ごっとさんのブログ

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オリンピック 錦織銅メダル

2016-08-16 10:38:18 | テニス
昨日錦織はモンフィスとの大接戦を制して準決勝進出、メダルまであと1勝ということを書きました。

それにしてもオリンピックなのに連日試合をするという、かなり厳しい日程になっています。準決勝の相手は予想通り前大会優勝でNo2マレーとの対戦となりました。現在の錦織の目標は、ビッグ4にもしっかり勝つことですが、現在の錦織とマレーを比較すると、マレー有利となってきます。

実際に試合が始まると、錦織の足の動きが非常に悪く、やはり連戦の疲れが出ているようでした。このためかサーブも入らず、ストロークにも切れがなく、マレーの一方的な試合となってしまいました。1セットは1-6で取られましたが、2セットに入り少しは意地を見せてくれましたが、4-6のストレート負けになってしまいました。

それにしても最近のマレーはすごいに尽きるような動きで、同じように連戦であり、それほど楽に勝ってきたわけではないのに、全く疲れを知らないようでした。やはり錦織もこのレベルになるのはもう少し先のようです。

さて運命の三位決定戦はなんとナダルとの対戦となりました。この準決勝でナダルを破ったデル・ポトロについては、いろいろ面白い話があるのですが、またの機会にします。私はナダルには1勝9敗という戦績にあるように、まず勝てないだろうと録画して寝てしまいました。たまたま3時ごろトイレに起きたところ、かみさんが1セットとって勝てそうだというのです。そこでそのまま観戦することにしました。

2セット目からでしたが、明らかにナダルの動きが悪くなっていました。ナダルはダブルスにも出ていましたので、この1週間で10試合となり、さすがに疲れが出たようです。錦織は順調にゲームを取り、5-2でのサービスゲームを取れば勝ちというところまで行きました。

ところがメダルがちらついたのか、錦織ががちがちになってしまったのです。サーブは入らず、ストロークはミスだらけとなり、ナダルの調子が上がってきたこともあり、まさかの4ゲームを連取され、タイブレークもとられなんとこのセットを失ってしまいました。

それでも長いトイレ休憩で気持ちを切り替えたのか、ファイナルセットはいつもの錦織が戻ってきました。さすがのナダルもやや調子が落ちてきたようでミスも出始め、このセットを6-3でとり、見事銅メダルを獲得しました。

もちろん銅メダルもすごいことですが、今まで勝てなかったナダルに勝ったということは、今シーズンの残りを考えると、錦織にとって大きな1勝といえます。すでに錦織も出場予定のアメリカでのマスターズが始まっているという、厳しいスケジュールですが、今月末の全米オープンまで休んだ方がよいような気がします。