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【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  「認め合う」企業風土が会社を伸ばす 3215-4819

2024-08-19 12:03:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  「認め合う」企業風土が会社を伸ばす 3215-4819 

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   「認め合う」企業風土が会社を伸ばす 3215-4819
 「〇〇さん、いつもありがとう」「〇〇さんはこんなところがすごい」ー。横浜市を拠点に物流業務の請負や出荷代行などの事業を手掛けるT社では、ふだん社員がお互いに「いいね」と思っていることを紙に書いて渡す「AIS(アイス)カード」という取り組みを行っている。
 社員同士がカードをやり取りすることで、お互いを認め合う。続けているうちに社員同士のコミュニケーションや連携、思いやりの気持ちが深まるようになったそうだ。その効果は取引先にも波及。「取引先から、T社さんに任せてから、うちの会社の雰囲気もよくなった、と言っていただけることが増えた」と代表取締役のS氏は目を細めた。
 父が創業した会社に大学を卒業してすぐに入社し、1999年に経営を引き継いだS氏。手間と人手がかかる取引先の物流部門を、丸ごと請け負う事業を拡大させ、会社を成長させた。「人財育成」に特に力を入れ、風通しのいい組織風土づくりをいつも意識して経営にあたってきたという。取引先の物流拠点などに営業所を置き、その懐に入って仕事をする。社内外とのコミュニケーション、連携をしっかりととらないと成り立たない。それだけに「人財こそが当社の強み」と胸を張っている。
 中小企業大学校経営後継者研修の一期生。社員のスキルアップに同校を積極的に活用し、社内でも積極的に勉強会を開催している。「AISカード」の取り組みは、入社5~10年の若手・中堅社員が組織するプロジェクトチーム「拓未会(たくみかい)」の提案から始まったそうだ。人財育成に積極的なS氏の経営姿勢が社員たちにも浸透している表れでもある。
 社員が「認め合う」企業風土づくりはここ数年、関心が高まっており、大手企業もさまざまな形で取り組んでいる。社員同士が互いに認め合うことで、社員間の連帯感を強め、社員一人ひとりのモチベーションがアップする。ひいては、社員の会社に対する満足度の向上や顧客満足度を高めることにつながる。T社の取り組みからもその効果がみてとれる。

【 コメント 】

 社員とのコミュニケーションに課題を感じていたり、社内の雰囲気に問題を感じていたりしている経営者は少なくないでしょう。

 日本人は「ストレートな感情表現が苦手」と言われることが多いですが、まずは「互いを認め合う」企業風土づくりにチャレンジしてみてはどうでしょいうか。

 ぎこちなかった会社の歯車が突然、スムーズに回るようになるかもしれませんね。

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 
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