テニス ツアーファイナル開幕

今年の公式戦最後となるツアーファイナルが開幕しました。

この大会は公式戦といっても、この時点での世界ランキング上位8名のみが参加できる特別の大会です。しかし賞金などはものすごく、出場するだけで2000万円以上になるようです。

また来年度の順位に関わるポイントも大きく、1勝すると200ポイントとなります。これはＡＴＰ250の大会で5試合戦って優勝して、やっと250ポイントとなることからも破格の待遇であることが分かります。開始前から出場の8選手がそろいのスーツでの写真や、豪華なクルーザーでのパーティーなどが報道されています。

選手にとってはこのファイナルに出場すること自体が、非常に名誉なことであり、錦織は3年連続出場を果たしました。錦織が出場するようになるまでは、当然どこのテレビ局なども取り上げませんので、このファイナルという大会があることを知りませんでした。ところが今年はＮＨＫ－ＢＳが、この大会の全15試合をすべてライブ中継することになりました。やはり錦織人気はたいしたもので、テニスファンとしては嬉しい限りです。

今年はこの大会の常連である、フェデラー、ナダルが抜けましたので、Ｎｏ１マレーからジョコビッチ、ワウリンカ、ラオニッチ、錦織、モンフィス、チリッチ、そして若手のティエムが出場となりました。

この8人が2組に分かれ総当たりのリーグ戦を行い、上位2名が準決勝に進むというシステムになっています。今年はランキングの１，３，５，７の組と２，４，６，８、の組という順当な組み合わせになりました。

錦織は5位ですので、奇数の組に入り、非常に厳しい戦いを強いられることになりました。ここで残念なのはやはり前回のパリバオープンでツォンガに破れ、ラオニッチに抜かれてしまったことです。偶数組にいるモンフィスとティエムには、まだ負けことがなく準決勝進出の可能性は高かったのです。

しかしテニスの試合は本当にちょっとしたことで流れが変わったり、この大会は3セットマッチですが逆転があったりと、やってみないとわからない部分が多くあります。錦織にはこの予選リーグ（ラウンド・ロビン）で頑張ってほしいものです。

先に偶数組から始まりますが、1日2試合の最初の試合が日本時間午後11時で、2試合目が午前5時とゆったりとした日程となっています。2試合観戦することは難しいので、録画して次の日に見ることになりそうです。いずれも面白い試合になるはずので、この一週間は体調に気を付けながら楽しむ予定です。