信州クルマ旅みやげの渋柿で、今年も干し柿を作っている。
恒例の行事みたいなもので、いつのまにか「自分流の作り方」が出来上がった。
いくつかのコツがあるが、いちばん大事なのは「天気」かもしれない。
以下に作り方ポイントをまとめてみた。
①熟れているほど甘い干し柿になるので、なるべく色の濃いものを使う。
自宅に柿の木がある人は、可能な限り収穫を遅らせるのが良い。
②皮を剥くのは、「向こう3日間の晴れが続く日」にする。
3日間干せば表面に乾いて安定した薄皮が出来て、カビ防止、色の黒ずみ防止になる。
天候に恵まれない場合は、扇風機を2日間ほど当てて、一気に薄皮を作ると良い。
一般に言われる「熱湯に潜らせてカビ防止」の必要はない。洗ってから皮を剥いた柿の表面は、消毒したものと同じ無菌状態になる。
熱湯を潜らせたものと、潜らせないものの出来上がり比較をしてみたこともあるが差は出なかった。
③あとはお決まりの手順である。
数日干して柔らかくなったら、揉んで中のシコリを潰し、さらに数日干したらもう一度揉む。
柿色で柔らかなアンポ柿風にするか、もっと干してコロ柿にするか、さらに寝かせて粉を吹かせるかは、お好みしだい。
④保存は、冷蔵庫ではカビが出るので、ラップして冷凍する。
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