このところ、豚の角煮を試作研究(?)している。
角煮が好物ということもあるが、クルマ旅の保存食として、使い勝手が良いからだ。
ポリ袋に小分けして、自宅で冷凍したものを、クルマの冷凍室に入れて旅に出る。
おかずにも酒のつまみにもなるし、角煮ドンブリやラーメンの具にするのも良い。
ほぐして生野菜と混ぜればサラダにもなる。
研究成果の一部を披露最初に肉の表面を焼くのはムダな作業
「肉の旨みを逃がさないために、最初にフライパンで肉を焼く」というレシピが多い。
同じ肉を、焼いたものと焼かないものの2グループに分け、一緒に調理をしてみたが、出来上がりは同じだった。
煮れば両者は見分けがつかなくなるし、食感も味も全く変わりがない。
トロトロになるまで煮込めば、表面組織がボロボロになるのだから、旨みが逃げないという能書きは、思い込みに過ぎないようだ。塩分を加えてからは、煮れば煮るほど、肉の部分が硬くなって行く
常圧で5時間ほど煮て分かったことだが、塩分の無い湯で煮れば煮るほど、肉は柔らかくなる。
しかし、いったん醤油を加えてしまうと、今度は肉質部分が固くなっていくようだ。
これは3時間以上煮続けながら、経過を観察することで分かった。(もっと長く煮たらどうなるかは未確認)。
つまり、いつ味付けするかが大事なポイントになる。
ほかには脂の抜け方を調べるなど、試行錯誤6回にして、自分流の簡単レシピを完成。
今日は、次のクルマ旅に備えた角煮を作った♪ところで、試作中の角煮はどれも、子や孫たちが「超ウマイ!」と喜んで食べてくれた。
ネット上に「美味しい作り方」「トロトロ角煮」など、自慢のレシピがワンサカ並んでいるのは、豚の角煮というのは下手に作っても美味しいからだろう。
もちろんボクもその一人。