現在開催されているバルセロナオープン(ATP500)がナダルの連覇で決着しました。
この大会は期待の錦織が手首のけがで欠場した代わりに、杉田が活躍しベスト8に残ったことを書きました。
その準々決勝はオーストリアの新鋭23歳のティエムと当りました。彼は若い世代の代表として昨年すばらしい結果を残し、トップテンに入ってきた選手です。厳しいサーブと深いボール、強いフォアのストロークが武器で、毎回良いところまで行っています。
さすがに良い試合をしてきた杉田ですが、このティエムクラスにはまだ届かなかったようです。これまでの試合と同じように良いショットを打っているのですが、ティエムの深く鋭いショットに押され、ベースラインから下がるようになりポイントを奪われるパターンとなりました。
よく拾ってつなげるテニスはできていたのですが、1-6、2-6とやや一方的に負けてしまいました。それでも杉田はこれで順位を上げ、全仏オープンは本戦入りができそうです。
準々決勝ではナダル、マレーと勝ち残りましたが、ナダルは好調にストレート勝ちをしているものの、マレーはやや苦戦で毎回フルセットを戦っています。
その準決勝のマレー・ティエム戦を観戦しましたが、やはりいつものマレーではありませんでした。本来ベースラインで打ち合いどんな球でも拾うというのがスタイルですが、ネットに出ることが非常に多く、またドロップショットを多用していました。明らかに長いストローク戦を避けているようで、まだ膝のけがが完治していないのかもしれません。
それでもこの準決勝は緊迫した試合となり、フルセットの戦いとなりました。それでも自分のスタイルを変えてきたマレーはやや分が悪く、ティエムの力に押し負けた感じで、2-6、6-3、4-6で敗けてしまいました。No1マレーの今後がやや心配になる結果でした。
決勝戦は好調ナダルとこの新鋭ティエムの戦いとなり、やっとBS朝日が放映してくれました。ライブではなく遅い時間帯でしたので、先ほど録画を見てみました。ナダルの試合をじっくり見るのは久しぶりでしたが、好調さを裏付けるような試合となりました。
ナダルのショットはエッグボールと言われるように、強烈なスピンがかかり急激に落ち跳ね上がるという特徴があるのですが、これがやや短くなっていました。ところが今回はこれがエンドラインいっぱいに深く入るのです。ティエムもフォアは左右に決まり、ナダルを走らせるという両者特徴が出た良い試合となりました。
サービスキープが続き5-4となったティエムのサーブで、微妙なミスがティエムに出て、1セットを取られてしまいました。これでティエムの集中力が落ちたのか、2セットは6-1で簡単にナダルがとり、2年連続10回目の優勝となりました。
もう今週末からマドリードオープンが始まりますので、今度こそ錦織を含む日本人選手の活躍を期待したいものです。
この大会は期待の錦織が手首のけがで欠場した代わりに、杉田が活躍しベスト8に残ったことを書きました。
その準々決勝はオーストリアの新鋭23歳のティエムと当りました。彼は若い世代の代表として昨年すばらしい結果を残し、トップテンに入ってきた選手です。厳しいサーブと深いボール、強いフォアのストロークが武器で、毎回良いところまで行っています。
さすがに良い試合をしてきた杉田ですが、このティエムクラスにはまだ届かなかったようです。これまでの試合と同じように良いショットを打っているのですが、ティエムの深く鋭いショットに押され、ベースラインから下がるようになりポイントを奪われるパターンとなりました。
よく拾ってつなげるテニスはできていたのですが、1-6、2-6とやや一方的に負けてしまいました。それでも杉田はこれで順位を上げ、全仏オープンは本戦入りができそうです。
準々決勝ではナダル、マレーと勝ち残りましたが、ナダルは好調にストレート勝ちをしているものの、マレーはやや苦戦で毎回フルセットを戦っています。
その準決勝のマレー・ティエム戦を観戦しましたが、やはりいつものマレーではありませんでした。本来ベースラインで打ち合いどんな球でも拾うというのがスタイルですが、ネットに出ることが非常に多く、またドロップショットを多用していました。明らかに長いストローク戦を避けているようで、まだ膝のけがが完治していないのかもしれません。
それでもこの準決勝は緊迫した試合となり、フルセットの戦いとなりました。それでも自分のスタイルを変えてきたマレーはやや分が悪く、ティエムの力に押し負けた感じで、2-6、6-3、4-6で敗けてしまいました。No1マレーの今後がやや心配になる結果でした。
決勝戦は好調ナダルとこの新鋭ティエムの戦いとなり、やっとBS朝日が放映してくれました。ライブではなく遅い時間帯でしたので、先ほど録画を見てみました。ナダルの試合をじっくり見るのは久しぶりでしたが、好調さを裏付けるような試合となりました。
ナダルのショットはエッグボールと言われるように、強烈なスピンがかかり急激に落ち跳ね上がるという特徴があるのですが、これがやや短くなっていました。ところが今回はこれがエンドラインいっぱいに深く入るのです。ティエムもフォアは左右に決まり、ナダルを走らせるという両者特徴が出た良い試合となりました。
サービスキープが続き5-4となったティエムのサーブで、微妙なミスがティエムに出て、1セットを取られてしまいました。これでティエムの集中力が落ちたのか、2セットは6-1で簡単にナダルがとり、2年連続10回目の優勝となりました。
もう今週末からマドリードオープンが始まりますので、今度こそ錦織を含む日本人選手の活躍を期待したいものです。