【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンで、産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
そのような中で直属上司とぶつかることが多い竹根は、商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を歩むべきか、迷った挙げ句の決断は、日本を代表するコンサルティング・ファームである竹之下経営にお世話になることに決めた。
商社マンを辞めて、経営コンサルタント業界に一歩足を踏み入れた竹根である。連日、今まで体験したことのない中で、日本経営士協会のチュータリングサービスで経営コンサルタントとしての自分を磨く毎日である。
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部のブログでは翌朝の発行となることもあります。
【 注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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■■ 7月1週 海外ライバルの調査 0629
3-2-2 クリティカル・シンキングの四つのステップ
唯一のクライアントである匠製本のライバルとして海外にどの様なメーカーがあるのか、先日JETROで調べた。これらの企業の商品・サービスを知るために、海外ライバルメーカーにカタログ請求をする作業にした。
メールやFAXでは、怪しまれて、カタログを送ってくれるとは限らない。JETROで、資料請求用のはがきが業界紙に添付されていて、それを基に資料請求ができる。職員の了解を取って、雑誌の古い号のはがきを一枚いただいている。当該する商品群、広告掲載されている企業名に丸を付けて請求することにした。
匠製本機械に着くと、窓口の萩野専務が段取りを付けてくれ、島尾工場長と面談をした。匠製本機械には中途入社であるが、もう二〇年近くになるという古株である。白髪で、温和しそうな人であるが、旋盤に向かうと鬼になるという。
工場の管理用の資料を見せてもらったが、営業からの受注書のコピーと出来上がった台数の記録程度でしかない。個別原価が出る体制でもなく、部品在庫も目視管理しかしていない。三〇分ほどで、工場長に来客があり、そこで終わってしまった。
営業部長の秋松とも話をしたかったが、外回りから戻ってくるのはいつも七時過ぎというので、今日は見送ることにした。
萩野専務との時間を取り、出来上がった英文カタログ用の英訳原稿を前にして説明をした。多少英語がわかる専務なので、専門用語を中心に、確認をした。いくつか訂正があるので、訂正したファイルをメールで送ることにした。
詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。