経営コンサルタントへの道

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【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】3-05 合従連衡 経営の高度化に立ち向かう 強敵に立ち向かうための連合戦略

2024-09-14 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

  【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】3-05 合従連衡 経営の高度化に立ち向かう 強敵に立ち向かうための連合戦略        


 
  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。
 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。
 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 以前にも四字熟語をご紹介していましたが、一般的な意味合いを中心にお話しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。以前の四字熟語ブログもよろしくお願いします。

  第3章 経営に戦略的企画力を
 日本の経営者・管理職は、非常によく勉強をしていますが、耳学問が進みすぎて、それらに振り回されすぎているように思えます。いろいろな経営理論を聞きかじり、そのメリットのみが強調されたお話を聞き、消化不良を起こしていることに気がついていません。そのために「知っているつもり」「やっているつもり」という”つもり”が積もっていて、自社にとって最適な方法が提案されても「陳腐な理論」「古い経営手法」というような位置づけでかたづけてしまっている企業が多いです。
 四字熟語の中には、【心 de 経営】の精神に則る、経営者・管理職の心の糧になる発想が多数見つかります。前章の思考法を用いながら、それを企業経営に活かすことが、“戦略的”な経営に繋がります。企業経営で欠けている【心 de 経営】をいかに読み解いて、戦略経営を行うかを感じ取ってください。
 3-05 合従連衡 経営の高度化に立ち向かう
       ~ 強敵に立ち向かうための連合戦略 ~


 「従」という字は「縦」、「衡」は「横」という意味で、各々が「南北」と「東西」を表します。「合従連衡(がっしょうれんこう)」というのは、「南北に合流し、東西に連携を図る」ことの意です。このことから「強敵に立ち向かうための戦略」を指します。類語に「合従連横(がっしょうれんおう)」という言葉がありますが、ほぼ同意と考えて良いようです。
 「野党が合従連衡」などと表現しますが、「巧みな謀を巡らした外交政策」という意味でしばしば使われています。もともとは、史記に掲載されている中国の戦国時代の戦略から来ています。
 南北に6カ国が連合したのですが、それを「合従」と呼びました。ところがその合従が破綻すると東西に6カ国が連合し、それを「連衡の策」と呼んだことからあわせて「合従連衡」となりました。
 今日、経営環境は非常に厳しさを増しています。そのために経営も高度化を余儀なくされてきたことから、一人の経営者だけでは、あるいは経営コンサルタント単独では、全ての問題に立ち向かうことが難しくなってきました。
 かつては、一人の経営コンサルタントで全てのコンサルティングをできるようになってはじめて一人前と言われました。ところが全てに対応できるような間口の広いコンサルティングでは、複雑化し、高度化した昨今の経営環境下では、企業が抱える問題を解決することが困難なのです。
 少々宣伝ぽくなってしまいますが、私が所属します経営コンサルタント団体では別項でも述べていますが、「共業・共用・共育」という言葉を掲げています。経営コンサルタント同士が切磋琢磨し(共育)、ノウハウを蓄積してそれを相互で利用し合い(共用)、さらにそれを利用して共にコンサルティング業務に取り組む(共業)というユニークな発想でいます。
 そのために同協会は「士業の異業種交流会」とも呼ばれます。同協会に相談をかけると最適なコンサルタント(チーム)を受けられます。一つの声かけで、複数の専門コンサルタントが難問解決に取り組んでくれます。「ワンストップ・コンサルティング」を提供をする日本最初の経営コンサルタント団体なのです。
 企業経営面で見ましても、一つの企業でありながら、部門間の対立をしている状況を時々見ることがあります。社内でムダなエネルギーを使うよりは、まずは社内で合従連衡して、そのエネルギーを対外的に利用した方がロスが少なくて、効率よい経営展開をすることができます。
 合従連衡と関連して「遠交近攻(えんこうきんこう)」という四字熟語がしばしば上げられます。「遠交」とは遠くの国と親しく交わることをいい、「近攻」とは、近隣の国とは敵対して攻め入るという外交政策です。中国の戦国時代、秦の范雎(はんしょ)が王に進言した戦略で、どこかの国の政策みたいですね。
 経営でも地域戦略とか代理店戦略で、どの地域とか代理店を重点化して経営資源を重点配分するかを検討することがあります。中小企業ですと、日本全国をきめ細かく営業展開するのでは、経営資源が分散してしまうことから効率が悪いことがあります。「遠交」として、遠地では代理店と提携して営業展開をし、「近攻」すなわち自社の近くは、自社の営業パーソンが直接営業展開をするというような経営戦略も考えられます。
 類似四字熟語に「共存共栄(きょうぞんきょうえい)」というのがあります。互いに助け合って行き、共に栄えるということです。「共存(きょうぞん)」の「存」は、「そん」と読むこともあります。「共生」という言葉にも通じ、お互いに良い面を活かしあい、弱点を補強するために補完し合うことで「共栄」に繋げることができます。「ウィン・ウィンの関係」という言葉にも通ずるのではないでしょうか。
 この言葉の反対の意味を持つのが「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」「優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)」で、生存競争の厳しさを表すときに用いられます。弱い動物の肉を強い動物が食べる、ということから、弱者が強者に潰されてしまう状況を挿します。世の中では、時々「正者悪食(しょうしゃあくしょく)」という状況に出くわすことがあります。まじめな人が滅んだり、損をしたりして、そうでない人に有利なことが起こってしまったり、「正直者が馬鹿を見る」ということになってしまったりすることです。同様に、正論を唱える人の声より、ねじ曲げられた考えを持つ、声の大きな人がのさばることもあります。
「奸佞邪知(かんねいじゃち)」の「奸佞」は「心がねじれ、悪質である」、「邪智」は、「ねじ曲がった知恵」ということで、「ひねくれて、悪知恵が働く」ことをさします。このような世の中にはしたくないですね。
 因みに、論語で孔子は「益者三友(えきしゃさんゆう)」という友達を持つための三原則を述べています。「付き合いをするのに有益な友人というのは、正直な人、誠実な人、知識があって賢明な人」と言っています。徒然草の中で、吉田兼好は「良い友達には三種類ある。物をくれる人、医師、賢い人」をあげています。
「益者三友」の反意語として「損者三友(そんじゃさんゆう)」という四字熟語があります。兼好は、友達にふさわしくない人とには、七種類あるとあげています。「①身分が高く住む世界が違う人、②青二才、③病気をせず丈夫な人、④飲んだくれ、⑤血の気が多く戦闘的な人、⑥嘘つき、⑦欲張り(四字熟語辞典)」だそうです。
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月13日 ◇トップダウンとボトムアップにおける誤解 ◇高千穂峡『真名井の滝』

2024-09-14 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月13日 ◇トップダウンとボトムアップにおける誤解 ◇高千穂峡『真名井の滝』 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 自民党の総裁選が目の前に来ています。

 一年前、岸田内閣の顔ぶれが発表になりました。

 その時に、マスコミ報道と、私の受け取り方に、微妙なずれがあるように思えたことを覚えています。

 主な閣僚が留任し、何のための改造なのか、女性を多用するのは好ましいことですが、選挙を控えて、なんとなく「やっています」という人気取りのように思えました。

 岸田氏の就任前に感じた、「他の候補者よりはまし」と思ったのが、「まし」の度合いが低く感じました。

 野党が、あまりにもだらしがないために、政治が良い方向に加速度がつかないのではないかとも思いました。

 残念ながら短命内閣と懸念していましたが、退任時には、政権の長さが戦後七位にランクされるという事実に驚きました。

 日本の首相というのは、短期交代が多いということなのですね。

 総裁選、野党第一党の立民党党首選、どの様な結果になるのでしょうか。

■【今日のおすすめ】

 【カシャリ!一人旅】 宮崎県・高千穂09 高千穂峡 真名井の滝 小さなバス旅

 高千穂峡と言いますと、「真名井の滝」を連想する人が多いのではないでしょうか。

 真名井の滝を撮影するには、望遠レンズがあると便利です。

 ボートに乗ると、撮影アングルの自由度が増しますが、舟の数が限られていますので、待ち時間が長いのが欠点です。

 雨降る真名井の滝は、川が濁っていました。

 今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。

■1-05  トップダウンとボトムアップにおける誤解 A715

 企業や組織におけます意思決定法として、トップダウンとボトムアップという方法が思い浮かびます。

  一般的に、「トップダウン」といいますと、組織の上層部が意思決定をし、その実行を下部組織に指示する意思伝達や管理方式を指します。

 一方、「ボトムアップ」は、下からの意見を吸い上げて全体をまとめていく管理方式です。

 トップダウンというのは、「トップからの指示命令だけで経営管理が行われる、ワンマン経営のことである」と両者が混同されることが多いです。その結果、「ボトムアップは、トップダウンに比べて民主的である」と誤解されがちなのです。

 トップダウンというのは、トップからの一方的な意見や考え方、やり方を、社員に押しつけるものではありません。社員の声に耳を貸し、それに対して謙虚な姿勢で傾聴し、経営理念や基本思想、創業者精神などに合致するかどうかを検討します。

 社員の声を採用することが好ましいという判断の場合には、思いつきのように、小手先のやり方を変えるだけではなく、自社の伝統的な運営手法に沿うような形で、そのアイデアを取り込むことはできないかどうか、まずは、現状に即した方法を検討します。

 その検討結果、出てきました結論を、クリティカル・シンキングの視点で見直します。

 そこで、採用が妥当であると決定されましたら、年度計画等に取り入れたり、規定・内規等に定めたりして運用してゆきます。

 トップダウンは、トップなど、上層部だけの考えで運営する経営手法ではなく、社員の意見を取り入れる姿勢で、聴く耳を持って、社員の意見を検討すべきです。

 社員は、全て正しいことを言っているわけではありません。トップは、企業経営という視点からモノを見ます。一方で、社員は、現状をいかにしたらより良くすることができるのかという志向が強く出る考え方を持っています。「社員の意見は全て取り込む」というのではなく、検討し、必要性や重要性を勘案して最終意思決定を行うのです。

 社員の意見を傾聴するということは、双方向コミュニケーションが基本であることも忘れてはなりません。社員の劔が採用されない場合には、提案者が納得できるような返事を返すなどして、建設的な意見を続けてくれるようにしなければならないのです。

 それには、ロジカル・シンキング等の論理思考手法を取り入れた、重考の上で決定されるべきです。

【経営コンサルタントの独り言】

 先日、ネットサーフィンをしていたときに、ある有名コンサルタントが「日本企業は、トップダウンで経営を進めているので・・・」ということをおっしゃっていました。
 たしかにアメリカ企業のように、トップダウン企業もあるでしょう。
 しかし、多くの企業が、いまだに、会議とか、中には稟議制度で決定していることが多く、意思決定に時間がかかり、大過ない意見にまとまり、グローバル・マーケットで負けてしまっているように思えます。

 原点に戻り、トップダウン/ボトムアップを正しく理解する必要があるのではないでしょうか。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴

 だいぶ以前のことですが、ネットで、ある精神科医の先生が「生きがいは自分の外に置いておく」と述べていました。「生きがい」と「精神科医」という組み合わせに大変興味深く思いました。

 「生きがい」というのは、人それぞれです。この精神科医は、仕事を生きがいにしている人に対して、特に、言いたかったのではないでしょうか。

 その精神科医は、「生きがい」を重視されている方のようですが、その先生が「自分の外に置く」「自分の中心に置くな」と「警告」に近いアドバイスをしていました。

 かくいう、私は、経営コンサルタントという職業が天分であるかのように思って毎日を過ごしています。

 私自身、経営コンサルタントという仕事を永年やってきながら、この視点でお話をしたり、自分自身を見つめ直したりすることがなく、また、大変興味を持ったので、考えてみました。


 仕事を生きがいにしている人の多くは、特段に趣味を持ったり、スポーツをしたりということをしない人ではないでしょうか。仕事にやりがいを感じるというのは、「ある種の逃避」「自分に対するごまかし」かもしれません。

 首題の精神科医によりますと、「ある特定の生きがいを自分と一体化させてしまうと、仕事が生活の中心となって、うまく回っているうちは問題ありません。しかし、何かがあったらもう人生がおしまいだということにもなりかねない。」とおっしゃっていました。

 確かに、生きがいがうまくいかなくなると、その人の安定性が直に脅かされることになるわけですので、精神科医が懸念するまでもなく、私のような素人でも好ましいことではないと考えます。

 その精神科医は、「生きがいややりがいというのは、あくまで外野にある、つまり自分の中ではなく、自分の外にあるものだ」ともおっしゃっています。たとえ、生きがいとなっている仕事がうまくいかなくても、それは本人の外にあるものですから、本人自身が揺るがずに存在し続けるでしょう。

 生きがいというのは本来、そのことをやっていて、楽しいことであり、それにより生活が充実すべきことではないでしょうか。万一、それが楽しくなくなってしまっても、ほかに楽しいことを探せば良いのです。

 私の場合は、きままな「旅」が好きで、大学生の時代にアルバイトをして軽自動車を購入、それで、日本全国を回るということをしてきました。一方で、子供の頃から写真に興味があり、この二つの趣味が一体化し、今日では、ブログやサイトを通じて、写真をアップロードしたり、ユーチューブで映像を楽しんだりしています。

 それを、自分の「生きがい」とは意識していませんでしたが、昨今では「庭園」というテーマを意識し、日本の庭園をできるだけ多く紹介したいということに取り組み始めています。

 まだ、緒に就いたばかりですが、残された人生でどこまでできるか、自分でも楽しみです。

    http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【最新号】
【これまでお話】 バックナンバー

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 9月14日 ■ メンズバランタインデー ■ 岸和田だんじり祭 山車の屋根から落ちないのでしょうか

2024-09-14 00:03:00 | 【今日は何の日09月】

 

  【今日は何の日】 9月14日 ■ メンズバランタインデー ■ 岸和田だんじり祭 山車の屋根から落ちないのでしょうか


 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ メンズバランタインデー

 9月14日は「メンズバレンタインデー」として、男性から女性に下着を送って愛を告白する日だそうです。一方で「セプテンバーバレンタイン」と言って3月14日のホワイトデーから半年目にあたり、別れを切り出す日でもあるそうです。

 世の中、矛盾が多いですが、矛盾という言葉の語源である十八史略の「矛(ほこ)」と「盾(たて)」のような話しですね。

 私にとっては、弟のようにかわいがってきた従弟の誕生日なのです。その従弟は、生体肝移植の日が決まっていたのに、母親の急逝でせっかく廻ってきた機会を失い、遂に他界をしてしまいました。

 子供の頃から病弱でしたが、絵を描くことが好きで、日本のアニメーション勃興期から苦労を重ねてきた一人でもありました。かつてはテレビを見ては、彼の名前が表示されないかと目をこらしたことが思い出されます。

合掌

■ 岸和田だんじり祭

 「だんじり」といえば2011年NHK朝の連続小説「カーネーション」で一層その名を高めました。

 大阪府岸和田市にある岸城神社で、9月14日?15日にかけて岸和田祭りが開催されます。「岸和田の喧嘩祭」とか「岸和田の血祭」といわれています。NHKのテレビ番組を見た方はご存知の通り、地車(だんじり)と呼ばれる四トンもの巨大な山車を街中に曳きながら、広くない直角の道を見事にすり抜けます。屋根には大工方という、前方進路を監視し、団扇を使って後梃子に指示を出す重要な役割を演じます。

【Wikipedia】岸和田だんじり祭り

 約300年の歴史と伝統を持つと言われており、1703年(元禄16年)、当時の岸和田藩主であった岡部長泰が、京都伏見稲荷大社を岸和田城三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭を始まりとする説に基いている。なお、それ以前から行われていた牛頭天王社(岸城神社)の祭礼から発展したとする説もある。
 氏神社へ参内し、五穀豊穣・無病息災などを祈願する「宮入り」が本分であるが、速度に乗っただんじりを方向転換させる「やりまわし」が醍醐味で、曳行コースの曲がり角は大勢の観客であふれる。また、だんじりに施された非常に精緻な彫刻も見所で、休憩時などの停止中に申し出れば見物を許可してくれることもある。

■ 【今日は何の日】その他

◇ 四天王寺一乘会

◇ 以八忌

(ドアノブ)

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

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