経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】 貿易立国として成長してきた日本 628 二兎を追うブログ

2024-06-28 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言06

 

  【経営コンサルタントの独り言】 貿易立国として成長してきた日本 628

 

 二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

■ 貿易立国として成長してきた日本 628

 小学生の頃の社会科の授業で「加工貿易」という言葉を学びました。

 資源に乏しい日本は、資源を輸入し、豊富な労働力で加工して製品を輸出することで外貨を稼ぎ、資源や必要な物資を輸入するのだと教えられました。

 要は、付加価値を付けて輸出をするということに換言できます。

 当時は「時計のように少ない材料で値段が取れる商品」がその代表例でした。

「安かろう、悪かろう」と悪口をいわれながらも貿易という業務に私も従事して、我武者羅に働いてきました。

 2017年は、安倍首相が働き方改革を叫んだ年です。

「働き方改革」という言葉に違和感を覚えながら、労働環境の改善の必要性を思います。

 一方、仕事の質やそれに対する対価は、必ずしも正当に評価をされているとは言えないと考えます。

(ドアノブ)

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4章 迷いの始まり 17 日本からの教育ミッション

2024-06-28 12:03:00 | 【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4章 迷いの始まり 17 日本からの教育ミッション 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。

◆4章 迷いの始まり 17 日本からの教育ミッション
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

 日本から、三十人もの先生のミッションがサンフランシスコに到着するというので、飛んでいった。事前に竹根がアポイントを取った学校を訪問し、ロサンゼルス、アトランタ(ジョージア州)、タラハシー(フロリダ州)、ニューヨークと廻ってきた。
 ニューヨークから、日本に帰国するという最後の晩、ミッション側が主催するパーティに竹根は招待された。アメリカ式の立食パーティである。竹根もホームパーティに何度も招かれたことがあるので、そこでのホスト役の大変さを知っている。竹根は主催者のホストの手伝いをするものと、はじめは動き回っていた。ところが、今日は竹根がメインゲストで、感謝のためのパーティでもあるというホストの話で、入れ替わり立ち替わり先生方が竹根のところに来て感謝の気持ちを伝えた。
 ある先生は、「竹根さんが、ミッション旅行中の毎日、移動時間を利用して日本に関するニュースを教えてくれましたよね。アメリカにいると日本の情報がほとんど入らないのですね。だから、ホテルでテレビを見ていても日本で今何が起こっているのか全然わからないのです。本当によかったですよ」と涙ぐんで言う。
 そのほかにもいろいろなことで竹根に礼を言っていった。
「こちらに来る前に、竹根さんが用意してくれた『アメリカにおける教育現場の現状と問題点およびその将来展望』という資料を送っていただきました。あれは予習のためにも大変役に立ちましたが、帰国してからの報告書作成の時にも利用させていただきます。たくさんの人に資料を送ってくださって大変だったと思います。相本さんにもよろしくお伝えください」
「自由夕食の時に、何を食べてよいのかわからなかった時に、竹根さんがレストランに連れってくれて、メニュー選択のアドバイスをしてくれましたが、おかげでおいしい食事ができました」
「フロリダのワールド・オブ・ディズニーに行った時に、どのようなアトラクションがよいとか、何時に次のアトラクションが始まるとか、高齢者でも乗れる乗り物を紹介してくれ、おかげで童心に戻れました」
「竹根さんは、下戸だというのに、おいしいワインを選んでくれたり、そのワインの特徴を説明してくれて、少しワインのことがわかりました」
 竹根のにわか仕込みの知識と情報が役に立ったようである。

  <続く>

■ バックナンバー
 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月27日 元気な会社 DXが秋田の銘酒を支える

2024-06-28 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月27日 元気な会社 DXが秋田の銘酒を支える  

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月27日(木)

 【カシャリ!ひとり旅】で秋田に来ています。

 庭園を中心に回っていますが、庭園は必ずしも街中にあるわけではありません。

 秋田は熊の出現率が高い県ですので、家族が心配してくれています。

 今のところ、まだ、熊には襲われていません。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、秋田市にありますので、訪れてインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 秋田の銘酒を支える現代の名工とDX 2c14-4626
 卓越した技能を持ち、他の技能者の模範となる者として表彰する「現代の名工」150人が11月に発表されます。

 そのなかに秋田の銘酒Tで知られる秋田酒類製造(秋田市)の杜氏、Kさんの名があった。Kさんは25歳で同社に入り、以来40年以上にわたって酒造り一筋。同社の御所野蔵の初代杜氏を務めており、御所野蔵でKさんが手掛けたこの銘酒は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞。これで20回を超える受賞で、単独の蔵・杜氏としての連続受賞記録を更新した。

 同社は、DXを進める中小企業の優良事例として経済産業省が選定する「DXセレクション」にも選ばれたのだ。同社がDXへの取り組みを始めたのは2018年だったが、Kさんのような職人の経験と勘が大きくものを言う伝統産業であり、DXについては、ほぼゼロからのスタート。試験用の発酵タンクを本社蔵に導入し、センサーと送信機器を取り付けて温度のデータを収集するというものだった。

 こんな小さなことでも伝統的な酒造りの現場を大きく変えることとなった。杜氏や蔵人(くらびと)は仕込み期間中は毎日、蔵に足を運んで温度をチェックしていたが、温度データの収集・送信により事務室で温度を把握できることとなり、それだけでも相当の負担軽減となった。その後、スマホでもデータを閲覧できるようになると、働き方はさらに改善された。温度管理のため夜間も寮から工場に行くが、目標とする温度に達していない場合には、いったん戻り、しばらくしてから出直していた。外出のたびに着替えることとなり、とくに真冬にはつらい作業だった。それも、自分のスマホで温度をチェックできるようなってからは、目標の温度に達した時点で出向けばよくなった。

 DXは働き方だけでなく、日本酒の品質向上にも寄与している。かつては職人が現場でチェックした時点の温度の記録しかなかったが、データ収集により10分おきの温度変化を見ることが可能となった。DXを担当する製造部のBさんは「こうした繊細な温度管理は間違いなく品質向上にプラスとなっている」と自信たっぷりに話す。実際、DXを進めている本社蔵で製造された、この銘酒は全国新酒鑑評会で連続的に金賞を受賞。現代の名工・Kさんが杜氏を務める御所野蔵には及ばないものの、目に見える形で結果を出している。温度データ収集という小さな一歩で始まったDXの取り組みは大きな成果を生みつつあるようだ。

【コメント】

 DXとは、digital transformationの頭文字をとったものであることは知られています。デジタルトランスフォーメーションとかデジタル変革ともいわれます。

 「DXとは、デジタル技術を使用して、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存のそれを改良)して、変わり続けるビジネスや市場の要求を満たすプロセス」と【Wikipedia】では説明しています。

 2004年にウメオ大学のエリック・ストルターマンが論文 "Information Technology and the Good Life."の中で提唱したものです。

 それ以前から、デジタル技術を経営に活かすことは行われていましたが、狭義の「経営」だけではなく、その範囲を拡大して提唱したことにより広がりました。

 日本の製造業では、積極的にその取り込みを始めました。センサー技術の向上やIoTなど、デジタル環境が整備されてきていることから、DXがさらに脚光を浴びるようになったのです。

 この傾向に反応して、多くのコンサルタントが、DXを前面に出したコンサルティングを実施していますし、今後も、人手不足が深刻な日本では、市場ニーズはますます高まるでしょう。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 6月28日 ■ 貿易記念日 江戸時代の貿易品は? ■ パフェの日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 話力はコミュニケーションを助ける  627

 経営コンサルタントを永年やってきていますが、人前で話すというのは難しいことであるといまだに感じています。
 誰かを誉めるとします。
 ところが、それが別の人を否定したり、低く見たりしてしまう現象が起こります。

 ある講演会で、成功事例として、ある村が産直で成功していることをお話しました。
 ところが、その会場にJAの人が来ていたことを後になって知ったのです。
 産直というのはJAを介さないでビジネスをすることになり、JA不要ということを暗に言っていることになるのです。

 講演テーマと内容のミスマッチというのは、他のコンサルタントの話を聞いていますとしばしば感じます。
 具体性ある事例と、その裏付けとをお話しますと、結構良い反応が返ってきます。
 具体的な事例は、プロコンサルタントであればいろいろと持っているでしょうが、それに対して、どうするとベターで、どの様にすると、どの様な懸念があるかなど、事例を参考にしようという聴講者の気持ちを無視すると失敗してしまいます。
「教えてあげよう」という姿勢も嫌われます。「上から目線」で話しているつもりはなくても、その様な気持ちがあると聴講者は敏感に感じ取るものです。
 配慮に配慮を重ね、誠意を持ってお話するように努力をしています。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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■【今日は何の日】 6月28日 ■ 貿易記念日 江戸時代の貿易品は? ■ パフェの日  一年365日、毎日が何かの日

2024-06-28 00:03:00 | 【今日は何の日06月】

 

  【今日は何の日】6月28日 貿易記念日 江戸時代の輸出品 ■ パフェの日

 一年365日、毎日が何かの日です。  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ パフェの日
 パテシエが作るケーキのことかと思いましたら、違いました。
 1950年6月28日に、巨人の藤本英雄投手が、日本プロ野球史上初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成したことに因んで、「パフェ(parfait)」がフランス語で「完全な(パーフェクト)」という意味であることから命名、制定されました。
 完全試合とは、野球やソフトボールの試合における記録のひとつで、相手チームの打者を一度も出塁させずに勝利することです。
 全ての打者を凡退させる必要があるのですから、ヒットだけではなく、四死球や失策なども許されないのですから厳しいですね。
 よく似た言葉に、ノーヒットノーランがあります。四死球や失策などで出塁を許しながらも無安打無失点に抑えた場合はノーヒットノーランと呼ばれます。ヒットで出塁を許しても一人も生還させなかった場合を「完封試合」といいます。
 金田とか槙原など著名な投手が達成していますが、あまり馴染みのない人もいます。日本では、20人に達していないのですね。
* 
■ 貿易記念日
 6月28日は「貿易記念日」です。1963(昭和38)年に通商産業省(現在の経済産業省)が制定しました。
 江戸幕府が英仏露蘭米の五か国に、横浜・長崎・箱館(函館)での自由貿易を許可する布告を出したのが、1859(安政6)年のこの日だったのです。
 江戸時代の輸出品というと銀がその代表的なものです。それ以外に硫黄や銅などがありますが、マッチや醤油という変わりダネもあります。
 因みに輸入品としては生糸や絹織物があります。明治新政府が殖産振興策として織物に力を入れたのは、その影響からではないでしょうか。

(ドアノブ)

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 since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会
【ブログ 経営コンサルタントの育成と資格付与】

 日本経営士協会は、特定非営利活動法人として内閣府による認証を受けた経営コンサルタント団体です。1951年に誕生し、経営コンサルタント育成と経営士・士補資格付与活動を1953年から積極的に行ってきている、日本で最初に設立され、約65年もの永きにわたりまして社会貢献をしてきています。  このブログは、主に次のような方々を対象に、時宜に即した情報を毎日、原則として複数本のブログをお届けしています。経営というのは、根底に流れいるものは、下記のいずれにも共通し、視点を変えるだけでそれを応用することができるという信念を基に、あえて三兎を追っています。

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