家に真っ黒なベーラという猫がいます。
この猫は正式には家猫になっておらず、2階のネコ部屋にこもっている猫です。もともと外で餌やりを7年もしていたのですが、かなり歳をとってきておばあさん猫になり家の中に保護しました。ところが家猫と仲が悪く、大喧嘩になってしまいやむを得ずネコ部屋に入れておきました。
何しろのら生活が長く、家族には少しは慣れてきたのですが、基本的には野良猫のままのようです。家猫たちを閉じ込め部屋のドアを開けてやるのですが、階段を下りては来ても全く触れず、すぐに部屋に逃げ帰ってしまう状況でした。部屋の中では触るとゴロゴロいうのですが、抱き上げると固まってしまいすぐ暴れます。何とか慣れさそうとはしていたのですが、この状態のまま2年近くたってしまいました。
部屋の中で呼ぶとかわいい声で鳴いていたのですが、たぶん1年前ぐらいから変な声になり、全く鳴かなくなってしまいました。これも気になっていたので、1か月前ぐらいに健康診断に連れていき、ぐらぐらの歯を抜いてもらったり、血液検査などしましたが全く異常はありませんでした。
ところがその後呼吸するたびにのどがゴロゴロなるようになってきたのです。明らかに呼吸が苦しそうで、舌も少し出しています。そこで獣医さんに連れていくと、のどの炎症だろうということで、抗生物質と抗炎症剤をもらって帰りました。これを1週間飲ませたのですが、一向に良くなる気配がありません。むしろだんだん悪くなるようで、呼吸の時の音も大きくなってきました。
獣医さんに電話すると別の抗炎症剤を出すというので、もらってきましたが、これも全く効きません。そのうち苦しいのか前足でのどをかきむしるようなしぐさが出てきました。舌もかなり出したままになっており、呼吸音もかなりひどいものでした。獣医さんに連れていきX線を取ってみると、気管のちょうど声帯あたりが5,6ミリ盛り上がっており、塞がりそうになっていました。それでも獣医さんの酸素室(ICUだそうです)に入ると少しは楽そうになっていました。
獣医さんの都合で3日後でないと手術ができないというので、酸素室に預けて帰ってきました。手術といっても麻酔をかけ、口を大きく開けて鉗子のようなものでふくらみをちぎったようです。試験管の中に入った組織を見せてもらいましたが、白とピンクのきれいな塊でした。それでもこれでかなり楽になったようで、舌も引っ込み酸素室の中で横になっていました。この日も預けて様子を見てもらい、次の日家に帰りましたが、やっとエサも食べられるようになりました。
現在この取った組織を検査に出していますが、悪性腫瘍でないことを祈っています。
この猫は正式には家猫になっておらず、2階のネコ部屋にこもっている猫です。もともと外で餌やりを7年もしていたのですが、かなり歳をとってきておばあさん猫になり家の中に保護しました。ところが家猫と仲が悪く、大喧嘩になってしまいやむを得ずネコ部屋に入れておきました。
何しろのら生活が長く、家族には少しは慣れてきたのですが、基本的には野良猫のままのようです。家猫たちを閉じ込め部屋のドアを開けてやるのですが、階段を下りては来ても全く触れず、すぐに部屋に逃げ帰ってしまう状況でした。部屋の中では触るとゴロゴロいうのですが、抱き上げると固まってしまいすぐ暴れます。何とか慣れさそうとはしていたのですが、この状態のまま2年近くたってしまいました。
部屋の中で呼ぶとかわいい声で鳴いていたのですが、たぶん1年前ぐらいから変な声になり、全く鳴かなくなってしまいました。これも気になっていたので、1か月前ぐらいに健康診断に連れていき、ぐらぐらの歯を抜いてもらったり、血液検査などしましたが全く異常はありませんでした。
ところがその後呼吸するたびにのどがゴロゴロなるようになってきたのです。明らかに呼吸が苦しそうで、舌も少し出しています。そこで獣医さんに連れていくと、のどの炎症だろうということで、抗生物質と抗炎症剤をもらって帰りました。これを1週間飲ませたのですが、一向に良くなる気配がありません。むしろだんだん悪くなるようで、呼吸の時の音も大きくなってきました。
獣医さんに電話すると別の抗炎症剤を出すというので、もらってきましたが、これも全く効きません。そのうち苦しいのか前足でのどをかきむしるようなしぐさが出てきました。舌もかなり出したままになっており、呼吸音もかなりひどいものでした。獣医さんに連れていきX線を取ってみると、気管のちょうど声帯あたりが5,6ミリ盛り上がっており、塞がりそうになっていました。それでも獣医さんの酸素室(ICUだそうです)に入ると少しは楽そうになっていました。
獣医さんの都合で3日後でないと手術ができないというので、酸素室に預けて帰ってきました。手術といっても麻酔をかけ、口を大きく開けて鉗子のようなものでふくらみをちぎったようです。試験管の中に入った組織を見せてもらいましたが、白とピンクのきれいな塊でした。それでもこれでかなり楽になったようで、舌も引っ込み酸素室の中で横になっていました。この日も預けて様子を見てもらい、次の日家に帰りましたが、やっとエサも食べられるようになりました。
現在この取った組織を検査に出していますが、悪性腫瘍でないことを祈っています。