経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【心de経営】 実践編 13 不倒翁として生き抜いてきた人間修養と経験に基づく人間学

2014-12-20 18:07:00 | ◇経営特訓教室

■■【心de経営】 実践編 13 不倒翁として生き抜いてきた人間修養と経験に基づく人間学


 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月第二火曜日12時に発信いたします。


【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 北海道札幌市出身、20年間の専業主婦を経て、会計事務所に約4年半勤務。その後平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し、代表取締役として現在に至る。従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、企業の永続的発展を願う。
 平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。

 

 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。

 何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「おきあがりこぼし」と同意)として行き抜いて、人間の持っていた自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準のトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む事を教えられていて、学ぶという基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

  

 

■■ 渋沢栄一の論語講義 ■■ 

 

 ~不倒翁として生き抜いてきた人間修養と経験に基づく人間学~

 

 

 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。

 何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「おきあがりこぼし」と同意)として行き抜いて、人間の持っていた自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準のトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む事を教えられていて、学ぶという基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■ 学而第1-1 1 学んで時に之を習う

 子曰く、学んで時に之を習う。亦た悦ばしからずや。朋あり、遠方より来る。亦た楽しからずや。人知らずして慍おらず。亦た君子ならずや。

【口語訳】
 子曰く、学んで時を決めて弟子達があつまり、おさらい会を開くのは、こんなに楽しいことはない。朋が遠方より訪ねて来てくれるのは、こんなに嬉しい事はない。人が自分をしらないといって怒りをいだかない。諸君はそういう人であってほしい。

        参考文献 「論語講義」 渋沢 栄一著 プレジデント社


 論語の最初に語られている言葉です。

 「まだ知らない事を学んで、時々それを復習する大切さを知り、そこから今までわからなかったことが理解できるようになる」と言っています。しかも、今まではわからなかったことが理解できるようになることは、「それは喜ばしいこと」だと続けています。

 朋、すなわち親しくしている友人や仲間が、わざわざ遠くから訪ねきてくれれば、それはそれで嬉しいことです。それを「これほど嬉しいことはない」と論語では言っています。

 人間というのは、人それぞれ考え方や感じ方が異なります。ですから、たとえ自分のことを相手がわかってくれないからと言って怒ったり、気にしたりしないで、悠然と構えることが必要であると説いています。

 ここで言われていることは、だれもが「当たり前のこと」と思うようなことです。でも、それをいざ実行しようとなると難しいものです。

 人間関係においても組織においても同じことが言えます。お世話になった恩人に感謝の気持ちを忘れてはいけないと、論語ではその記述の中で「人間の真実」、すなわち人間の本来あるべき姿について語っていると、私は思います。 みなさんは、いかがですか?

 

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■■【新米コンサルタント起業日記】14年12月3週 あらすじ 小型断裁機見本機改良

2014-12-20 16:34:00 | 新米コンサルタントの日記

■■【新米コンサルタント起業日記】14年12月3週 あらすじ 小型断裁機見本機改良

  2013年からのあらすじと、最近の日記、およびこの日記を読むための登場人物紹介

 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


  【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック

 

【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日 

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。しかし、転職を直前にして、心が揺れる竹根である。どうするのか・・・
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

 <プロジェクトX風に読む>

 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記である。私の分身とも言える友人が、文才のない私に代わって書いてくれることになった。
 これから経営コンサルタントとして独立起業をしようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語る。
 ただし、ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係のないことである。また、この日記を参考にして生じた君もしくは君の関係者に発生した問題については、当方は一切関知しない。
 では、諸君の成功を祈る。

 【ご挨拶】

 小説・経営コンサルタント竹根好助シリーズは、私の生涯の友人で、私の経営コンサルタント業について、私以上に詳しく理解している作家千平紗門氏の作です。当ブログでも彼の作品の一つを連載したことがあります。
 この度、千平紗門氏が、竹根好助の若かりし頃を現代に置き換え、これから経営コンサルタントを目指す人、経営コンサルタント業を始めたばかりの人を対象に、日記風に紹介して下さります。
 上記の人だけではなく、すでに経営コンサルタントとしてご活躍の先生や企業の経営者・管理職の方々にも何らかの示唆があると思います。
 私の昔話が、現代に置き換わって紹介されるのを読ませていただき、何となくこそばゆい思いをしています。
 日記ですので、小説のように起承転結があるわけではないですが、日々、何かを読者の皆さんに感じ取っていただければ幸いです。

【初めてお読みになる方】

 初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。

 【 これまでのあらすじ 】

 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は2013年、35歳の商社マンであった時の通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索した。Wikipediaの上にトップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。
 そのサイトを通じて知修塾という若手経営コンサルタントの独特な研修会を知り、次第に日本経営士協会という団体に興味を持つようになった。「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が公認会計士制度誕生の折に、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかった。入会し、研修を受けて、アシスタントコンサルタントの資格である「経営士補」の資格をようやくのことでとることができた。
 ヘッドハンティングにあい、2013年11月末で日本を代表する竹之下経営というコンサルティング・ファームに転職。商社とは全然異なる仕事ぶりに戸惑うばかりか、その実態はカルチャーショックでさえある。コンサルティング・ファームのすごさを見せつけられる一方、企業診断や社員研修等の仕事に偏重し、何となく違和感も覚えるようになった。平均年収が一千万円に満たない経営コンサルタントが50%近くもいるという経営コンサルタント業界の厳しさも知った。
 本来竹根がやりたいと思っている中小企業に入り込んで、顧問としてコンサルティングをするというやり方が少ないことに嫌気をさし、遂にコンサルティング・ファーム生活に、2014年2月末で見切りを付けて独立起業した。
 独立・起業をしたもののクライアントが見つからず心許なさは募るばかりであったが、日本経営士協会のチュータリングサービスのタスクを通じてなにか曙光が見えてきた。自分自身の経営コンサルタントとしての生き方を改めて考え直す契機となった。クリティカル・シンキングという経営コンサルタントに取って不可欠なスキル県産を毎日欠かさずお濃い続けた性かでもある。
 ようやく匠製本機械というクライアント第一号を獲得できた竹根であるが、なかなか次のクライアントも見つからず焦りもあるが、匠製本機械の仕事も面白く、新規クライアント開拓と並行してすすめた。
 新規クライアント開拓の電話作戦で警官から職務質問にあい、あわや逮捕されるのかという怖い経験もした。JETRO会員になって、その会員にアプローチをしかけたりする日々である。そのような中、IP電話やSKYPEの利用ということも学びながら、経営コンサルタントとしての地がためをしている。
 竹根は、クライアント開拓のために「手紙作戦」を手を変え、品を替えの手法で、工夫を凝らしながらの試行錯誤を続けている。新規クライアント開拓に力を注いでいるものの、その成果が結果として表れない。「量の作戦から質の高さに」と戦略変更を迫られてきた。
 唯一のクライアントである匠製本機械にアメリカの知人から自社商品ではないが、小型断裁機の問合せがあった。仕入れ価格に40%以上もの差があり、現実の厳しさに直面し、メーカーに折衝することもした。顧客には、価格の見直しを、メーカーにはライセンス生産の提案を、クライアントには自社製造の可能性検討をお願いし、契約がまとまる。
することにした。ライセンス生産の契約と共に、アメリカの顧客との代理店契約も並行して進めることになった。
 経営コンサルタントとして独立起業して半年になるにもかかわらず、クライアントは一社しかない。唯一のクライアント匠製本機械でのコンサルティングを通じて、経営士・コンサルタントのおもしろさが見えてきた。
 一方、日本経営士協会のチュータリングサービスサービスで講師から「経営コンサルタントに取って情報発信の重要性」を学び、そのことから「情報は、発信するところに集まる」という言葉を聞き、ブログを書くことにした。
 そのような中、商社時代に面識のあったセント光学の社長が面会を申し出てくれた。クライアント第二号にするために全力を尽くそうとしている。

 

■ 2014年12月3週まで  小型断裁機見本機改良

  小型断裁機の中心的部品である刃物の見本も入手し、他の部品もそろい、対米輸出用の小型断裁機の見本機用の組立が完成した。これがアメリカのUSGMに受け入れられれば経営コンサルタントとして初めての大きな実積となる。

 一方、第二のクライアントとして期待できるセント光学への提案書を提出したが突き返された。なぜ受け入れられなかったのか、自分なりに考えて改案を持って再度訪問した。しかし、何度も受け入れられない中、相手が望むことを提案していないことをようやく臭わせてくれた。いったんはめげそうになったこともあるが、それをヒントにふたたび提案書を改訂する気持ちになった。

 断裁機ビジネス、新たなのクライアントの可能性のあるセント光学、経営コンサルタントらしい動きも見えてきた。なかなか進展しない新規クライアント開拓作戦も新たなアイディアを思いついたりしている。

 

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 【詳細あらすじ】 ←クリック
 上記より詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

 【登場人物・団体・企業】

◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。
 愛コンサルタント
 日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン
◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。
 匠製本 東京文京区にある、従業員10数名の製本機械メーカー
 橋上社長 匠製本機械社長、一流国立大学卒、理論家
 萩野専務 営業・輸出担当

◇ 竹之下経営
 日本を代表するコンサルティング・ファーム、竹根がサラリーマンからの転職でお世話になった

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 バックナンバーは、上記をクリックして、【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】のカテゴリーで読みたい日のブログをクリックすると読むことができます。当該日を開いた後、そのブログの最後に「同じテーマの記事」の下に3日前までのブログのリンクが貼られていますので、それをクリックしますと3日間のバックナンバーを読むことができます。
【バックナンバー】 Yahooブログ  アメブロ ブログ人  社長ブログ
 上記ブログにて、バックナンバーを見ることができます。毎日、20時以降にお届けしていますので、ぜひご愛読下さい。

■■ 経営コンサルタント参考図書 ←クリック                               

 「小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記」にも、しばしば登場する「クリティカル・シンキング」であるが、経営コンサルタントのみならず、ビジネスパーソン、学生、家庭の主婦など誰にも通じて必要なスキルを図解を中心にやさしく解説している。

   「クリティカル・シンキングのポイントが解る本
    今井信行著 秀和システム 1,400円+税

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■■【一口情報】 クラウドの最新技術動向

2014-12-20 15:15:33 | ◇経営特訓教室

■■【一口情報】 クラウドの最新技術動向

◆ ICT関連の統計データ

 NTTCom様主催のクラウドの最新技術の動向に関するセミナー・展示会に行ってきました。

 基調講演は、NTTコミュニケーションズの有馬彰社長でした。要旨を同社サイトよりご紹介しておきます。

 多くの企業がグローバルでのビジネス展開を加速させつつある中、ICTの効率化やコスト削減に加え、生産性の向上や経営革新の実現などにおいても、クラウドサービスは極めて有効です。

 NTTコミュニケーションズでは、このクラウドサービスを中心に、真の「Global ICT Partner」としてグローバル化が進むお客さまのビジネスをICTの側面からトータルにご支援します。

 国内外シームレスにネットワークからアプリケーションまでワンストップで提供するなど、通信事業者としての強みを活かした、NTTコミュニケーションズの取り組みをクラウドを中心にご紹介します。

 その詳細は、同社サイトよりダウンロードできます。

 ICT関連の統計やアンケート資料は、Webサイトで検索できますが、同社サイトではそれらを集約して提供しています。関心のある方はダウンロードされると良いでしょう。

  経営革新とICT トレンドデータ集 ←クリック
  http://www.ntt.com/forum/download/trend_data/pdf/trend_data_PDF.pdf?link_id=cfrm204


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■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】12月4週2 提案書の拒否 1221

2014-12-20 12:16:27 | 新米コンサルタントの日記

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】12月4週2 提案書の拒否 1221




 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・

【 注】 日記から週記へ
 2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。

 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【注】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

 【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
 

 2014年12月4週 提案書の拒否 1221

■ ブログ:海外ビジネス情報・経営情報・セミナー案内 141241
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■ セント光学提案書再改訂  141242

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■ 小型断裁機の改良  141243

 アメリカの印刷機械販売会社USGMから、小型断裁機の見本機をもとに改良希望が出されていたが、第一項と第二項については見透しができた。
 第三項のレバー形状の変更は、コスト面から引き続き、工場長を中心に検討することになった。

■ チュータリングサービスのタスク 141244

 日本経営士協会が運営するユニークな経営コンサルタント向けハイブリッド研修会であるチュータリングサービスのタスクに取り組んでいる。
 先月のタスクを、クリティカル・シンキングの思考で見直すのが、今月のタスクである。講師が書いている「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本」という本を開いたり、ネットで調べたりしているが、今月も回答がなかなかまとまらない。

【竹根日記よりお勧めブログ】

時代の読み方 ←クリック
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2245.html

小説・経営コンサルタント竹根の起業日記 ←クリック
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2433.html

ありし日の経営コンサルタント ←クリック
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2549.html


経営コンサルタントQ&A ←クリック
http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2468.html

歴史に学ぶ経営 ←クリック
  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2544.html

独立起業支援 ←クリック
  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2124.html

経営士塾ブログ ←クリック
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経営コンサルタントの使い方 ←クリック
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◇経営コンサルタントからのメッセージ ←クリック
  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2565.html

 お勧め書籍 クリティカル・シンキングのポイントが解る本」今井信行著 秀和システム

「小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記」にも、しばしば登場する「クリティカル・シンキング」であるが、経営コンサルタントのみならず、ビジネスパーソン、学生、家庭の主婦など誰にも通じて必要なスキルを図解を中心にやさしく解説している。

 前号の【経営コンサルタント竹根の起業日記】 ←クリック
  【 注】 切り替えタイミングによって、前号掲載がないことがあります。

■【主な登場人物・会社団体】

◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。

◇ 愛コンサルタント
 日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン

◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。

◇ 笹本 日本経営士協会知修塾コーディネーター


◇ 秋元 商社マン、竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻

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■■【今日の写真 カシャリ!一人旅】神奈川県横浜市 三溪園9

2014-12-20 10:23:47 | 【カシャリ!ひとり旅】 神奈川県

■■【今日の写真 カシャリ!一人旅】神奈川県横浜市 三溪園9





 旅・・・・・ 時間に追われる現実からの開放 
 
 スナップショットは、他の人の旅を疑似体験できます。 この写真を撮った人は、何を思って撮影したのだろうか?
 
 自分も行ってみたい・・・ 他の人に、そう思っていただける写真が撮れたら最高ですね。

 神奈川県 横浜市 

 三溪園

http://www.sankeien.or.jp/history/index.html


 三溪園は、神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1にあります本格的な日本庭園です。生糸貿易により財を成した実業家であります原三溪(はら・さんけい1868-1939)によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。それらの中には重要文化財や横浜市指定有形文化財も含まれています。

 三溪が存命中は、新進芸術家の育成と支援の場でもありました。前田青邨の「神輿振」、横山大観の「柳蔭」、下村観山の「弱法師」など近代日本画を代表する多くの作品が園内で生まれました。その後、戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和28年)、原家から横浜市に譲渡・寄贈されるのを機に、財団法人三溪園保勝会が設立され、復旧工事を実施し現在に至ります。(園内地図

 原三溪(本名富太郎)は、岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)で代々に渡り、庄屋をつとめた青木家の長男として生まれました。1885年(明治18)に東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学、政治・法律を学びました。跡見学校の助教師になり、教え子であった原善三郎の孫娘、屋寿と結婚し、原家に入籍しました。

 原家の家業を継ぐと、生糸輸出を始めるなどの経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収めました。実業家以外にも三溪園を無料開園したり、美術品の蒐集や芸術家の支援・育成を行いました。


(以上 三溪園Webサイトより作成)

 
旧天瑞寺の建造物いろいろ

三溪園には、日本各地から移築した建物が
処々に配はいされています。


↑ クリック拡大



旧天瑞寺寿塔覆堂

 旧天瑞寺寿塔覆堂は【重要文化財】で、1591年(天正19年)に、豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物です。秀吉が建てたものと確認できる数少ないもののひとつです。

 因みに、寿塔とは、長寿を祝って生存中にたてる墓で、現在、寿塔は京都大徳寺内の龍翔寺にあります。

 迦陵頻迦(かりょうびんが)や蓮の花などの彫りの深い装飾、そりあがった屋根は、荘厳さを感じさせます。
(公式サイトを参照して作成)


旧天瑞寺寿塔覆堂前の石灯籠


旧天瑞寺寿塔覆堂前から
臨春閣を臨む


園内には各処に石灯籠が配されています。


蓮華院 近くの竹林

 神奈川県横浜市 三溪園1   大池 三溪園の建物 
 神奈川県横浜市 三溪園2  白雲亭 月華殿・天授院 
 神奈川県横浜市 三溪園3  臨春閣
 神奈川県横浜市 三溪園4   旧天瑞寺 春草廬
 
旧燈明寺三重塔 三渓記念館

 


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■■【経営マガジン】12月20日改訂号経営とコンサルティング

2014-12-20 07:43:36 | 【経営マガジン】

■■【経営マガジン】12月20日改訂号経営とコンサルティング



 経営コンサルタント歴約40年の経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を、毎週月曜日と木曜日に、また改訂版を随時お届けしています。

 

 
  12月 2014(平成26)年
20

■ トイザらス日本上陸 12/20
 クリスマスのこの時期、お子さんやお孫さんのために頭を悩ましている人も多いのではないでしょうか。1991年の今日、トイザらスが日本上陸したと報じられました。
 私もアメリカでの市場調査の折にはトイザらスは欠かせない大型店の一つですが、日本での第一号店が茨城県であったことは、その戦略に驚いたことを記憶しています。もう、20年以上も前の話になるのですね。
・・・・・<続き

 

今年も余すところ10日あまりとなりました。年賀状がまだ書きかけですので、これも処理しなければなりません。年内にやらなければならないことが山積!!

 

【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる
 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
 今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

 

12月15日(月))

政府日銀:日銀企業短期経済観測調査(短観)
民間:マンション市場動向
米国:ニューヨーク連銀景気指数、鉱工業生産、設備稼働率

ブログ:【経営コンサルタントになろう
【時事用語解説】

16日(火)

政府日銀:閣議、企業物価見通し
民間:長谷川同友会代表幹事記者会見
米国:住宅着工件数、PMI
欧州:ユーロ圏・独・仏PMI、英CPI、独景気予測
その他:中国PMI
ブログ:正午発信【経営コンサルタントからのメッセージ
【時事用語解説】
CPI:消費者物価指数(Consumer Price Index)は、消費者が実際に購入する段階での、商品の小売価格(物価)の変動を表す指数。(Wikipedia)
PMI:Purchasing Managers’Index 購買担当者景気指数 / 製造業購買担当者景気指数。景気の先行きを示す指標のひとつであり、製造業の購買担当者に生産意欲などをアンケートして指数化したもの(出典:m-Words)

17日(水)

政府日銀:貿易統計(財務省)
米国:CPI、FOMC結果発表
欧州:英失業率・中銀金融政策委員会議事要旨
ブログ:正午発信 【カシャリ!一人旅・写真・趣味
【時事用語解説】
CPI:消費者物価指数(Consumer Price Index)は、消費者が実際に購入する段階での、商品の小売価格(物価)の変動を表す指数。(Wikipedia)
FOMC:連邦公開市場委員会、Federal Open Market Committee、公開市場操作(国債買いオペなどを通じて金融機関の資金需給を調節すること)の方針を決定する委員会(Wikipedia)

18日(木)

政府日銀:日銀金融政策決定会合(~19日)、資金循環統計(日銀)、勤労統計(厚労省)民間:三村日商会頭が記者会見、白物家電国内出荷実績
米国:景気先行指標総合指数、景気指数
欧州:EU首脳会議(~19日)、独企業景況感指数、英小売売上高
ブログ:正午発信【
時代の読み方

19日(金)

政府日銀:閣議、日銀金融政策決定会合結果発表、景気動向指数(内閣府)、黒田総裁記者会見
民間:全国百貨店売上高、電力需要実績
ブログ:正午発信【杉浦日向子の江戸塾


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【時事用語解説】←クリック

 

■ 心 de 経営 - 経営士ブログに学ぶ ST

 当ブログ「新米経営コンサルタントの日記」の一説を紹介します。

 経営士ブログは、経営コンサルタントが、毎日複数本のブログを発信している。これを読むのが楽しみである。先日、「心 de 経営」という毎月第二火曜日に発信されるシリーズが気に入っている。経営には、心が通い合う管理が必要であるというのが筆者の持論の様である。

 ◇ 心で経営
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/e113337.html

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】
 ◇ 独立起業支援
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2124.html
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 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ
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 ◇ 歴史に学ぶ経営
   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2544.html

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】
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【経営コンサルタントの独り言】 
 独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

■ 日本は観光立国としての地位を取り戻せるか 2014/12/18

 外国からの観光客、増加していることが報道されています。かつて、日本は「FUJIYAMA」などとアメリカを中心とする観光立国でした。ですから増加しているというよりは、観光立国の地位を回復し始めているというのが近いような気がします。

 NHKで「観光立国に必要なことは」という番組の広瀬公巳解説委員のお話を中心にご紹介します。

 日本には、名所旧跡だけではなく、食文化やアニメーションなどクールビズ関連におきまして海外で任期が高まっていることは、報道等を通じて私たちも知っています。それらをうけて英語で情報発信に力を入れているだけではなく、中国語や韓国語とさまざまです。
 日本を訪れた外国人観光客は、2014年10月までの数字ですでに過去最高の1100万人にまで達しています。10年前には、約600万人でしたから、その数値と比べる増すと二倍近い数字になります。

1)外国人観光客が今なぜ増えているのか

 アベノミクスの第三の矢の一環としても、オリンピックを前に年間2000万人の海外観光客を呼び込もうとしています。(私は安倍総理の支援者というわけではありません)

 日本は人口減少という状態が留まらず、日本人だけの観光旅行では成り立たなくなってきています。そのためにも海外からお客様を呼び込んで、日本のくらしや経済を元気づけなければならないのです。

 外国人観光客が増えているのは、今日に始まったことではなく、もともと成長するアジアの観光客の足が日本に向かっていました。その上に、いくつもの要因が重なりました。

(1)円安

 1ドルが80円の円高の時に比べ1ドルが120円の時代とでは、同じ1ドルでありながら40円も余分に円貨を入手できるのです。すなわち、円安で外国人観光客は、日本円で買い物をするときに、円高時代に比べて1.5倍価値差があり、より多くのもの、より高級品を買えることになることはご存知の通りです。

(2) 入国制限の緩和

 中国人向けビザ発給要件が緩和されたり、東南アジアのいくつかの国で煩雑なビザの必要がなくなったりしています。例えば観光のビザが免除になったタイの場合は一年間で25万人入国が増えています。同様にマレーシアでも60パーセント近い上積みになっています。

(3)LCC・格安航空便の拡大

 外国人観光客は韓国、台湾、中国、東南アジアと77パーセントがアジアからです。こうした地域と日本の地方都市などを直接結ぶ格安の路線が次々と開設されました。

 「予算」と「入国許可」と「利便性」で日本が身近な国になってきているのが、増加要因として大きいようです。

◇2 外国人観光客のお気に入りはどこに

 外国人観光客が、日本を訪れる目的は、以下のようになっています。

 1位 日本食
 2位 買い物
 3位 自然・景勝地
 4位 街歩き
 5位 温泉
 6位 旅館
 7位 酒
 8位 歴史・文化

 広瀬解説委員は4位の「街歩き」を重視し、実際に東京の商店街を取材しました。その一つが昔ながらの雰囲気を残す東京品川の戸越銀座商店街です。新幹線の品川駅や羽田空港からの立ち寄りの観光地として注目されています。

 外国人観光客の声をいくつか挙げてみましょう。

(1)「東京観光をしていますが歩くのが好きなのでここに来ました。ここは食べ歩きもできていろんなものを見つけられます」

(2)「新宿などと比べて静かなところがいいです。買い物をしながら気分もリラックスできます」

 では、なぜ戸越銀座が外国人に人気があるのでしょうか。それは商店街の魅力を映像化したり、インターネットのサイトで戸越銀座をPRしているのです。たとえば、おそうざい屋さんで売っているおかずとか、いままで近所の自分たちだけで食べていたような、例えばお団子なんかも観光資源として紹介されています。

 独り歩きや食べ歩きを楽しみたいと思っている人が多いそうです。外国人の観光客は路地とか脇道の写真を撮っていくことも多いのです。

 日本人にとっては当たり前のものが、外国人観光客に注目されるのです。戸越銀座銀六商店街振興組合の亀井哲郎理事長は、「自然体の日本というのも大きな観光資源だと思います。いままで直接外国人の方に聞いてこなかったんだと思いますね。」と言っています。
 上述の4位「街歩き」以外でも広瀬解説委員は3位の「自然・景勝地」も重視していらっしゃいます。北海道のスキー場では雪のない東南アジアからの観光客も増えています。日本の冬はオーストラリアでは夏であることから、真夏にスキーを楽しむという観点で、オーストラリア人が、ニセコにたくさん来るというニュースも数年前から聞きます。

 雪ににしても、温泉にしても、日本食にしても、むかしからある「ありのまま」の日本の価値が、外国人によって再発見されているわけです。


◇3 外国人観光客増による経済的な効果

 日本では、観光は金融や土木などと肩をならべるのどの、20兆円規模の大きな産業であり、「基幹産業」の一つといっても良いでしょう。大変大雑把ですが、基幹産業の経済規模を見てみましょう(2012年)

  建設       55兆円
  自動車      45兆円
  電気機械     30兆円
  金融       20兆円
  観光       20兆円
  土木       20兆円

 広瀬解説委員によりますと、観光関連20兆円の内、外国人観光客の消費額は1兆4000億円です。これを一人あたりにすると消費金額は13万7000円になります。計算上は外国人10人分の観光消費だけで日本人一人の一年間の消費額ななります。

 これを多いとみるか、少ないとみるかが問題ですが、これから日本の人口は減っていきますので外国人観光が頼りという状況となります。

 世界各国の観光客数を見ますと、フランスがトップです。

  フランス     8000万人
  スペイン     6000万人
  イギリス     3000万人
  日本       1000万人

 日本は1000万を世界の中ではまだ遅れをとっていて政府は東京オリンピックまでに2000万人にしたいとしています。それに近づくため、広瀬解説委員は、「観光立国のための3条件」を挙げて提案しています。

(1) 宣伝

 台湾からの修学旅行生は、この10年間で20倍以上にもなり、その総数は8000人にまで成長しています。台湾での宣伝活動の成果があってのことですが、日本の理解者をふやしリピーターも開拓していくべきです。

(2) サービスの向上

 外国人には言葉の壁があります。日本語のできない外国人の立場にたってどうすべきかを考えるべきです。その一環として公衆無線LANの拡充があります。異国の地で安心して情報を得られるようにすべきです。

(3) 魅力づくり

 これはあたり前のことですが、簡単なことではありません。

 広瀬解説委員は、地域おこしを強調しています。道路などの観光インフラを整えていく場合に「価値のある観光資源の開発に結びついているのか」という観点で見るべきです。それには外国人の声も「よく聞く」ということが大切だと同志は強調しています。

 そして、その魅力をどの様に訴えていくのか、各地で知恵くらべをする過程で自分自身の魅力を発見することにもつながるのでないかと言っています。

 「おもてなし」で、東京オリンピック開催権を獲得しましたが、まだまだおもてなし精神が日本国民に染み込んでいるかというと必ずしも100点満点ではないでしょう。マーケティングの基本である「お客さんである外国人が何を求めているのか」という視点を大切にしていけば「のびしろ」もまだまだあると思います。



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今月の呼びかけ:「個人間でやりとりする写真や動画もネットに公開しているという認識を!」

~ スマートフォンの不正アプリによる性的脅迫被害に注意 ~

2014年9月以降、IPAの安心相談窓口に不正アプリにより窃取された電話帳情報とプライベートな動画を脅迫のネタにされたという相談が寄せられるようになりました。被害者のプライベートな写真や動画を入手して、それをばらまくなどと脅迫する行為は「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれています。2014年6月には広島県警察が注意喚起を出しており、同様の被害が増加傾向にあると考えられます。今月の呼びかけではセクストーションの手口と、被害に遭わないための対策を紹介しています。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2014/12outline.html

◆《転嫁対策》平成26年11月末までの消費税転嫁対策の取組状況を公表しました

平成26年4月の消費税率引上げを踏まえ、経済産業省では、消費税の円滑かつ適正な転嫁を確保する観点から、様々な転嫁対策を実施しています。今般、11月末までの主な転嫁対策の取組状況を取りまとめました。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2014/141216shouhizei.htm

◆《調査情報》第138回中小企業景況調査を公表しました

中小企業の業況判断、売上額及び経常利益等の平成26年10-12月期の実績(DI)及び平成27年1-3月期の見通し(DI)について、取りまとめた結果を公表しました。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keikyo/138keikyo/138sokuho.pdf

◆《適正取引》自動車産業における「下請適正取引等の推進のためのガイドライン」(「自動車産業適正取引ガイドライン」)を改訂しました

経済産業省では、自動車産業適正取引ガイドラインについて、消費税率引上げ後の適正取引に関するフォローアップを行い、引き続き課題となっている取引問題について、関連法規等に関する留意点を始め、望ましい取引慣行やベストプラクティス等を追加する改訂を行いました。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2014/141211sitaukeGL.htm

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■■【今日は何の日】  トイザらス日本上陸 12月20日

2014-12-20 07:12:45 | 今日は何の日

■■【今日は何の日】  トイザらス日本上陸 12月20日

 経営コンサルタント歴35年の経験から、

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■ トイザらス日本上陸 

 クリスマスのこの時期、お子さんやお孫さんのために頭を悩ましている人も多いのではないでしょうか。1991年の今日、トイザらスが日本上陸したと報じられました。

 私もアメリカでの市場調査の折にはトイザらスは欠かせない大型店の一つですが、日本での第一号店が茨城県であったことは、その戦略に驚いたことを記憶しています。もう、20年も前の話になるのですね。
 

■ デパート開業の日

 「越前屋、おぬし悪よの~」と悪役として出てくる越前屋と間違えられそうな「越後屋」は、三越デパートの前身です。1904(明治37)年12月20日に、東京・日本橋にあった三井呉服店が三越呉服店と改称して、日本で最初のデパートが誕生しました。

 現在の商号である「三越」は、三井家の「三井」と創業時の「越後屋」からとったものであることは、誰もが想像できます。

 三越は、株式会社三越伊勢丹ホールディングス傘下のデパートで、三井財閥(現三井グループ)の礎を築いた企業として知られています。

 江戸時代1673年(延宝元年)に創業し、現金売りという画期的な経営方針で着目されました。掛け売り主流の当時では、画期的な戦略と言えます。

 1837年に大塩平八郎の乱で大阪店が襲撃されて全焼してしまいました。平和な江戸時代に島原の乱島(1637~1638)以来200年ぶりの戦いとも言われています。

【Wikipedia】
大坂でも米不足が起こり、大坂東町奉行の元与力であり陽明学者でもある大塩平八郎(この頃は養子の格之助に家督を譲って隠居していた)は、奉行所に対して民衆の救援を提言したが拒否され、仕方なく自らの蔵書五万冊を全て売却し(六百数十両になったといわれる)、得た資金を持って救済に当たっていた。しかしこれをも奉行所は「売名行為」とみなしていた。

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