経営コンサルタントへの道

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■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】2月1週2 3Dプリンター

2015-02-08 21:13:26 | 新米コンサルタントの日記

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】2月1週2 3Dプリンター




 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
 迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。心機一転してコンサルティング・ファーム竹之下経営に入社したが、戸惑うばかりである。こんなことも体験・・・

【 注】 日記から週記へ
 2013年11月24日から、日記ではなく「週記」になりました。週のうちに数回新規記事をアップロードします。また、逐次部分改訂をしますので、引き続き毎日ご覧下さると幸いです。

 

 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。

【注】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

 【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
 


 2015年2月1週2 3Dプリンター

■ 早朝散歩 150211

  バックナンバー


■ セント光学初仕事  150212

  バックナンバー



■ チュータリングサービス 150213

 今月のチュータリングサービスのテーマは、「経営理念の構築・再構築ツールの商品化」であった。すでにタスクとして、提出してある回答を下に、講師がコメントと解説をして行く。
 私が提出したタスクが紹介され、嬉しく思った次の瞬間、その説明をするように指示され、頭の中が真っ白になってしまった。何を説明したのか、記憶にないほど上がってしまった。
 講師は、そのようなひどい回答でも、それに対する説明の不充分な部分を補ってくれたり、「MECEでなければならない」と注意が与えられた。MECE、すなわち「漏れなく重複なく」というロジカル・シンキングの基本である。
 ロジカル・シンキングの規範には、かなり自信を持っていたが、それは知識として出遭って、このようなコンサルティングの実践現場で役立つだけに至っていないことを思い知らされた。
経営士塾タスクブログ参照
  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2570.html



■ 匠製本機械 3Dプリンター  150214

 アメリカ向け断裁機が十%ほど、市場のライバルに比べて安くして欲しいという要望がUSGM社からすでに先週出ていて、それに対する対策が進んでいる。約五%ほどのコストダウンの見通しができたが、今のところそれ以上は困難そうである。
 一方、断裁機の心臓部である刃の耐久性を他社比較してみると、刃のライフが五十%位他社より長いことがわかった。五%のコストダウンと、刃の耐久性メリットでライバルに勝てる旨をUSGM社に伝えると、早速、十台のトライアルオーダーが入って来た。私とともに下戸である萩野専務と、ウーロン茶で乾杯をした。
 3Dプリンターの自社開発することは難しいが、海外からの輸入については、すでに既存のメーカーにコンタクトを始めている。その反応もすでに出ているので、自社開発は当面やらないことに決めた。
 社長と夕食を供にする機会が訪れ、諸々のことを話し合った。私は、売上の伸び悩みを心配している。そこで、国内営業強化支援についてもやってゆきたい旨を伝えると覆いにより込んでくれた。
 一方、社長としては社内管理体制のあり方が不安であるという声も聞けた。確かに、代金回収に漏れがあることが気になっていた。それを放置していたことを反省した。
 断裁機で当面、売上を上げて、資金余力を作って3Dプリンター輸入販売やできれば自社開発をしたいと、夢を語り合った。



■ 顧客開拓  150215

 先週から、中小企業家同友会会員名簿から、ターゲット顧客像にある企業のリストづくりを進めてきた。ターゲットが決まっているので、意外と簡単そうであるが、時間がかかる。この一週間で三〇余社の候補が挙がった。
 これまでの経験から、手書きによる手紙の効果が比較的高いように思えるので、このリストに基づき、毎日数社ずつ手が来て自分の思いをぶつけることにした。
 たまたまチュータリングサービスの講師が、チャットタイムを作ってくれたときに、経営士補では、クライアント側が、こちらを頼りなく思う可能性があるというようなことをおっしゃっていた。
 私には、経営士など、まだまだ先の話であると、半分聞き流した。

■ 早朝散歩 150151

■ セント光学成功の理由  150152

■ チュータリングサービスのタスクと予習 150153

■ 匠製本機械  150154

 先週来、社長にいろいろと提案してきた。社長は、一つ一つキチンと検討してくれている。その反応に、手応えを感じるとともに、経営コンサルタントとして仕事をしているなーと実感する。

 USGM社の件は、先方からの反応を待つだけでは能がないので、顧客からの手応えはどうであったのか問い合わせたり、日本の他のメーカーの動向を知らせたりした。先方から、顧客の反応は概して良いが、価格的にライバルより10%位高いという返事である。その点でも、社長は検討するために、先頭に立って開発部長をすでに何度も協議をしてくれている。

 3Dプリンターの開発製造に関する提案書は、技術者らしく、自社の技術レベルから自社独自の開発は難しそうであるという見解である。一方、3Dプリンター開発の助成金申請については、銀行と相談しながら書類作成などを進めている。

 

【詳細あらすじ】 ←クリック
 上記より詳細な、これまでの内容をダイジェストで見ることができます。

 

 お勧め書籍 クリティカル・シンキングのポイントが解る本」今井信行著 秀和システム

 

「小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記」にも、しばしば登場する「クリティカル・シンキング」であるが、経営コンサルタントのみならず、ビジネスパーソン、学生、家庭の主婦など誰にも通じて必要なスキルを図解を中心にやさしく解説している。

 前号の【経営コンサルタント竹根の起業日記】 ←クリック
  【 注】 切り替えタイミングによって、前号掲載がないことがあります。

 

■【主な登場人物・会社団体】

 

◇ 竹根好助 若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。

◇ 愛コンサルタント
 日本経営士協会理事長である愛氏が経営する会社。愛氏は経営コンサルタント歴四十年の大ベテラン

◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。

◇ 笹本 日本経営士協会知修塾コーディネーター


◇ 秋元 商社マン、竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻

 


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