オープンイノベーション促進事業
中小企業対策事業 商店街活性化支援事業
小規模事業者支援パッケージ事業 地域力活用市場獲得等支援事業


■ 東京:「社内新商品開発プロジェクト成功の勘どころ」 ――■

【講師】 経営士  小沢 広文 氏
                     経営士補 稲葉 隆治 氏

テーマ: 目的達成力強化のプロジェクトマネジメントとは?

                日 時:平成26年
8月13日(水)18:30~20:45

                会 場:大田区産業プラザPIO 6F E会議室

                詳細情報・受講申込み
 http://www.consultor.jp/infomations.html


■ 九州:M&A ―――■

【講師】 (株)日本M&Aセンター 執行役員事業法人部長 雨森 良治 氏

テーマ: 中小企業における事業承継の選択肢「親族内承継か、M&Aか」

                日 時:平成26年8月23日(土)14:00~17:00

                会 場:福岡朝日ビル 貸会議室 11号室(地下1F)

                詳細情報・受講申込み
 http://kyushu.jmca.or.jp/


全国共通 関連情報 ←クリック
   北海道・東北 関東・首都圏 中部 近畿 中国・四国 九州 ←クリック

◆「平成26年度ものづくり中小企業・小規模事業者連携支援事業」の公募を行います。

                全国中小企業団体中央会では、ものづくり中小企業が連携することにより、個々の中小企業では対応できない経営資源の解決(新製品の開発や共同受注体制の構築等)と成長発展を目指す取組みを対象とし、連携グループの形成から実現可能性の高い事業化計画の作成に至るまでの活動の支援を行う事業の公募を行います。

                [公募期間]7月1日(火)~8月18日(月)

                詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。
http://www2.chuokai.or.jp/hotinfo/26monorenkei_20140701.html

 毎日改訂 

経営コンサルタントへの道
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1. 経営コンサルタントになる前に考えよう
2. 経営コンサルタントは何をする人か
3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質
4. なぜ経営コンサルタントに依頼するか
5. 信頼できる経営コンサルタントとは
6. 経営コンサルタントになるための資格
7. 経営コンサルタントとしての成功のポイント
8. 経営コンサルタントを召さす人の実力養成
9. 経営コンサルタント独立起業の手順
  まとめ

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■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 台風 14-8-3-1

2014-08-11 10:10:11 | 知り得情報

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 台風 14-8-3-1




 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・

【 注】 日記から週記へ
 2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。

 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【注】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

 【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
 2014年8月3週 海外ライバルメーカー 0810 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】  ←バックナンバー

■ 台風 14-8-3-1

 台風11号の影響の最中、もうミッドウェー諸島近海に台風13号が誕生しているのですね。すでに945hPaと「非常に強い台風」になってしまっているようです。異常気象の影響でしょうか、非常に強い台風があたり前になってしまっていますね。

 われわれが台風と呼んでいるものが、アメリカではハリケーンと呼ばれていることはよく知られています。しかし、台風も生まれた場所がアメリカの影響の強いミッドウェーあたりで誕生すると、台風ではなく、ハリケーンと呼ばれることはあまり知られていません。

 上述の台風13号も生まれたのがミッドウェー沖のようですので、もともとはハリケーンで、それが13号と名前が変わったのだと思います。

 お勧め書籍 クリティカル・シンキングのポイントが解る本」今井信行著 秀和システム

 前号の【経営コンサルタント竹根の起業日記】 ←クリック
  【 注】 切り替えタイミングによって、前号掲載がないことがあります。

■【主な登場人物・会社団体】

◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。

◇ 愛コンサルタント
 日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン

◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。

◇ 笹本 日本経営士協会知修塾コーディネーター


◇ 秋元 商社マン、竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻


 ■■「経営コンサルタントへの道」  ←クリック



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■■【ありし日の経営コンサルタント】2014年3月 脱サラ生活始まる

2014-08-11 06:58:29 | 知り得情報

■■【ありし日の経営コンサルタント】2014年3月 脱サラ生活始まる


 経営コンサルタントという人達を何をしてくれるのか、意外と知られていません。
 経営コンサルタントになったら、どのように仕事を進めたら良いのか、わからなくて経営コンサルタントとして独立起業することをためらっている人もいらっしゃるでしょう。

■ 日記をお届けする私は「誰れ?」「なぜ、日記を書いているの?」
 商社マンをしていました私(竹根好助)は、30歳代半ばを過ぎたところです。産業機械部第一課課長をしていました、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。直属の上司とぶつかることが多かったり、商社の限界を感じたり、しているとき、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさに気が付きました。
 サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。経営コンサルタント業界に一歩足を踏み入れたのですが、連日、今まで体験したことのない新しい世界の化中にいます。
 日本最初の経営コンサルタント団体である日本経営士協会や経営コンサルタントのバイブルと言われる書籍との出会いで、経営コンサルタントとしての自分を磨く毎日です。私のように、経営コンサルティング業についての知識や情報を持たない人達のために、日記を「週記」という形で、ご披露します。少しでもご参考になれば幸いです。

■ バックナンバーを月単位でご紹介
 日記を付け始めました2013年4月1日からの私の行動や思いを、月単位にまとめましたので、皆様にご紹介いたします。
 最新の日記(週記)は、毎日20時30分頃ブログで発信しています。ただし、一部のブログでは翌朝の発行となることもあります。
 月単位のブログや最近の日記をお読みになりたい方は、下記の要領でご覧下さい。

1.http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/を開いてください。
2.「カテゴリ」を指定してください。
  月単位ダイジェスト  「ありし日の経営コンサルタント
  最近の日記(週記)  【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】

■平成26(2014)年2月までのダイジェスト

 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は35歳の商社マンである。通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索したところ、トップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。

 愛コンサルタントという男から知修塾という若手経営コンサルタントの勉強会に誘いの声がかかった。独特な研修会で、次第に日本経営士協会という団体に興味を持つようになった。経営士という言葉が気になり、また同じサイトを開くと経営コンサルタントの資格についての記述とともに「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が他に知られる著名な組織・団体・会社よりも早く、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかる。

 2013年11月末で竹之下経営へ転職。転職したその月の初日12月1日は日曜なのに、仕事にかり出された。商社とは全然異なる仕事ぶりに戸惑うばかりか、その実態はカルチャーショックでさえある。

 コンサルティング・ファームのすごさを見せつけられる一方、企業診断や社員研修等の仕事に偏重し、何となく違和感も覚えるようになった。商社時代にお世話になったセント光学や匠製本の社長達からのコンタクトもあるが、コンサルティング・ファーム勤務の実状から期待に充分応えられないでいる。平均年収が一千万円に満たない経営コンサルタントが50%近くもいるという経営コンサルタント業界の厳しさも知った。

 研修を行った会社からクレームの電話が来るが、上司等は、いつもながらの腑に落ちない対応である。新しい提案をしても、頭ごなしの否定である。何となくモヤモヤしているが、本部長が杓子定規な考え方で、竹根の提案を検討知らしようとしないことに、さすがの竹根も堪忍袋の緒が切れた。ついに、「こんな会社なんか辞めてやる!!」とコンサルティング・ファーム生活に見切りを付ける決心をした。始めは慰留していた会社も、態度が一転して冷たかった。その反映で、サラリーマン最終日は寂しい別れで、前途の多難さを感じた。

 2014年3月 脱サラ生活始まる

 どちらかというと堅実な性格である竹根が、サラリーマンを辞めると言うことは、竹根を知る人はおろか、竹根自身でも考えられないことである。

 子供達は、平日に父親を見ることがなく、しかも惰眠をむさぼっている父親を見るのは初めてである。妻も、親友の秋元も、竹根に気を遣ってくれた。

 サラリーマンを辞めても自己研鑽を続けるのは竹根らしい。クリティカル・シンキングの勉強は続けるようである。一方、サラリーマンと異なり、独立起業した以上、やるべきことがいろいろある。個人事業主としての諸手続として、何をすべきか、リストアップをすることから始めた。

 その第一歩が、開業手続である。手続を始めてみると、何をすべきかをあまりにも知らない自分が心配にもなる。まず第一にすべきこととして税務署への開業届、銀行口座の開設と印鑑作りに取りかかった。

■ 【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】を読む参考情報

 登場人物や最近のあらすじを読むには、下記URLをご参照ください。

 http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikonnikki.htm#diary

■ 竹根が実力養成しているチュータリングサービス

 この日記の主人公であります竹根好助は、経営コンサルタントに成り立ての新人です。経営コンサルタントとして、どの様に実力養成したら良いのか、どのようにして経営コンサルタントとして羽ばたいていったら良いのかを、あなたも学べます。

経営コンサルタント歴40年のベテランが、これから経営コンサルタントを目指す人達の資格取得支援をし、一流の経営コンサルタントに育てるハイブリッド特訓研修


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経営コンサルタントの独り言

2014-08-11 03:40:05 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言



■■【ありし日の経営コンサルタント】2014年5月 クライアントが見つからない http://t.co/FopHXfduzZ






■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】2014年8月2週 総集編 ウェブサイトへの取り組み 0803 http://t.co/NwYBiRu4JA






■■【カシャリ!一人旅】 宮崎県・高千穂05 天安河原宮仰慕窟 小さなバス旅 http://t.co/Ce7PkS8aC2






■■【今日は何の日】 8月10日 道の日 http://t.co/VnlCpCVTyq






■■【今日は何の日】 8月10日 道の日 http://t.co/hLXGI2oSQR






ブログを更新しました。 『■■【今日は何の日】 8月10日 道の日』 http://t.co/AilYBICHLb






■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年8月第2週までのあらすじ、登場人物 http://t.co/z3ZI5HDzEu






■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年8月第2週までのあらすじ、登場人物 http://t.co/RJ53YfDQsw






ブログを更新しました。 『■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 2014年8月第2週までのあらすじ、登場人物』 http://t.co/qJN08oRgh9







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