先日書きましたように、ついにツアーファイナルという特別の大会が始まりました。
この大会は前回書きましたように、世界のトップの8人が集まり世界一を決定する大会ですので、非常に贅沢な大会となっています。例えば選手が使う大きなタオルには、選手の個人名が入っており、非常に立派なものです。いわばここまで拘っていると言えるのかもしれません。
4人ずつ2組に分かれて予選リーグを戦うのですが、錦織は奇数の組に入ったことは前回書きましたが、ここはNo1となったマレーと3位のワウリンカ、5位錦織と7位チリッチという非常に厳しい組となりました。開催前の論評ではこの組は「死の組」と評されていました。
それでも錦織なら何とかしてくれるのでは、という期待を込めて観戦しています。初戦はワウリンカ戦でしたが、これに勝てば準決勝進出も見えてくる代わりに、負ければ全敗もありうるという大切な試合でした。ワウリンカは強烈なサーブと、フォアの強打、そして世界一という片手バックを持つ強敵で、グランドスラムも2回制覇しています。
試合が始まると、どうもワウリンカの調子があまり良くありません。ワウリンカはもともと好調不調の波が激しい選手ですが、この試合は不調の波の様で錦織にとってはついていると言えます。錦織もミスの多い試合になってしまいましたが、なんとワウリンカのサービゲームを2度もブレークし、6-2でセットを取ってしまいました。
この流れで2セット目も6-3という一方的な展開でストレート勝ちを納めました。本当に大きな1勝です。この後の試合でマレーが順当にチリッチに勝ちましたので、2戦目はマレー戦となりました。
これは本当に良い試合となりました。1セットはあまりサーブがよくない錦織が本当に頑張り、サービスゲームをキープし6-6のタイブレークまで行きました。これも取ったり取られたりで目の離せないゲームでしたが、11-9でなんと錦織がとったのです。
この流れで行けば勝てるかと思ったのですが、さすが王者となったマレーで、2セット目の最初の錦織のサービスゲームをブレークし、錦織は追いかける展開となりました。中盤素晴らしい展開で追いついたのですが、終盤底力を見せられ4-6で取られてしまいました。これでファイナルセットにもつれ込みました。
この試合は長いラリーも続き、ジュースまでもつれることも多かったので、非常に長い戦いとなりました。この第3ゲーム錦織のサーブでしたが、さすがに疲れが出たのか2つもダブルフォルトをしてブレークされてしまいました。この流れで1-5でマレーのサービスゲームで、ここまでかと思いましたが、錦織は本当に粘り4-5まで巻き返しました。しかし最後は王者の強みを見せ、4-6でマレーに負けてしまいました。
しかしこの史上最長の3時間20分を本当によく戦い、王者から1セットを取ったというのは素晴らしいことです。これで最終のチリッチ戦となりますが、勝てばもちろん準決勝進出ですし、ワウリンカの試合次第では負けても2位になる可能性が出てきました。
この大会は前回書きましたように、世界のトップの8人が集まり世界一を決定する大会ですので、非常に贅沢な大会となっています。例えば選手が使う大きなタオルには、選手の個人名が入っており、非常に立派なものです。いわばここまで拘っていると言えるのかもしれません。
4人ずつ2組に分かれて予選リーグを戦うのですが、錦織は奇数の組に入ったことは前回書きましたが、ここはNo1となったマレーと3位のワウリンカ、5位錦織と7位チリッチという非常に厳しい組となりました。開催前の論評ではこの組は「死の組」と評されていました。
それでも錦織なら何とかしてくれるのでは、という期待を込めて観戦しています。初戦はワウリンカ戦でしたが、これに勝てば準決勝進出も見えてくる代わりに、負ければ全敗もありうるという大切な試合でした。ワウリンカは強烈なサーブと、フォアの強打、そして世界一という片手バックを持つ強敵で、グランドスラムも2回制覇しています。
試合が始まると、どうもワウリンカの調子があまり良くありません。ワウリンカはもともと好調不調の波が激しい選手ですが、この試合は不調の波の様で錦織にとってはついていると言えます。錦織もミスの多い試合になってしまいましたが、なんとワウリンカのサービゲームを2度もブレークし、6-2でセットを取ってしまいました。
この流れで2セット目も6-3という一方的な展開でストレート勝ちを納めました。本当に大きな1勝です。この後の試合でマレーが順当にチリッチに勝ちましたので、2戦目はマレー戦となりました。
これは本当に良い試合となりました。1セットはあまりサーブがよくない錦織が本当に頑張り、サービスゲームをキープし6-6のタイブレークまで行きました。これも取ったり取られたりで目の離せないゲームでしたが、11-9でなんと錦織がとったのです。
この流れで行けば勝てるかと思ったのですが、さすが王者となったマレーで、2セット目の最初の錦織のサービスゲームをブレークし、錦織は追いかける展開となりました。中盤素晴らしい展開で追いついたのですが、終盤底力を見せられ4-6で取られてしまいました。これでファイナルセットにもつれ込みました。
この試合は長いラリーも続き、ジュースまでもつれることも多かったので、非常に長い戦いとなりました。この第3ゲーム錦織のサーブでしたが、さすがに疲れが出たのか2つもダブルフォルトをしてブレークされてしまいました。この流れで1-5でマレーのサービスゲームで、ここまでかと思いましたが、錦織は本当に粘り4-5まで巻き返しました。しかし最後は王者の強みを見せ、4-6でマレーに負けてしまいました。
しかしこの史上最長の3時間20分を本当によく戦い、王者から1セットを取ったというのは素晴らしいことです。これで最終のチリッチ戦となりますが、勝てばもちろん準決勝進出ですし、ワウリンカの試合次第では負けても2位になる可能性が出てきました。